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もどってこ~い 赤とんぼ   

河原に蔓延る外来種のアレチウリを除去し 懐かしい日本の原風景を取りもどしたい
田園調布「多摩川グランド裏」での記録

活動10年目 「7.21アレチウリ除去デー」

2019年07月21日 | 日記
曇り空の蒸し暑い日曜日、今年ただ1回「アレチウリ除去デー」が開催されました。
参加は、ボーイスカウト大田17団、丸子の会、大田区環境マイスターの会の合わせて50名近く。
10年にわたる活動の締めくくりは盛大で、大人も子どもも元気にアレチウリとオオブタクサに立ち向かいました。









とはいえ河原にはまだ多くのアレチウリが残っています。
それでも、水辺にアシ原が生まれ、多様な植物が生えはじめ、昆虫や野鳥が戻ってきたことを成果とし、除去デーは一旦中止。
繁茂状態については観察を続け、作業が必要とあれば、ボーイスカウトに呼び掛け対策を講じていきます。

ここで除去デーを中止にした理由をあげておきます。

「アレチウリは5年で撲滅できる」はずができなかった。

多摩川が大きく蛇行する場所にあるグランド裏は、そもそもアシの成育には適さないということを知り、「アシ原再生」という目標に疑念が生じた。

おおよそ5年ごとの多摩川の氾濫で、河原の植生は変わり続け、作業を継続しても元の木阿弥になる可能性がある。

温暖化で作業は過酷さを増し、人集めが益々困難になっている。

京浜河川事務所田園調布出張所のトップが変わり、援助が全く期待できなくなった。

そして中止の最大の理由は、丸子の会のメンバーの高齢化です。
「グループモモ」はすでに夕活中止を決めています。

高齢になって作業が辛いのはもちろん、人生に残された限りある時間の使い道としてこの活動が相応しいか否か…。
答えはノーでした。

秋には10年間共にアレチウリと闘ってきた大田17団の団員達と「活動の打ち上げ会」を催します。
その折りに再度ブログを更新し、感謝の想いを記録にとどめるつもりです。

「もどってこ〜い 赤トンボ」と言い続けた夫は今や寝たきり老人。
新米介護者である私に余裕がなく、今回もいい加減な報告となってしまいました。
読んで下さった方、ごめんなさい。



カタツムリ



もどってこ〜い

2019年06月14日 | 日記

今週はじめ、DJくんが虹の橋を渡り旅立ちました。

ママのSさんと再会する日まで、病気から解放され元気になったDくんは、天国で元気に跳ね回っていることでしょう。


モモちゃんと並び、「グループモモ」主催の「夕活」最多参加のDくん。本当にありがとう。

作業の間、ワン達は木につながれたり、Mさんにお守りをして貰ったり。
そんな時、Dくんはママの姿を求め泣き続けていました。どんなに不安で悲しかったことか。ごめんね、Dくん。


でも河原に響くその声は「夕活」の旗印のようなもので、作業中のママ達にとっては応援歌でもありました。

偶然ですが、Dくんが幕引きをしてくれたかのように、今年から「夕活」は中止。「除去デー」も今年は年に1回だけの開催となります。


10年を越える活動が、水辺にアシ原が広がった事を成果として縮小に向かいます。
その間の事情については、7月21日の除去デー報告の折りに…。
このブログもその日で終了する予定です。



一方、アレチウリは例年通りに発芽。
グループは活動先を広場の花壇に移しましたが、もちろんアレチウリの抜き取りはメンバーが個々に行っています。

今後の夕活は、花壇を囲んでの作業と楽しいおしゃべり。ワン達をそばにおいてね。
そういえばDくんは、泣いた分だけオヤツを沢山貰っていたような…。


イケメンだったDJ
お別れの時の、今にも動き出しそうな姿が忘れられません。
Mさんが供えた河原の花には、仲間の気持ちがこもっていました。

多摩川の空
今日は涙の雨が降っています。


カタツムリ

立冬に発芽するアレチウリ

2018年11月06日 | 日記
暖かな立冬となった今朝の河原。
アレチウリが元気に発芽しています。

しかし秋冬に発芽のアレチウリは、結実までには至らず種も落ちないとか。
(今やそういう常識は通用しないのでは)

