奥山・・・・・・朝の営み
喉元過ぎれば熱さを忘れる――。
過去の大地震を取材した際、この諺(ことわざ)をしばしば耳にしました。
大きな地震のたび、一時的に防災の意識は高まるが、次第に薄れていくということです。
家づくりの専門メディアである「日経ホームビルダー」は、熊本地震によって防災
意識が高まっている今こそ、伝えたいことがあって「なぜ新耐震住宅は倒れたか」を
発行しました。
実務者向けの書籍ですが、一般の方にも、知っておいていただきたいことが2点あ
ります。
一つは、これから新築住宅を建てる方へ。
国の耐震基準は、最低レベルを保証するものにすぎないということです。
基準ギリギリで建てた住宅は、熊本地震のような大地震では倒壊してもおかしくありません。
もう一つは、戸建て木造住宅に住んでいる方へ。
2000年に地震対策の告示が制定されており、それ以前に建ったものには、今の基準を満たしていない住宅があるということです。
1981年以降に建った新耐震住宅も耐震性能に違いがあるのです。
以上の2点は、熊本地震によって現実に被害が発生し、問題が顕在化しました。
この2点のうち、どちらか一方でも気になる方は、ぜひ、本書で詳しい内容をご確認
ください。
日経ホームビルダー編集長 桑原 豊
私心
本日は私どもが住い造りの参考書として用いています日経ホームビルダーからの
お知らせを掲載致しました。
記事にも書かれています通り、建築基準法は最低レベルを保証するものに過ぎない事です。
この点をこれから住まいづくりを考える方は十分把握しておいて下さい。
ところが大抵の方は建築基準法をクリアーしているのであるならば、何処で建築しても
変わらないだろう……って考えでしょうがそうではありません。
安くても高くても建築基準法ギリギリでクリアーした住宅が建てられている事です。
私は創業時から建築基準法は安全において最低基準レベルの取り決めであると言って来ました。
だから創業時から基準法を大幅にクリアーした「頑丈な家」造りに取り組んで来ました。
この詳細は弊社のホームページで掲載しています「頑丈な家」でご確認下さい。
付録 ・・・・・・曼珠沙華