アリゾナマニアの知ったか発言集

WRグリーン、Cハドソン、Kプレイターが加入

・プロボウル7回のWR A.J.グリーン(前CIN)が1年契約で加入
・プロボウル3回のCロドニー・ハドソン(前LV)をトレードで獲得合意
・プロボウル2回のKマット・プレイター(前DET)が2年契約で加入
・去年RTで全試合先発したケルビン・ビーチャムが2年契約で残留

□Help For Hopkins: Cardinals Agree To Terms With A.J. Green (チーム公式サイト3月17日水曜の記事)

・FA解禁初日の水曜に前CINの元プロボウルWR A.J.グリーンが1年契約で加入。6-4の長身がデアンドレ・ホプキンスの反対サイドに入る。

 1年6Mでインセンティブを加えると最大8.5Mになると報じられている。

 今年33歳になるグリーンは去年はレシーブ獲得ヤード(523)とTD数(2)がキャリア最低だった。全16試合に出場して47キャッチ。ケガで9試合しか出場できなかった2018年より1キャッチ多いだけ。2019年はfootの負傷で全休だった。

 去年CINは新人QBジョー・バロウを先発起用したがOLが弱かった。バロウが先発している間はグリーンは34キャッチ352ヤードだったがバロウが負傷離脱したあとはQBがライアン・フィンリーとブランドン・アレンになり13キャッチ171ヤードのみ。バロウ先発試合での2試合を含めて5試合でキャッチ無しに封じられた。

 それでもグリーンは1,000ヤード超えが6回、プロボウルに7回選出されている。アリゾナはそれを取り戻すことを望んでいる。


 (予想外のビッグネーム加入に目が点になったけど、ケガなどで3シーズン低迷してたんですね。スティーブ・カイムGMとプロスカウト担当のウィドリアン・ウィルソン副社長がまだやれる6Mの価値があると判断した眼力を信じましょう)。
 (大物WRといえば一昨年マイケル・クラブトゥリーが来たけど戦力にならなかった。8月下旬加入で開幕から3週で解雇だった。今回は3月加入で準備期間はたっぷりある)。

 (これでフィッツジェラルドは・・・なんて記事があるけど、フィッツジェラルドが3番手ではやらないとかキャップ枠ないとか勝手に決めつけないでほしい。やる可能性は十分にある)。


□Cardinals Make Trade For 3-Time Pro Bowl Center Rodney Hudson (チーム公式サイト3月17日水曜の記事)

・ショーン・クグラーOLコーチはメイソン・コールとラモント・ギラードの先発C争いについて質問されたとき外から新加入選手を連れてくるかもしれないと言っていた。

 そのとき頭にあったのかもしれないGBのAll-Proのコーリー・リンズリーはLACと契約合意した。しかしLVレイダースのプロボウルCロドニー・ハドソンがトレードで獲得可能になるとアリゾナは動いた。

 LVがハドソンを解雇する予定という報道が出て注目を集めたときアリゾナはすでに用意をしていた。ドラフト3巡指名権を提示し、交換でハドソンとドラフト7巡指名権を得た。フィジカル検査を通り次第トレードが成立する。

 2011年KCのドラフト2巡指名で2015年にOAK(現LV)移籍。2019年に延長した契約が2年残っている。その契約では2021年のベースサラリーは9.5Mの予定。

 ハドソンは去年1度もペナルティを取られていない。去年ペナルティの多さに悩まされたチームにとっては大歓迎の補強だ。ペナルティは2019年が3回、2018年は1回だけ。

・アリゾナは今年のドラフト指名権がすでに3巡(今回のCハドソン)、4巡(去年WRホプキンスのトレードでHOUに渡した)、6巡(去年OLBマーカス・ゴールデンのトレードでNYGに渡した)を手放していて、7巡が2個に増えた。


 (QBカイラー・マレイとの契約延長が解禁前で低い額で使える最後のシーズン。なので今年がひとつの山になる年だと勝負をかけてきてるのがヒシヒシと伝わってくる。これだけ揃えて2ケタ勝てなかったらキングスベリーHCは解任でも仕方ない)。

 (あとはRGだけ。控えに回ることになるC2人はどっちもOGでも出場経験があるし、去年先発昇格したジャスティン・マレイと去年のドラフト3巡OTジョシュ・ジョーンズもいて候補者は事欠かない)。


□Cardinals Bring In Kicker Matt Prater On 2-Year Contract (チーム公式サイト3月17日水曜の記事)

・去年はゼイン・ゴンザレスとマイク・ヌージェントのKがローラーコースター状態だったが、今年は別のベテランのマット・プレイターを2年契約で連れてきた。

 プレイターは去年DETにいて第3週アリゾナ戦で終了間際に決勝の39ヤードを成功させた。

 去年はFGが21/28(75%)でキャリア最低の成功率だったがDETに加入してからのその前の2年は54/63で83.2%を成功している。

 36歳で去年は40ヤード台のFGが4/7、50ヤード以上が6/10だった。50ヤード超のFGではキャリア通算で75%近く成功させていてNFL史上1位。DENに在籍していた2013年に記録した64ヤードFGは現在も最長記録。

 スペシャルチームズコーディネーターのジェフ・ロジャースは過去にDENにいてプレイターと一緒だった。

・Pアンディ・リーも1年契約での残留で合意したと報じられている。


 (去年は終了間際の相手FG成功で負けたのが3試合あった。MIA戦とNE戦はその直前にゴンザレスが勝ち越しFGを外したし、DET戦もPAT失敗があった。得点できるところでは確実に加点していきたい。すごく期待してる)。


□Kelvin Beachum Agrees To Two-Year Deal In Return To Cardinals (チーム公式サイト3月16日火曜の記事)

・RTケルビン・ビーチャムが火曜に2年契約で残留。

 去年7月に加入してRTで全16試合してた。Pro Football Focusによると去年許したサックは3つだけでgradeは69.9と上々、パスブロックだけなら76.8という高い数値を出してる。

 先発RT候補はほかにマーカス・ギルバート(去年先発RTの予定だったが2020シーズンのオプトアウトを選択、契約が1年残ってる。でも2021年プレーする意向かどうか不明)とジョシュ・ジョーンズ(去年のドラフト3巡、オフェンスでは負傷交代でのRTとブロッキングTEで少し出ただけ)がいる。

 (ビーチャムを残したということはギルバートを解雇する気なのか、それかジョシュ・ジョーンズをOGで使う気なのかどちらか。いずれにしても去年全試合先発した安定感ある選手が残ってくれたのはありがたい)。



・CBパトリック・ピーターソンはMINと1年契約。
・OLBハーソン・レディックはCARと1年契約。

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