先月末、河川事務所田園調布出張所に報告書を提出し、初夏から始めた今年の除去作業は終了となりました。

参加者 :
除去デー 計2回 のべ60名
夕活 計9回 のべ54名
その他 計8回 のべ16名
(日程と時間は省略)

残念ながら天候不順と人手不足で、実をつけたアレチウリを取り残したので、種が土に落ちることは必定。

(写真は10月半ば)

それでも野球場裏はここまできれいになり…。


根っ子もずいぶん取りました。これは細いツルが長〜いアレチウリ。


アシだって「アシ原」に育ちました。これこそ活動9年の成果だ!


とにかくメンバーが全員無事で、楽しく作業ができたことに感謝です。

来年は発芽増が予想されますが、完璧を目指さずに、出来ることだけやって行きましょう!

さて、今年の頑張り大賞は(そんなのあった?) 眼の腫瘍にもめげず参加してくれたDくん。

その後は入院手術にも頑張り、元のイケメンに復活。良かったね!


カタツムリ



10月16日 第9回 夕活

2018年10月16日 | 日記
半袖を出したりしまったり。厄介な天候もやっと落ち着いてきましたね。

コスモスは強いので茎が倒れても大丈夫。秋の花壇はコスモス一色。


セイタカアワダチソウに秋の風情を感じるのは、こんなに少なくなったから?

硬い根っ子を皆で引き抜きぬいたのは一昔前の話です。慢性腰痛でなかったもの。

秋のアレチウリは、果実の周りをトゲで覆って大事な種を守っています。

物凄く痛いトゲ。衣服を通し肌を刺し、トゲは洗濯してもとれません。

本日は都市大グランド手前に集まりました。
時間前からTさんとSさんが、グズにまぎれたアレチウリと格闘。


MWさんも加わり、根っ子を抜いて、どんどんキレイになっていく斜面。


普通のズボンを穿いたMさんは、痛い!痛い!と声をあげていました。お気の毒…。


来週は今シーズン最後の夕活です。
アレチウリが沢山残る、野球場裏ベンチ付近に集合して下さい。

作業を終え、Kさん差し入れの栗のお菓子に「秋」を満喫した参加者6名。
3ワン達もオヤツでご機嫌。ご馳走様でした!


カタツムリ






10月9日 第8回 夕活

2018年10月10日 | 日記
秋雨にあわず、9日は作業日和となりました。

とはいえ長いツルを掻き分け根っ子を探せば、アレチウリの実のトゲトゲに刺されます。
メンバーは化学繊維の上着を着て、トゲが衣類を突き通すことを防いでいます。

背中が若いねぇ。

集合場所は花壇でした。
Dくんは手術後でおうちでお留守番。クレアちゃんは体調が心配の中での参加。モモちゃん、雪は元気です。

イヴちゃん亡き後のアイちゃんも元気そう。


ワン達の写真を上手に撮るのはFさん。


Kさんのパープルファッション。このまま銀座にいらしても。
Sさんは阪神タイガースファンです。最下位でヤケのしましま柄か。


MYさんは渋い草刈りスタイル。
お庭の茗荷を沢山持ってきてくれました。美味しかった!


Mさんには犬守りをお願いしています。10月末の活動終了までよろしく。


根っ子探しの名人はMWさん。
カナムグラやグズの藪の中から3本も見っけ。


台風で随分アレチウリが流されましたが、まだ大量に残っている場所があります。
来週は「都市大グランド手前」に集合。チクチク対策をお忘れなくネ。

Dくんが戻って来ますように。
夕活前、リンちゃんがパパと一緒にお散歩してました。幾つになっても彼はハンサムだわ。

一方リンちゃんの「元カノ」丸子は、家中を徘徊しています。

17歳半、河原は夢のまた夢…。

今回の参加は7名と4ワン。お疲れ様でした!


