Arikui Blog

学校図書館司書の夢が捨てきれない社会人のヘタレ日記。

言葉には確かに力が宿ると思う

2008-08-29 23:25:55 | 雑記
倉庫の階段をのぼろうとしたとき、ちょうどレンズの汚れを拭こうと眼鏡を外したのです。
そうすると、ちょうど電気が消えて午前中にもかかわらず薄暗い階段は、乱視によって歪む視界によってたちまち現実感を失うのでした。

常に細かく振動しているような、ぼんやりと輪郭を失った曖昧な階段は、狭さと埃っぽさが加わってこの世のものとは思えず、この一段一段はきっとここではないどこかの物語に繋がっている。


不意に現れたこの異界は、しかし踊り場に達した途端に消え去る。上から漏れ出る光は間違いなくここがこの世であることを定義していて、ありくいの眼はそれをレンズ越しにくっきりと映している。



今回は「そっち」には行けなかったけど
異界に繋がっている場所は、案外身近にあるのかもしれない





















なんて、ここ数日夢見がちなことを書き殴っているのは当然今読んでいる本の影響な訳で。
もとより影響を受けやすいありくいですが、この人の言葉がもつ力には特に振り回されっぱなし。ちょいと感情乗せすぎかもしれない。


まぁ、数日前に書いた自分よりも自分が考えていたことを分かりやすく書いていた人のことなんですが。






その人がそれを書いたのは、ありくいがそのことを書いた何年も前のことなのに



その人はありくいがその人を知る前に既に何処にもいなくなっていたのに




全てが終わった後に、この人はありくいの心を捕らえて離さないのです。

けさらんぱさらん

2008-08-28 22:26:16 | 雑記
昨日自社倉庫で商品勉強なぞしておりましたら、棚の隅っこにころんと乗っかっているのです。
ケサランパサランなんて、昔懐かしの地獄先生ぬ~べ~での知識しかなかったのですが、それがもうケサランパサランとしか言い様のないくらいケサランパサラン然とした毛玉だったので思わず笑ってしまったことでした。

恐る恐る触って見ると、重さなんて全く感じなくてふわふわと風に靡いていました。よくよく見て見ると、毛の一本一本に更に細かい繊毛が伸びていて中々に気色悪くて、こいつおいらの腕から体内にもぐりこんで身体を乗っ取ってしまったりしないだろうなと不安になったり。寄生獣久しぶりに読みたいなあ。


ひとしきり観察したあと、棚の上にそっと戻しました。
もしかしたら誰かに幸福をもたらしてくれるでしょう。

自分が吐き出した文章とやらの内容も知れるというもの

2008-08-27 23:23:15 | 雑記
自分がああでもないこうでもないと足りない頭で搾り出した考えを、あっさりと、それもも自分が吐き出した文章以上に自分の言いたいことを正確に言い現していて、しかも話の主旨とは直接関係のない部分でさらりと書かれていて少なからずショックを受けました。


未熟さと悔しさと、それ以上の尊敬。
これだから、時折頭の良い人たちの小難しい文章を読みたくなるのです。何を言っているのか半分も分からなくても、その雰囲気に触れるだけで満足。しちゃいけないんだけどね、本当は。

ここ数年読んだ本の中でダントツに嫌いな主人公、MISSINGの近藤武巳が空目に対して抱いていた興味もこれに似ているのかなあなどとつらつらと考えたりして。












そんな痛く感銘を受けた文章には、レズビアン文学だのゲイだのボーイズラブだのといった単語が雨あられなのですがまぁ気にするな。

有意義にして無駄

2008-08-24 00:17:08 | 雑記
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

『おれは布団の上でごろごろしていたと思ったら一日が終わっていた』

な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…

タイムリープだとかキングクリムゾンだとか
そんな大層なもんじゃあ 断じてねえ


もっとしょうもないものの片鱗を味わったぜ…

絶対小動物とか大好きなタイプだよ

2008-08-21 23:22:49 | 雑記
食べ方を全く知らないのに、他の青菜が高かったと言う理由で買ってきたつるむらさきを野菜炒めにしたら、泥臭くて食えたものじゃ無かったり、今日は出先で女子高生と歳の離れた弟が仲良く手をつないでいなかったので踏んだり蹴ったりでございました。






でも軽く不良入ってる男子高校生が、お母さんらしき女性と一緒に店を回ってる様子を見たのでこの国もまだ捨てたもんじゃないなと思いました。

最近似たようなことばかり言ってる気もするけど

2008-08-18 23:27:58 | 雑記
今日という日ほど自分が営業に向いてないと痛感した日もなくて、午前中から既に脳みそが停止状態だったわけなのですが、自分よりも年上で仕事量も何十倍も多くても見てるほうが胃が痛くなるほど吊るし上げられるところを目の当たりにして辛いのは自分だけじゃないのだという当たり前のことを再確認したのだけども、やっぱり心身ともに疲れた一日であったのでこれはもう酒飲んで寝るしかないのだけど最近は本当に酒の量が多すぎるので自重しなければとかなんとか。




自分でも何を言ってるのかわからねーが、出先でまたもや女子高生とその弟らしい小さな少年が仲良く手を繋いで買い物をしてるがほほえましかったのでもうそれでいい気がします。

夏休み最終日でも味わったことの無いこの絶望感

2008-08-17 22:48:49 | 雑記
同じく帰省中の友人と映画に行ったときにジュースを買おうとレジに並んでいると、前に制服姿の女子高生とその弟らしき小さな男の子が並んでいて、二人ともにこにこしながらポップコーンを抱えてシアターに入っていくので大変和んでたのでした。


































これで明日から仕事が始らなければ言うことも無いのに

挨拶しただけで不審者扱いされるこんな世の中じゃ

2008-08-11 22:46:20 | 雑記
半日立ち仕事でへろへろになって残業代も雀の涙もうやってられっかってなもんで、世界はいつ滅びるのかなあなどと考えているありくいです。


がまあ、それはそれとして今日はお得意さんである大手書店の店頭サポートをしてたわけなのですが、夕方頃に来たお客さんに大層癒されたことでした。

中学校の体育着を来た女の子だったのですが、髪は短めな上にこんがり日に焼けておりまして、ぱっと見は元気いっぱいのスポーツ少年といった風情なのです。実際、最初ちらっと見たときは男の子かと思いました。



ただ、その子が見てたコーナーっていうのが、リラックマのグッズなんかが立ち並ぶ、いわゆるファンシーコーナーだったわけです。
三度の飯より運動が好き、みたいな風体の子なのにしっかり女の子していて、なんだかえらく可愛らしく思えて微笑ましかったのです。












なんてうかつに書き込むと変態扱いされるのかなあなどと考えながらもやっぱり書き込む。