アリゾナマニアの知ったか発言集

LBカイジアー・ホワイトを獲得した意味

・新加入LBカイジアー・ホワイトは前PHIでギャノンHCらと一緒だった
・新HC・新DCの戦術をフィールドで実践する役目も担う


□Kyzir White Arrives With Knowledge Cardinals Need (チーム公式サイト3月17日金曜の記事)

・LBカイジアー・ホワイトはアリゾナのDignity Healt Training Center(チーム施設)にすでに多少の馴染みがある。

 彼の兄ケビン・ホワイトは2019年のプレシーズンずっとアリゾナに在籍していた。カイジアーは今年2月上旬のスーパーボウル前にPHIの一員としてこの施設で一週間を過ごした。

 「クレイジーだね」と兄や家族を伴って正式に2年契約を結ぶ直前に言った。「車を停めたときにそう言ったんだ。まさにクレイジーだ」。

 しかし彼がFAでアリゾナとの契約を選んだ理由は建物や兄ではない。PHIのDCだったジョナサン・ギャノンがアリゾナのHCに就任、PHIのLBコーチだったニック・ラリスがアリゾナのDCに就任したからだ。

 ホワイトはILBゼイブン・コリンズやILBアイゼイア・シモンズとともにディフェンス二列目に入るだけの存在ではない。彼はギャノンHCやラリスDCがフィールド上で成し遂げようとしていることを実践で教えることもできる。

 「自分にはアドバンテージがあると思うのでできる限り見識を与えて手助けしたい。オレは全てを知っているわけではないがディフェンスのQBとなるべく努力している」。

 そのディフェンス構築は初期段階だ。アリゾナはDLケビン・ストロングとも正式契約した。ギャノンHCもラリスDCも選手たちをフィールド上で見るまでは具体的なことの多くは語らずにいる。

 ギャノンHCは「3-4なのか?4-3なのか?と冗談を言い合っている。。試合に勝つために必要なことなら何でもする。我々にはディフェンスでどういうプレーをしたいのか、何が大事なのかというフィロソフィーがある。私のディフェンスではないしニックのディフェンスでもない。我々のディフェンスだ。選手たちのディフェンスだ」。

 「常に進化していくだろうし、それが2023年にディフェンスのベストな方法だと感じている」。

 人事の問題はもちろんある。それがアリゾナがホワイトを欲しがった理由の1つだ。2022シーズンはディフェンスの76%のスナップに出場して110タックル、1.5サック、3TFL、7PDした選手だ。

 ホワイトはPHIから「あのカルチャーを持ち込みたい」と言った。チームをスーパーボウルに導いたマインドセットだ。

 それをギャノンHCとラリスDCと一緒にやるのは理にかなっている。

 「決断するのは容易だった。オレは彼らと素晴らしい関係を築いてきた。彼らを信用しているしシステムも分かっている。オレは彼らのことを本当に信じている」。


 (PHIには1シーズンいただけなのにギャノンHCとラリスDCを信奉してるみたい。能力自体も高いし戦術理解の高さでチームを引っ張っていってくれそう)。

 (起用法やシステムはシーズンが開幕してみないと分からない。いずれにしてもアイゼイア・シモンズはILB以外での起用が多くなるのかな)。


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