1月8日にバグダッドで何者かに拉致されていた米女性ジャーナリストのジル・キャロルさんが30日、無事釈放されました。
キャロルさんの身柄は拉致グループからイラク・イスラム党(スンニ派)に引き渡され、連絡を聞いて駆けつけたワシントン・ポスト紙記者と米軍に保護されました。
キャロルさんは解放後、イラク・イスラム党のTVに出演して、拉致状態やグループの彼女に対する扱いを証言しました。インタヴューの中 . . . 本文を読む
先ほどのTBSのニュース番組「NEWS23」でジャーナリストの綿井健陽氏がバグダッドから報告していました。かねてより、彼の活躍に注目している私は、彼の報告を楽しみにチャンネルを合わせました。
この番組では、昨日から「イラクは内戦なのか」と題して連夜イラク関連報道をしています。
綿井氏は、筑紫哲也氏との掛け合いで、現状を「闇の中の内戦」という表現の仕方をしました。というのは、このところ、闇 . . . 本文を読む
26日にバグダッドのサドル・スィティのモスクで起きた、米軍による住民殺害のニュースは、その後様々な情報が出ており、真相は未だ明らかになっていません。
サドル・スィティは、シーア派の支配地域で、強硬派のサドル師が影響力を持つ軍事組織「メハディ軍」が幅を利かせています。
米軍の発表では、イラク軍特殊部隊と連合でメハディ軍の「お尋ね者」の捜索に入ったところ、メハディ軍の抵抗に遭い、モスク周辺で . . . 本文を読む
内戦状態の続くイラクで27日、新兵募集センターに並ぶ応募者を狙った自爆攻撃があり、少なくとも40人の死者が出た模様です。
爆発のあったのはタマラットと呼ばれるイラク軍と米軍が共同で管理している募集センターで、イラク北部の都市モスルの近くにあります。
26日にはバグダッドのサドル・スィティ地区のイスラム教ムスターファ教会にいたシーア派教徒約20名が米軍とサドル軍(シーア派民兵)の戦闘に巻き . . . 本文を読む
私のブログ「グラフィティ」で、コメント欄についてさまざまなやり取りがあり、熟慮した結果、下記のような内容で継続することに決定しました。つきましては、こちらのブログについても、今後は同様の措置を取らせていただき、これまで受付を拒否していたコメントを受け付けることに決めました。コメントを書き込まれる方は、良く読まれて私に登録された後、ご意見を書き込んでいただけますよう、よろしくお願いいたします。
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アフガニスタンはタリバーン政権崩壊後、「民主的な政権」が樹立され、国家再建への道を突き進んでいるかのように思われている節がありますが、今も各地で戦闘が続けられ、米軍を中心とした多国籍軍は撤退できずに未だ駐留しています。
ご存知のように、最重要指名手配に挙げられているオサマ・ビン・ラーディン氏は、拘束されることなく今も地下活動を指揮していると言われていますし、タリバーンの指導者のモハマッド・オ . . . 本文を読む
湾岸戦争や対イラク戦争で戦った米兵に多くの自殺者がいることは広く知られていますが、イラクへの派遣後帰国した自衛隊員の内3人が自殺していたことが明らかになりました。
3人の自衛隊員はいずれも3ヶ月程度のイラク駐留を終えて帰国した後、自殺したということです。陸上自衛隊のイラク派遣は、16年1月から行なわれており、これまでに現在滞在中の隊員を含め約5000人(延べ人数)が派遣されています。
陸 . . . 本文を読む
勃発して3年目を迎えようとしているイラク戦争が、旧政府軍対米軍という対立構造からイラク人同士の宗派間対立との様相を強めてきています。
12日にも首都バグダッドのシーア派支配地域を中心に車爆弾などを使った「同時多発テロ」が各地で住民の命を奪い、一日で死者は少なくとも56人、負傷者は200人を超える「血の日曜日」となりました。
今朝になっても犠牲者の数は増え続け、高圧線の鉄塔に4人の遺体が吊られ . . . 本文を読む
ワシントン・ポスト紙のインターネット版が伝えるところによりますと、昨年11月、3人の仲間達とイラクで拉致されて行方不明になっていた米人平和活動家のトム・フォックス氏(54歳)の死体がバグダッドで発見されたとのことです。
4人は拉致されてから数回にわたりアル・ジャズィーラなどの衛星TV局に送り付けられてヴィデオで米政府に対して犯人側の要求を呑むようアピールしてきましたが、その訴えも空しく、そのう . . . 本文を読む
中東の空にさらにまた一つ、大きな暗雲が立ち込めてきた。イランの核開発疑惑に対する西側の「包囲網」という世界中を暗闇で包みかねない黒雲だ。
イランにはかねてより核開発の疑いがあるとして、アメリカだけでなく様々な国や機関から情報公開と査察を求める動きが出ていた。しかし、言を左右にして事実上、欧米の追求を退けてきた。そこへ昨年6月、イスラーム復古主義の急先鋒であるアフマディネジャド・テヘラン市長が . . . 本文を読む