手取川界隈・・・・・朝の風情
◇情報公開進めよ
前鳥取県知事の片山善博・慶応大教授の話 視察の報告書が同一だからといっても、
住民訴訟で政務活動費の返還まで求めるのは困難ではないか。
いいかげんな報告書かどうか、そういうものを出す県議かどうかを県民が判断し、選挙で審判を下すしかない。
そのために必要なのは情報公開。
千葉県議会は閲覧のみのようだが、最近はインターネットで報告書などをすべて確認できる議会が増え、情報公開をより進めていく必要がある。
◇「代返」と同じ
全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士の話 報告書の目的の一つは「ちゃんと視察をした。遊びではなかった」と証明すること。
自分で書かなければ「代返」と同じだ。
単一の情報しか出せないなら無意味で、感想のない議員を連れて行く必要はない。
きちんとした報告が書けない県議だと知らしめる意味でも、個別に書かせ、有権者が報告書にアクセスしやすい制度にすべきだ。
◇各地で不適正支出も
地方議員の政務活動費や政務調査費を巡っては、各地で不適正な支出が相次いで発覚し、政活費を使った視察などの成果にも厳しい目が向けられている。
山梨県では県議のエジプトなどへの視察を巡り、住民が「個人旅行と同じ」として旅費に充てた政調費と県費の返還を求めて提訴。
東京高裁は2013年9月、「海外研修に名を借りた観光中心の私的旅行」と断じて全額返還を命じる判決を言い渡した(最高裁で確定)。
判決では県議が視察後提出した報告書について「日本でも入手できる資料で観光ガイドのような説明」などと指摘した。
13年7月には兵庫県議(当時)が県内外に出張したと虚偽申請していたことが発覚。11~13年度に受け取った政活費1684万円のうち約913万円をだまし取ったとして、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使で有罪判決が確定した。
また、昨年末には東京都千代田区で区議1人当たり月15万円の政活費のうち10万円を議員報酬に組み込む条例改正案が検討されていることが表面化。
「改革の流れに逆行する」などと反対意見が相次ぎ、改正案は提出されなかった。
【渡辺暢】
私心
政治家と言うよりも詐欺師かなと思えるほど税金を合法的にネコババ。
このような地方議員ががゴロゴロしていると思えば政治不信もやむなしです。
国会議員より地方議員の方がたちが悪いのかも。