カタツムリ


Mさんら大活躍

2018年10月08日 | 日記
9月30日の除去デーが台風で中止になり「どうしよう」とアレチウリの絨毯を眺めておろおろしていた私。

しかし、ボーイスカウトの指導者のMさんと知人の二人が、以後4回、グランド裏からテニスコートまで除去作業をしてくれ、ここまできれいになりました。




Mさん「根っ子は川際にあり、増水で流され助かりました。でも立ち上がったアシの下にアレチウリが隠れているので苦戦しています」

8日の今日も朝から作業に入っています。

Mさん「夕活の皆さんは道側のアレチウリを取って下さい。斜面はまだ足元が危ないので私達がやります」

私「はい、そうします」

ところで、皆さんにご心配をおかけした入院中の夫が、試験外泊で3日に自宅に戻って2泊しました。

最初にしたのは、犬の散歩と河原で作業中のMさんを激励すること。



物忘れの病気になってもアレチウリだけはしっかり覚えています。
もちろんメンバーの皆さんと可愛いワン達のことも…。

お会いできる日も間近です。
今後ともどうぞよろしくお願いします。


カタツムリ


多摩川増水 アレチウリは?

2018年10月01日 | 日記



グランド裏の川縁はカーブしているので、アレチウリが流されず残っている所があります。

残念!
なんて洪水に期待していたのがバレてしまいますね。
亡くなったり被害にあった方もいるのに、ごめんなさい。

カタツムリ



第3回除去デー 中止

2018年09月29日 | 日記
台風24号は、日本各地のイベントを中止に追い込みました。

近年の台風被害は、今までの日本人の常識を越えています。
たとえ「空振り」であっても、大勢が集まる行事の見直しや中止は当然です。

特に除去作業は、洪水、増水の危険のある多摩川の河原で行われ、参加者の多くは子供達ですから、即中止を決めました。



今、アレチウリは絨毯のように蔓延っています。
10月末まで実の完熟する前に少しでも取るつもりですが、取りきれなくても構いません。

気を取り直し、また来年頑張れば良いのです。
活動10年、一歩進んで二歩後退が当たり前になっています。


カタツムリ



今年2回目の除草工事

2018年09月20日 | 日記
河川事務所への要望をして良かった。
今までで一番広範囲に除草がされています。18日の実施でしょうか。




けれどセイバンモロコシが刈られてみれば、そこにはアレチウリの絨毯が!



雪もビックリ
ミタクアリマセン…

柳の木にも襲いかかっています。


こんな小さな実だけではない。
これからはトゲトゲ、チクチクの作業です。


グランド裏は隅から隅までアレチウリ。
工事が斜面の一部まで行われたことが救いですけど。

もう1つの救いはアシが水辺で頑張っていることかな。

私達も気を落とさず頑張らないと!


カタツムリ

散策路の除草が済みました

2018年09月18日 | 日記
セイバンモロコシが除草されれば、見えるのはアレチウリ畑。


見タクアリマセン


アレチウリの実、見えますか?


こんな看板立てて除草をするのですね。初めて見ました。


今日の夕活はメンバー全員の都合が悪く、あるいは不調で中止となりました。

そろそろ花が実になる季節です。
アレチウリは小さなトゲトゲで大切な実を守ります。
このトゲが服に刺さるとどうなるでしょう。

秋の作業を考えるだけでゾッとします。


カタツムリ


敬老の日に

2018年09月17日 | 日記
緑地広場の入口に立つ松。アレチウリが這いのぼっています。


数日前には土手の桜にアレチウリが絡まっていて、メンバーのMさんが根っ子から除去。


河原では、大きな樹木は洪水の際の妨げになるため植えてはいけないことになっています。
もし、現在の松や桜が枯れたり台風で倒されたりしても、新しく植えることができません。大事にしないと。

夏日に元気を取り戻したオオブタクサ。


アレチウリの多さに目を背けるように、今朝は遊歩道を歩きました。

誰が置いたのかしら…。


カタツムリ



9月11日 第7回夕活 お久しぶり!

