先発C争いはコールとギラードが横一線

・RGC兼OLコーチのショーン・クグラーが質問に答えた記事
・Cは4年目メイソン・コールと3年目ラモント・ギラードの争い
・そこに新加入選手も先発争いに加えるかもしれない
・去年のドラフト3巡OTジョシュ・ジョーンズは先発RT争い

□Cardinals Will Have Open Competition For Starting Center Job　（チーム公式サイト2月25日木曜の記事）

・アリゾナのCのトップ2はともに契約が残っている。しかし次の秋のスターターが保証されている選手はいない。

　1番手メイソン・コールと2番手ラモント・ギラードの争い。run game coorinator兼OLコーチのショーン・クグラーは今オフに新加入選手を先発争いに加えるかもしれないと発言。

　「Cのポジションは去年はアップダウンがあった。両者とも非常に良いプレーしているときも良くないときもあった。どちらも若い。ともにハードワーカーで試合が好きで成長できると思う」。「もし誰かを加えるならオープン・コンペティションだ。一番良いヤツが勝ち取る」（クグラー）。

　コールは去年14試合で先発。Pro Football Focus（PFF）のグレードは54.4。ギラードは13試合に出場して先発は2試合。PFFのグレードは48.1。コールが4年目、ギラードが3年目になる。

　「Cのポジションはオフェンス向上にために次のステップへ行く必要がある」（クグラー）。


・アリゾナは今オフはOLの複数箇所で変化があるかもしれない。契約が残っている選手で暫定スターターを組むとLTにＤ.Ｊ.ハンフリーズ、LGジャスティン・ピュー、Cはコールもしくはギラード、RGジャスティン・マレイ、RTジョシュ・ジョーンズ。

　J.ジョーンズは去年のドラフト3巡指名で先発経験はない。去年先発RTだったケルビン・ビーチャムはUFA、去年オプトアウトしたマーカス・ギルバートは契約が残っている。J.ジョーンズは将来的な先発OTとして育成しているが2021年に先発できるかはまだはっきりしない。

　クグラーOLコーチはJ.ジョーンズについて「彼は1年目としてはとても良かった。フィールド上だけでなくウェイトルームでもだ。非常に才能があるしフットボールを好んでいる。我々は彼に非常に期待している。ポジションも柔軟でOTもOGもできる。それをどうするか今オフに見定める。非常に良いドラフト指名だったし彼は将来的に傑出したOLになるだろう」。

　OGのＪ.Ｒ.スウィージーはUFAになる。J.マレイが先発RGを奪った。クグラーOLコーチはJ.マレイについて「非常に安定感がある。ペナルティが少ない。去年被サックは1つだけだと思う。たくさんのものを吸収してどんどん良くなった。それを分かって練習している選手は信用できる。彼はもっと良くなると思う」。


・RBはチェイス・エドモンズが次のシーズンも重要な役割を担うがケニヤン・ドレイクがUFAになるのでNo.1RBが誰になるかわからない。エドモンズは5-9、210のサイズながら爆発力がありラン平均4.6ヤード、パスキャッチで402ヤード。

　クグラーOLコーチは「チェイスは身長も体重も小さいが、でも非常に堅実だし非常に耐久性があるし非常にタフだ。彼は素晴らしいRBだ。ケニヤン・ドレイクも素晴らしいRBだ。このチームには2人の優れたRBがいる。オフシーズンがどうなるか見守る」。


　（Cは去年の状態では不満だということ。メイソン・コールが少し伸び悩んでる）。

　（ジョシュ・ジョーンズはOTよりOGに適性がある可能性もあるみたい。ジャスティン・マレイは一昨年は先発RTだったけどOGのほうが適性があるということでシーズン途中から先発RG昇格。RTはどうなるか見通せない）。

　（クグラーはrun game coodinatorになったのでRBにも言及してる。それなら2年目のイーノ・ベンジャミンとジョナサン・ウォードについても話してほしかった）。


□
OLの2020年の出場状況。

■OT
　74　D.J. Humphries　　◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎
　76　Marcus Gilbert　　特特特特・特特特特・特特特特・特特特特
　68　Kelvin Beachum　　◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎
　79　Josh Jones　　イ○○イ・イ○○○・○○○○・○○○○
　66　Joshua Miles　　イイイイ・イイイイ・イイイイ・イ△イイ

　ギルバートは2020シーズンのオプトアウトを選択してキャンプ開始前の8月5日にreserve/opt-out list入り。
　J.ジョーンズとマイルズの欠場はすべてヘルシーインアクティブ。

　（OTはギルバートは1年契約だったけどオプトアウト特例で2021年に繰り越し。でも出場する意向かどうかは分からない）。
　（去年全試合先発してそれなりに安定感があったビーチャムはUFA。去年のドラフト3巡ジョーンズはオフェンスでは数プレー出ただけ）。
　（ギルバート…2年のブランク、今年プレーするかはっきりしない。
　　ビーチャム…UFAになる。1年2Mは必要になりそう。
　　ジョーンズ…先発抜擢はまだ怖い。
　　判断が難しいところ）。

■OG
　67　Justin Pugh　　◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎イ◎◎
　64　J.R. Sweezy　　◎◎◎◎・◎ＲＲＲ・◎◎◎◎・○◎○○
　71　Justin Murray　　○○○○・○◎◎◎・イイイ○・◎◎◎◎
　73　Max Garcia　　○○○○・○○○○・○○○イ・イ○○○
　－　Alex Light　　－抜－－・－－－－・－－－－・－－－－
　72　Rick Leonard　　－－プ－・－－ププ・ププ－－・－－－－

　ピューはふくらはぎの負傷で第15週を欠場。
　スウィージーは肘の負傷で第6週にIR入り。
　J.マレイは手の負傷で第10～12週を欠場。
　ガルシアの第13・14週はヘルシーインアクティブ。
　ライトは第2週の月曜にPS加入して2日後の水曜にDALの53人枠に引き抜かれた。（でもDALでも1試合も出場せず3週後に解雇されてる）。

　（第14週から先発RGはJ.マレイに代わった。なのでUFAになるスウィージーは引き留めないと思う）。
　（ガルシアもUFA。Cもできるしローテで何度かオフェンスで使われてたし良いリザーブだから年1.5Mくらいで残留させたい）。

■C
　52　Mason Cole　　◎イイ◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎
　65　Lamont Gaillard　　○◎◎○・○○○○・○○○○・○イ特イ

　コールはハムストリングの負傷で第2・3週を欠場
　ギラードは妻の出産で第15週を欠場、チームを離れたので第16週はcommissioner's exempt listという特別枠に入った。第17週はチーム練習に復帰してたけどインアクティブだった。