浅川誠ASA from旭川

北海道に降り積もる極上の雪、道北エリアの魅力、スキー生活。
POWDER 深雪の世界 プロスキーヤー浅川誠のblog

山を共にしたスキー達 No.1

2011-04-04 21:20:00 | インポート
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今回は、自分が共にしてきたスキー達を紹介します。
vector glideのライダーとして活動して、8シーズンが過ぎました。
ライダーとしては2代目cordovaから始まり、最新機種のgeniusまで、色々な思いがある板達ばかりです。
それでは、初代cordovaストーリーから話しましょう。


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初めて手にしたvecterglide cordova

vectorglide producer 秋庭将之氏が先頭に立ち、アキバワークスというチームでスキークロスシリーズ戦に参戦していた頃、自分もチームの一員として大会に参戦していました。
チームのみんなと全国を転戦していた頃は、かなり楽しくて良い思い出です。


ある日、秋庭氏とリフトに乗っていた時の事、

「今度、スキーブランドを立ち上げようと思っている」
「まだハッキリはして無いが、必ず良い板を作るから、期待してて!」

という内容だったと思います。
そう言われてもピンとこないまま、シーズンが過ぎて行きました。


2シーズンが過ぎた時に、自分は疲労による膝の痛みに耐えられなくなり、痛み止めを飲んでレースに出場するようになりました。
スキークロスのコースに設定された大きなキッカーを飛び、着地する度に激痛がはしり、自分の意思では動かせれない程の痛みに悩まされ、このままレースを続けていこうかどうか悩んでいましたが、結局チームから抜けて参戦を辞退しました。

それからは、トレーニングやパウダースノーを滑る為に幼少期から滑っていた旭岳で、フリースキーヤーとして、山を滑る楽しさや新雪を滑る楽しさを人に伝えていこうと活動を始めました。

そんな活動を始めて1シーズンが過ぎた頃、普段スキー雑誌をあまり見る事が無かったのですが、久々に本屋で雑誌を手にすると、そこにはvectorglideの板を持っている秋庭氏の姿がありました。
その瞬間、以前リフトに乗って話してた事を思い出し、鳥肌が立ち、本屋の中一人で興奮したのを、今もハッキリと憶えています。

「本当に作ったんだぁ!乗ってみたいなぁ~。。。」

居ても立っても居られなくなり、何かあったら連絡くれと渡された名刺を探し、2年ぶりに秋庭氏に電話をしました。

浅「お久しぶりです!!ブランド立ち上げたんですね!!!」
秋「うん」
浅「カッコいいですね!ファットスキーもあるんですか!?」
秋「あるよ」
浅「乗ってみたいんですが、どこで売ってるんですか?」
秋「札幌」
浅「解りました」

興奮してる自分とは違い、冷静に対応してくれた秋庭氏に若干の冷たさも感じつつ(笑)、迷わず購入を決意したのです。

そして。。。

新たなスキーストーリーが始まったのでした。




















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