川端誠司ブログへようこそ

シンガーソングライターです。オセロが趣味でユーチューブで選手宣誓の場面を見れます。川端三段と打ち込んでください。

選手宣誓の形式の変遷 つなぎ型からセパレート型へ

2010-05-18 20:23:23 | 選手宣誓
甲子園の高校野球開会式での選手宣誓は以前は宣誓という言葉で始まっていたため、
選手宣誓をする選手(主将)の自由な思い入れ等を文言に盛り込むことはなかなか
難しかった。
それはほとんど不可能に近かったと思われる。
また最後も「誓います。」という言葉での終わり方しか考えられなかった。

ところが数年前、ある甲子園球児(当然主将である。)が宣誓という言葉で始めない
選手宣誓を甲子園の高校野球開会式で行ったのだ。そして最後の言葉は
「ここに宣誓します。」だった。

私は見ていて「おやっ、これはいい。」と思い、自分もすぐ真似しようと思った。
なので最近の私の選手宣誓では、宣誓という言葉で始まるものはない。
またこれにより最後の言葉として甲子園球児と同じ「宣誓します。」を使えるようになった。
これも大きい。

もう一つが私の選手宣誓の文言がセパレート型に向かえたことがある。
体操競技の跳馬を想起されたい。
跳馬は空中演技と着地が目玉である。

体操では着地においては、両足を同時にしっかりと床に着き、そのまま直立し、
両手をサッと左右斜め上方へ広げる形式がいちばん美しく高得点が与えられる
姿勢として統一されている。特に男子はそうである。
なので個々の競技者で違うのは空中演技ということになる。

私も自分の選手宣誓では前段に工夫を凝らし、後段の本来の宣誓の文言は、
あまり変えていない。
つまり宣誓ということばで始めないことで、前段で工夫すれば後段の部分は
それほど変えなくてもいいと思ったのだ。

つまり最近の私の選手宣誓は服にたとえていうと、
上下がつながった「つなぎ型」からトップスとズボンのように上下が分かれた
「セパレート型」へと移行してきているということになる。

宣誓から始めないことで、空中演技にあたる前段の言葉は、
より自由な、ほとんど何でもあり、に近い形を取れるようになった。
そのかわり、後段の着地に当たる言葉は、あるていど固定化し、
儀式文としての体裁を整えるわけである。

ということで甲子園球児にはたいへん感謝している。
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