
最初は全然行くつもりはなかったんですが、たまたま仕事で出てくることになったので、急遽チケットを探して、最近友達になったばかりの人とやって来ました。
つーか、まぁ、確かに、なかなかチケットが見つからなくて、自分自身、こりゃもう諦めた方が良いかな、という時期ではあったんですが、譲ってくれた方にも、一緒に行った友人にも感謝されて、いや、私はそこまで気合い入れてないんだけど…と申し訳ないような。
番号が500番台だった上に、ちょうど入ったところの2階席が、座席はもう埋まっているものの、そのすぐ後ろならまだい開いていたので、2階から見下ろしながら見ることに。
上からだと、セットリストが、夜光塗料で書かれているのが見える。
そこまでプリフィクスなのかと思うと、ちょっとがっかり。
ま、がっかりというよりも、コヨーテ・バンドは、昨年のツアー以来、期待していないという方が正しい。
昨年は、横浜は確かに行けなくてチケットを売り払った後、福岡で見て、これだったらもう、夏休み料金のバカ高い航空運賃と、翌日早く帰るためのホテル代、締めて7~8万も出す価値はない、と東京の分のチケットも売っ払ったのだった。
今回、一応買うつもりでいた福岡のチケットを買いそびれたのも、きっと、あんまり本気じゃないからだと思うし。
だから、ちょうど出張が決まったタイミングで、メールが来て、その時にふっと思いつかなかったら、しかもその時に、その日は無理、と返事が来ていたら、きっと自分の分のチケットを買うこともなかっただろう。
が、始まってみたら、意外と良いじゃん。
昨年に比べて、全然、バンドとしてのまとまりがで来ていて、雑音みたいだったサウンドが、ちゃんとした音楽に変わっていた。
しかも、ほとんどは予想からそう外れない選曲だったけれど、「月と専制君主」は意表を突かれたなぁ。
HBKですら発掘しなかった曲を、このメンバーで演奏するとは思わなかった。
うん。意外と良いかもしれない。
ただ、セットリストがいつも同じだとすると、もう一度福岡で見るかどうかは、ちょっと微妙なんだが…。