ギャノンHC初陣は惜敗

・@WASは16-20で負けた
・ディフェンスが6サック、3ターンオーバーでリード奪った
・でも終盤にQBドッブスが2回ファアンブルロストして逆転負け


□Cardinals Come Up Short In Washington In Gannon's Debut　（チーム公式サイト9月10日日曜の記事）

・ディフェンスはレシュラーシーズン開幕戦に勝利するのに十分なプレーをしたが、4Qに悲痛なまでに悪化してWASに16-20で負けた。オフェンスは加入したばかりのQBが操縦していてフランチャイズQBの復帰を待っているように見えた。このチームは今後もディフェンスがこのようなパフォーマンスをする必要がある。

　ジョシュア・ドッブスが開幕先発QBだった。うまくいきそうなゲームプランはチームにあったが、ミスの余地は小さい。

　就任1年目のジョナサン・ギャノンHCはこの敗戦に満足していない。しかし最初の一歩としてはいろいろな意味で基盤となる試合だった。

　「今週は学ぶことがたくさんありそうだ。選手たちの心構えは良かった。今（試合後ロッカールームでの）話している彼らの心構えも良い。彼らはNFLの試合が1プレーや2プレーで勝敗が決まることがあると分かっている」。

　その2プレーはともに試合終盤、QBドッブスのファンブルだった。1つ目はアリゾナが16-10とリードしていた3Q終盤にDLモンテズ・スウェットにstrip-sackされた。

　WASがアリゾナ陣29ヤード地点でリカバー、QBサム・ハウエルが6ヤードTDランして逆転した。

　もう1つはCとQBのエクスチェンジのミス。WASがFGでリードを広げた。これでアリゾナは逆転のためにはTDが必要になった。アリゾナは試合序盤はボールを進めていたがTDを奪うことができなかった。

　QBドッブスは21/30でわずか133ヤード。「多くのチャンスを逃してしまった。7点取ろうと一生懸命やった。ターンオーバーもあったし」。

　ニック・ラリスDCが素晴らしい仕事をして比較的無名のユニットがQBサム・ハウエルに5選手が6サックを浴びせ、3つのターンオーバーを奪った。

　OLB陣には疑問があったがデニス・ガーデックが2サック。うち1つはstrip-sackでキャメロン・トーマスがリターンTDした。ゼイブン・コリンズはインターセプトとFR。ビクター・ディムケージェが1サックとFF、トーマスはリターンTDのほかにパスカットもあった。

　WASは248ヤードしか進まなかった。だがアリゾナはたった210ヤード。さらに痛かったのはペナルティでの罰退が122ヤード。WASの1つ目のTDでの91ヤードドライブでは67ヤードが罰退だった。

　ギャノンHCは「それは私の責任だ。我々は暴力的でいたいが、スマートでなければならない」。

　このあとアリゾナはNYGとDALとホーム2連戦がある。2022シーズンにプレイオフに進んだ2チームを相手に改良したところを見せるチャンスがある。QBドッブスはうまくいったところに慰めは感じていない。「負けたことに失望している」。

　TEザック・アーツは「これをオフェンス最悪の出来だったことにしないといけない」。

　今シーズンのカーディナルスについての多くの予想を考えると、ギャノンHCは明らかにチームの方向性を前進させた。

　OLBコリンズは「誰もお互いに苛立っていなかった。それがオレたちが満足していることだ。だれもぼやいたり不平を言ったりしなかった。それは良いことだ」。


　（リードされていた凡試合をディフェンスがターンオーバー奪って逆転した。でもオフェンスが2回ターンオーバーされてひっくり返された。勝てそうな感じだったので残念だけど、どっかのライターの2勝15敗なんて予想は覆してくれそう）。

　（マレイ復帰まではディフェンス次第、RBジェームズ・コナー次第と思ってた。ディフェンスは穴も多いけどビッグプレー奪った。ランは思うように進まなかった。OLはまだまだ）。

　（QBドッブスは序盤硬かったから何じゃこれという感じだったけど、中盤から立て直して良いパス投げてた。プロテクションがもっと良ければ。少なくとも去年3番手だったトレース・マクソーリーよりはずっと良い）。


　（開幕週だからFULL EVENTで見ようと思ったら半日以上経ってるのにCMをカットしてなくて、30秒スキップも重いので途中脱落。結局約40分短縮版で見た。こっちはこっちでカットしすぎて物足りなさを感じる）。