パリのアートでお散歩

パリ近郊の芸術に関する情報、画家や絵、音楽に纏わる場所をブラリ散歩がてら紹介します。

ロマン派美術館

2012年04月11日 | Musée 美術館
気持ちよい春風を感じて、久しぶりに、パリのロマン派美術館に行ってきました。

住宅街の路沿いに、不意に現われる小路を辿ると、木々に覆われた館が正面に見えてきます。右脇の小さな庭はサロン、ド、テになっていて、軽食や、コーヒーなども飲むことができます。

画家で彫刻家のアリイ、シェフールが1830年から1858年まで暮らしたこの素敵な館は、当時の一流の文化人が出入りする社交的なサロン お茶会、音楽会、食事をしながら、果敢に意見の交換をする社交場でした。

ジョルジュ、サンド、ミュッセ、ショパン、リスト、ディケンズなど、凄い顔ぶれです。。。

サンドの孫娘であるオロールが、祖母から受け継いだ200点ほどの遺品を1923年に寄贈し、1987年からパリ市所有の美術館になったこの館には、19世紀ロマン主義の香り漂うサロンが再現されています。
2階建ての館は、各階、4つずつの部屋からなり、サンド自身の肖像画や、彼女の所有物、原稿や、アリイ、シェフールの作品などが展示されており、当時の文化人の暮らしぶりや、人間関係などが感じられます。

  
    

[入口に展示されている アリイ、シェフールの肖像画]
   

[玄関左の部屋 ジョルジュ サンドの所蔵品などの展示]
     

ショパンの左手の石膏型  ジョルジュサンドの右腕の石膏型
      

[再現されたジョルジュサンドのサロン] ジョルジュサンドの肖像画(オーギュスト、シャーポンチィエール作)
   

[青色のサロン]


ジョルジュ サンドの作品 水彩画


祖母から譲られたノハンの屋敷    屋敷内のジュルジュサンドの部屋


[1階にあるアリイ、シェフェールのサロン]

哲学者 エルネスト、ロナンの頭像





[オルレアン公のサロン] 1819年からアリイ、シェフールはオルレアン公の子供達に絵を指導している 

マリー、ド、オルレアン

プリンセス ジョアンヴィル






パリ 被災地の子供たちのメッセージ展示会

2012年04月01日 | Solidarité JAPON 頑張れ
3月11日(日)

日本 3、11から1年後 [メッセージと記録の展示]

被災地の子供たちが;今伝えたい言葉と描きたい明日(私の夢)というテーマで、和紙に描いた絵やメッセージ約400点を展示している会場へ行って来ました。又、展示を見に来た人に、被災地への応援メッセージを書いてもらい、それを被災地の子供たちに届けるそうです。

娘と同い年ぐらいの子供たちが、元気に明るく振舞っている写真や、前向きのメッセージを見るにつけ、胸が痛みます。娘にも少しでも、人の心の痛みがわかり、何か役に立てるよう、それを行動に移せるような子になってほしいと願います。