アリゾナマニアの知ったか発言集

ジョナサン・ギャノン新HCの就任会見

・オフェンスはQBカイラー・マレイを軸に構成すると明言
・OCなどの人選も進めてる

□Jonathan Gannon Sees Kyler Murray As 'Direct Reflection' Of Coach (チーム公式サイト2月16日木曜の記事)

・ジョナサン・ギャノン新HCは2022シーズン序盤にアリゾナとQBカイラー・マレイとの対戦の準備をしなければならなかったので、コーチとしてのマレイ対策は知っている。

 「彼はいろいろなことができるのでディフェンスするのに問題があるという言葉を私は使った」と木曜の就任プレスカンファレンスで語った。「彼はディフェンスにとって問題だ」。

 ギャノンとマレイはプレスカンファレンスの前に短い会話をした。ギャノンは会見中にマレイや何人かの選手がいる前でそのQBについて熱く語り、その後夕方放送のラジオ番組で2人の関係について率直に話した。

 「我々は素晴らしい関係を築くことができる。彼は私を直接反映する。あのポジションはフィールド上で最もコーチに近い選手だ」。

 「彼のような選手をディフェンスしないといけないとき、ディフェンスには葛藤が生じる。ディフェンスとしてやりたいことが全部できるわけではないんだ」。

 誰がマレイをコーチするかということ以上にギャノンHCが直面する問題で大きなものはない。ギャノンによると今後48時間以内に面談する候補が複数いる。ある報道ではチームがCLEのドリュー・ペツィングQBコーチとの面談許可を申請したという。MIN時代にギャノンと同僚だった人物だ。

 ギャノンHCはマレイがシーズン開幕時に出場できない場合のQBのプランにも取り組むだろうとの見通しも示した。

 「私はオフェンスをどのようにプレーしたいかの非常に具体的なビジョンを持っている。オフェンスを動かすためにここへ来るのは、我々がやること全てが彼のスキルセットを最大限に活用するためにQBを中心に構成することを理解している人物だ。そしてここにはふさわしい人物がいる」。


・ギャノンHCはディフェンス畑だが、試合当日のディフェンスのプレーコーラーを自らするとの言質は与えなかった。その可能性を排除はしていない。

 「コーチングスタッフの構成に少し依存する。PHI時代には私はチームをよりよくするために適合したとても良い青写真があった」。

 PHIではニック・シリアーニHCが就任時はオフェンスのプレーコーラーだったがシェーン・スタイチェンOCにその役割を譲った。


・QBマレイとTEザック・アーツはともに膝ACL断裂からの復帰となる。両者とも木曜の就任プレスカンファレンスに出席していた。マレイはメディアの取材に応じなかったがアーツはリハビリは順調だと話した。


 アーツは「オレたちが今ここにいることにワクワクしている。目標は常に開幕週だ。適応可能な目標だ。出場するならオレは本来の状態だ。80パーセントの状態でチームにリスクを取らせるつもりはない。チームの成功のためにはオレはベストの状態でいる必要がある」。

 アーツは2021年シーズン途中にトレードでアリゾナへ来るまでギャノン新HCとPHIで一緒だった。アーツはマレイより先に復帰できる見込みだ。アーツは手術後約3ヶ月。マレイは手術後約6週間でバイクを漕ぐなどリハビリする動画をSNSに投稿した。

 アーツはマレイについて「彼は本当によくやっている。毎日一緒にいるわけではないが、彼はやれること全てをやっている。術後の6週間や8週間はつらい。1人の時間が多く、『いつになったら良くなるんだろう』と考えることが多い。ひたすら小さな勝利を見つけなければならない」。

 「カイラーは彼自身の最高のバージョンになるためにできる限りのことをしている。彼はものすごくモチベーションが高いと確信している。みんなそうだ。昨シーズンがああだったからね」。



 (プレスカンファレンスの動画を見ると、ギャノン新HCにはお調子者感が漂う。その明るさでチームを引っ張ってほしい)。

 (OC・DCやコーチングスタッフの人選も進んでる。オフェンスはOCが誰になってもギャノンHCの意向がベースになるみたい。今後数年のチームの行方はギャノンに託された。ファンとしては任せるしかない)。


最近の「アリゾナ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事