アリゾナマニアの知ったか発言集

A.J.グリーンは2番手WR扱いに恩恵を受けそう

・WR A.J.グリーンはデアンドレ・ホプキンスがいるからアリゾナに来た
・2番手WRであることの恩恵を受けそう
・トレーニングキャンプでも動きが良くて評判が良い
・去年全試合出場で523ヤード2TDのみ、一昨年はケガで全休と近年は不振

□Being No. 2 Might Be No. 1 Thing A.J. Green Needs For Cardinals Impact (チーム公式サイト7月29日木曜の記事)

・A.J.グリーンが最後に所属チームでNo.1WRでなかったのはいつか。「考えたこともない」(グリーン)。

 今は同じチームにWRデアンドレ・ホプキンスがいる。しかしそれがポイントだった。それがグリーンがアリゾナを選んだ理由だった。QBカイラー・マレイがいるというだけでなくホプキンスが相手の注意を引き付けWRクリスチャン・カークがスロットから巧みに動くチームだ。

 「オレは常にチーム優先だ。CINにいた10年間ずっと相方を求めていた。タイラー・ボイド(2016年ドラフト2巡、現在もCIN)やマービン・ジョーンズ(2012年ドラフト2巡、現JAC)など優秀な選手はいた。オレはボールを強制されたくない。ここではオレはボールを強制されない。Hop(ホプキンス)がいてオレがその反対サイドにいてカークが中央にいる。多くのマッチアップが生まれる。だからここを選んだ」(グリーン)。

 去年グリーンは全16試合に出場して47キャッチ523ヤード2TDという自己ワーストの成績だった。2019年はfootとハムストリングの負傷でシーズン全休。今週土曜に33歳になる。

 まだパッド装着での練習はしていないがトレーニングキャンプでの動きを見ると早期の復活は有望だ。ディープルートも走っていて下半身には負傷の名残を感じさせない。彼のマインドセットは親友のラリー・フィッツジェラルドと同じだ。

 「オレは練習でも全部のスナップに出たい。練習するといい感じになる。オレは練習オフ日を与えられていい選手だが断っている。なぜならオレは練習に出てケミストリーを深めたいからだ」(グリーン)。

 グリーンは去年も104回パスターゲットになった(ホプキンスは160回)。キングスベリーHCは「練習で見るとA.J.は今でもNo.1WRのスキルセットがある」。

 グリーンは自分がキャリアのどの位置にいるかや将来への疑問の声は理解している。ビデオゲームのMaddenでは彼のレートは80台と低かった。「去年ひどい成績だったからね」(グリーン)。

 最近3年で50キャッチ未満が2シーズンと全休が1年。そこから利益があると彼は信じている。「精神的に押し上げられたと思う。7回プロボウルに出て1,000ヤード超えを何度もやって全てが順調だった。ここ2~3年はローラーコースターだった。偉大になるためには浮き沈みがあり逆境との戦いがある」。

 「オレにはまだかなりの能力が残っていると思う。老けたと思ってトレーニングすると老けてしまうから自分がまだ若いと思ってトレーニングし続けてるよ」(グリーン)。

 ホプキンスに相手のエースCBやダブルチームが付いたとしても自分への過小評価だと傷つくことはない。QBマレイは去年グリーンが一緒にやっていたQBよりも正確なパスを投げる。去年のグリーンは捕れる範囲のパスの捕球率がリーグ最下位だった。そのことはグリーンは知らなかった。「何にでもスタッツがあるんだね」。

 No.2WRであることは彼が必要とするアドバンテージかもしれない。「配られた手札でプレーするだけだ」(グリーン)。


 (トレーニングキャンプで評判が良いので期待が高まってきた。今の感触なら予想以上に活躍してくれそう。あとはケガだけ無いように)。

最近の「アリゾナ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事