アリゾナマニアの知ったか発言集

勝つチャンスはあったがHOUに惜敗

・HOU戦は16-21で負けて2勝9敗
・前半11点差。後半追い上げるも4Qに3度4th-downを止められた
・ディフェンスは前半333ヤード進まれるも後半は86ヤードに抑えた


□Cardinals Have Chance But Come Up Painfullly Short In Houston (チーム公式サイト11月19日日曜の記事)

・QBカイラー・マレイは試合後ずっとユニホームを着たまま自分のロッカールームを向いて座り、自分とチームに何ができたかを考えていた。

 HOUに16-21で敗れた悔しさの中でそれ以外の気持ちになるのは難しかっただろう。

 「試合に勝つ十分なチャンスがあったのに、オフェンス面でオレ自身がチームを下降させてしまった感じだ。そう感じている。ディフェンスはやるべきことをやったのに、オレたちの側が停滞してしまった」(マレイ)。

 アリゾナは4Qに2度敵陣30ヤード以内に進んだ。4Qの3回のポゼッションいずれも4th-downギャンブルをした。どれもコンバートできなかった。試合がわずか5点差だったことを考えると痛みは手に取るように分かる。

 「この試合は細部が重要だということの縮図だった」(LT D.J.ハンフリーズ)。

 残念なのはディフェンスの後半の素晴らしい出来を無駄にしてしまったことだ。HOUは新人QB C.J.ストラウドが前半だけでパス259ヤードを投げてオフェンスは前半だけで333ヤードでアリゾナを粉砕するかに見えた。前半終了時点で10-21で接戦とは感じさせなかった。

 しかし終盤にディフェンスが奮起。ストラウドから3回インターセプトを奪った。SSジェイレン・トンプソン、ILBクリス・バーンズ、CBアントニオ・ハミルトンが1回ずつ。ストラウドの3INTはオハイオ州立大に入学して以来初めてのことだ。

 HOUは後半はわずか86ヤードだった。

 ILBジョシュ・ウッズは「二転三転した試合だった。オレたちは慣れてきた。選手たちが適応した。これがNFLだ。600ヤード進まれるなんてことはない。チームもそれを理解している」。

 QBマレイは20/30、214ヤード、1TD、1INT。ラン51ヤード1TD。オフェンスが最初のドライブのように進むことができれば完璧だった。

 マレイは最初のドライブでWRロンデール・ムーアへ48ヤードのTDボムを放ち観客を静まり返らせた。しかしそのあと前半は3点しか追加できなかった。ディフェンスもあのような状態だった。

 しかしQBマレイが3Qに4th-and-goalでアウトサイドを縫うように進んでエンドゾーンに入り1ヤードTDして、5点差に縮まった。

 「どこのスタジアムでもどこのチームが相手でも、(カイラーがいれば)チャンスがある」(ハンフリーズ)。

 そしてそれが実際に起こりそうだった。4th-downを2回失敗したあとでさえもだ。残り2分で敵陣29ヤード地点でアリゾナの1st-down。しかしRBジェームズ・コナーへのパスは5ヤードのロス。TEジョフ・スウェイムへのパスは7ヤード、WRハリウッド・ブラウンへの2本のパスは通らなかった。

 ジョナサン・ギャノンHCはプレイオフに進出できそうな相手と"toe-to-toe"(一歩も引かずに戦った)だったチームを賞賛した。QBストラウドは最終的にパス336ヤード。RBデビン・シングルタリーはラン112ヤード。しかしストラウドのターンオーバーで活躍が薄まった。

 「ニック(ラリスDC)が少し違ったプレーコールをした。選手たちが少し良く実行した。この3つのターンオーバーで我々はゲームに戻ることができた」(ギャノンHC)。

 しかしマレイは傷心で、WR陣は試合後に宙を見つめていた。

 「モラル上の勝利なんてない。この一戦はしみる」(マレイ)。


 (最初のドライブでのWRムーアへのTDパスが見事だっただけにそのあとマレイが何度か失投があったのが惜しまれる)。

 (HOUのQBストラウドはリリース早いしパス正確だしで新人とは思えない仕上がり。でも終盤に対応して3インターセプト奪った。ランをもうちょっと止めることができていたら)。

 (ターンオーバー込みではあるけどほぼ互角に渡り合えたし良い試合だった。相手パントをターンオーバーと判定されてしまってピンチだったのをILBクリス・バーンズのラッキーなインターセプトで凌げたし)。

 (ケガ人また増えた。バイウィークせめて11月中に欲しかったのにまだあと2週間先)。


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