アリゾナマニアの知ったか発言集

BUFのQBジョシュ・アレンをどこまで抑えられるか

・今週の対戦相手BUFのエースQBはサックから逃げるのが上手い
・アリゾナは先週3サックするなどパスラッシュは悪くない
・先発TEマックス・ウィリアムズはIRから復帰初戦でTDキャッチした
・QBマレイは史上初のパス4,000ヤード&ラン1,000ヤードを超えるペース
・NFCはトップが6勝2敗なので5勝3敗のアリゾナは1差

□Pass Rush - With Kennard Back - Faces Difficult Test Against Allen (チーム公式サイト11月12日木曜の記事)

・今週の対戦相手BUFにはQBジョシュ・アレンがいる。アリゾナのパスラッシュはQBカイラー・マレイをタックルするのと同じ困難さに対峙する。

 Next Gen Statsの調べではアレンはプレッシャーを受けたうちの29.2%で逃れていてリーグ1位の数字。マレイは28.1%で2位。それ以下は大きく離れている。

 バンス・ジョセフDCは「アレンはタフな選手だ。カオスな状態でも本当に落ち着いている」。パスラッシュしてアレンをポケット内で急がせる必要があるとしている。もしくは走力を警戒してコンテインしながらサックする機会も窺うという方法もある。

 先発OLBデボン・ケナードがCOVIDリストから復帰。チャンドラー・ジョーンズはIR入りで不在だがマーカス・ゴールデン、デニス・ガーデック、ハーソン・レディックの4人が揃った。

 ジョセフDCはパスラッシュには満足している。MIA戦では3サック、寸前で逃げられたのがほかに3回あった。ただBUF戦では3rd-downでパッケージを強力に実行しないといけない。

 アレンは前週SEA戦で7サックされながらも415ヤード3TD投げてインターセプト無し。BUFは45回ドロップバック(被サック含めたパスプレー)したのに対してランプレーは13回のみ。終了間際の時間消費でもランプレーをしなかった。

 ジョセフDCは「15年前はこんなにドロップバックしてたら試合に勝てなかった。レシーバー陣もQBももたない。でも現代のNFLではヒットを受けないから45回までできる」。

 (今週の記事読んでるとQBジョシュ・アレンへの警戒度合いがすごい。実際勝率も良いし今年のBUFのオフェンスはかなりエグいみたい)。
 (一昨年のドラフトでスティーブ・カイムGMが狙ってたのはジョシュ・アレンだけど全体7位で指名されてしまったからトレードアップして全体10位でジョシュ・ローゼンを獲った。同じジョシュでもすごい差がついた)。
 (先週タゴバイロアにやられたのにアレンを封じるのは難しそう。でもケナード復帰とゴールデンの2週目の上積みで何とかしてほしい。とりあえずSEA戦やMIA戦のようなアツい試合を期待してます)。


□Problem Solved: Maxx Williams Back On Field For Cardinals (チーム公式サイト11月10日火曜の記事)

・先発TEマックス・ウィリアムズは足首の負傷で第3週から第7週までIRにいたので第7週サンデーナイトのSEA戦(37-34でオーバータイム勝利)は「ファンと同じように自宅のテレビで声援を送っていた」。

 先週のMIA戦でようやく復帰。役割はまだ限られてはいたがラインナップに戻ってきて好ブロックや4ヤードTDキャッチで存在感を見せた。「試合の日に家にいるのは勝とうが負けようがチームの役に立ってないと感じる」。

 MIA戦では3番手TEダレル・ダニエルズもTDキャッチ。アリゾナの複数のTEがTDキャッチしたのは2009年のCHI戦でのアンソニー・ベクトとベン・パトリック(QBはカート・ワーナー)以来。

 キングスベリーHCによるとMIA戦でのウィリアムズは復帰初戦ということで「投球数制限みたいなもの」で15~20スナップの予定だったが結局34スナップに出場(オフェンス全体は69スナップだった)。「ベテランで気の利く選手だから信用できる。彼が戻ってきたのは良いことだ」。


□Kyler Murray Has No Time To Waste (チーム公式サイト11月12日木曜の記事)

・QBカイラー・マレイは最近4試合(NYJとDALに大勝、SEA戦OT勝ち、MIA戦惜敗)でパサーレイティング111.7、ランで平均6.3ヤード進んでいる。Pro Football Focusではアリゾナのオフェンスは第5週以降のefficientがリーグ1位。平均34得点している。

 マレイはシーズンでパス4,260ヤード、ラン1,086ヤードのペース。パス4,000ヤードとラン1,000ヤードを同じシーズンに記録したQBはNFLの歴史でまだ1人もいない。

 マレイはまだ23歳のNFL2年目だが、パトリック・マホームズ(KC)は3年目にスーパーボウル制覇。去年のレギュラーシーズンで最も強かったBALのQBラマー・ジャクソンは2年目。SEAのラッセル・ウィルソンは2年目の2013年にスーパーボウルを制覇している。

・QBマレイはMIA戦でパス成功率80%、283ヤード、3TD、INTなしだったのでパサーレイティング150.5。150超えで試合に負けたNFL史上初のQBになってしまった。

 (ちなみにBUFのQBジョシュ・アレンはパス4,500ヤードのペースだけどランはまだ241ヤード)。
 (QBのラン獲得ヤードでマレイの543ヤードに次ぐ2位なのはBALのラマー・ジャクソンの469ヤード。ただパスが1,513ヤードにとどまってる。3位NYGのダニエル・ジョーンズでもう320ヤード。パスでシーズン4,000ヤードいきそうなのは10人以上いるけどランで1,000ヤードいけそうなのは2人だけ)。

・アリゾナはここまで5勝3敗。NFC西地区でSEAと1勝差の2位。NFC内でもSEA、GB、NOと1敗差(3チームが6-2、TBが6-3、アリゾナとLARが5-3)。

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