本鉢定植後の様子は手引き書のP48~P50《切込み作り(本鉢定植以後)栽培経過》をご覧ください。日々の苗の成長過程と作業内容が紹介されています。
今日は本蔓仮摘芯と本蔓本摘芯のお話です。7月3~4日頃、本葉は10枚目が展開していると思います。その本葉10枚目を切取り本葉9枚目を残した状態にします。これを本蔓仮摘芯と言います。
仮摘芯の後、1日おきに8枚目、7枚目を残した状態にして7月10日頃には本葉7枚目を切取り本葉6枚目が残るようにします。これを本蔓本摘芯と言います。そして残した本葉6枚目の葉を肥吸葉と言い、根から吸い上げられた余分な養分の行き場が肥吸葉で止まり、本葉3、4、5枚目の元から出た子蔓に養分を行き渡らせ子蔓を伸ばす効果があります。肥吸葉の脇芽は本蔓本摘芯の時に摘み取ります。さらに双葉の脇芽と本葉1枚目と2枚目の脇芽は不要ですので摘み取りましょう。
下の2枚の写真は本葉7枚目を切り取る場面と本葉6枚目が肥吸葉になっている写真です。
こうして本葉3枚目、4枚目、5枚目から出た子蔓を3方向に伸ばし、それぞれ蕾を持たせる仕立て方を切込み作り子蔓3本仕立てと言います。