里山の林の中
新築マイホーム人気にかげり? 「買うなら中古」3倍に
朝日新聞デジタル 11月29日(日)20時16分配信
新築のマイホームをほしがる人が減っている――。そんな傾向が、28日に発表された内閣府の世論調査でわかった。
住宅ローンを背負いたくないという理由が最も多かった。
家を買うなら中古という人が増えている。かつてのように右肩上がりで年収が増えた時代とは違うという、現実的な側面がうかがえる。
住宅を「所有したい」という人は74・9%。「年収300万円」が流行語大賞のトップ10に入った翌年の2004年の前回調査と比べても
、4・1ポイント減った。
特に30代で72・1%と低めだった。30代はマイホーム願望の一方で、子の教育や親の介護の費用への懸念も抱く人が少なくないとみられる。
また、住宅を購入するとしたら「中古」という人は9・9%で、04年の3・4%から3倍近くに増えた。
「新築」は73・0%で、04年から9・2ポイント減った。
中古という人の理由(複数回答)は「中古住宅の価格の方が手が届きやすい」が最多の61・0%だった。
一方、住宅を「所有する必要はない」という人は16・5%と、04年から4・4ポイント増えた。
国土交通省の担当者は「30~40代の年収が10年前に比べて下がっている。
年収が下がっているから住宅の購入を控えているのか、分析したい」と話す。
所有する必要はないと思う理由は「多額のローンを抱えたくない」が最多の20・9%に上り、特に30代で27・0%に達した。
調査は住宅などについての意識を調べる「住生活に関する世論調査」で、今年10月、20歳以上の3千人を対象に面接で実施。
1736人(57・9%)から回答を得た。(中崎太郎)
朝日新聞社
私心
人口減に伴う新築物件の減少に加えて、マイホームは新築より中古物件でと考える方が増えているとの事です。
更に、新築のローンの支払いに不安を覚えている方【月収がアップしない】が多いから益々この傾向に傾くものと思います。
私共は出来る事ならば新築をユーザー様にお願いをする立場ですから、これから事業の継続が一段と難しく成る情勢です。
さて、つい先年まで日本では「住宅は造っては壊す」産業のサイクルに組み込まれていました。
それが大きく変わる過渡期でしょう。
政府も中古市場の活性化を唱え始め、又新築住宅も長くて快適に暮らせる住まい造りに変わろうとしています。
今までの様に何の特徴も無い新築住宅を造れば・・・・・・・中古価格【査定の低い】の低い住宅と成るでしょう。
これから中古住宅の査定の仕方も大きく変わる事と思います。
よって、これから新築をご計画している方々はこの点十分にご検討して造り手を選んで下さい。