2018年09月11日 | 日記
猛暑、豪雨、台風、大地震… とんでもない夏が終わり、今日は肌寒いほど。
再開した夕活は水門付近で行われ、短時間ながらかなりの成果をあげました。
参加は5人と3ワン。



アレチウリと10年も付き合えば学びます。
長い茎や大きな葉っぱには目もくれず、とにかく根っ子を探すことに専念。


ヤブカラシやカナムグラの上を覆うアレチウリ。茎をたどり土を掘ってみると、とぐろを巻いた根っ子が。


これが一番の収穫かな。


久しぶりの夕活は楽しい。私は入院が長引いている夫の愚痴を聞いて貰いました。

去る7月26日夜、夫は家の門前で転倒しての脳挫傷。脳内出血し、今は認知症の症状が現れています。在宅になったら大変。
悩みはつきませんが、メンバーの温かな気持ちと、Kさんのお茶とお菓子に気分がほっこり。

実は夫が倒れた夜、私は「燕の集団ねぐら入り」の観察会で六郷土手に行っていたのです。




燕の数は少なかったのですが、見事な蘆原と多摩川を照らす月にうっとり。
まさか帰宅して、頭から血を流して倒れている夫を発見するとはネ!


水門での作業後、皆さんは花が咲いたオオブタクサ刈りに出動しました。

なお、今後「モモの会」は、できる範囲だけを死守する?方向でやって行きます。
年をとれば身体が一番大事。ご自愛の程を…。


カタツムリ

犬の気持ち

2018年07月26日 | 日記
ようやく酷暑のトンネルを抜け出た感じ。今朝の河原には涼しい風が吹いていました。

だったらやるか…と散歩バッグに忍ばせたゴム手袋を取りだし、ずっと気になっていた野球場とサッカー場の境目に進入。

あるある 上流側も

下流側も


ほら、ゆき 根っ子を見つけたよー


ミタクナイデス!


朝活は5分もやれば十分。シャクチリソバを覆うアレチウリを3本抜いたから、さあ、帰ろ。

アスハ ヤメテクダサイ!

はいはい。
一昨日24日に予定していた夕活は危険なので中止にしました。
メンバーの自主作業は自由ですが、安全を確保し、必ず犬の気持ちは尊重しましょうネ。


帰り道で

暑さに強いんだワァー ワルナスビ



カタツムリ


7月22日 38度の中で 第2回除去デー

2018年07月22日 | 日記
厳しい暑さに、アレチウリを2、3本抜くだけで汗が吹き出し、汗の塩で目が開きません。
スマホが高温になりカメラが自動停止してしまう、河原の温度は38度か、それ以上。
ボーイスカウトは小中学生の参加を取り止め、開始を午前8時に早めて大正解でした。

集まったのは暑さに強い大人達とベンチャー隊あわせて17名。
休憩をはさみ2時間、終始笑顔で頑張り、野球場B裏の斜面をきれいにしました。

(どうにか撮れた写真です)

一番のりは草刈り隊


若者隊は女子が(いろんな意味で)優勢


いざ


なんで生えてるの? こないだ取ったのに


若芽を取るのに苦労する身長190センチ


アレチウリを一本一本抜きます


こちらも繊細な作業が得意そう


本日の作業は、セイバンモロコシごと草刈り機で刈り進み、その後を追いながら、アレチウリを根っ子から抜いていくというもの。

草刈り機を駆使し、一人で五人力のMさん


アシ、アシ、アシ


はち切れそうな アシ が並ぶ

この元気、作業をした後に見えますか?

同じように働いても

年は取りたくないネ

おっとアレチウリも撮ったはず

もうすぐ花が咲きそうな図…
のつもりだけど、どれがどれだか

環境マイスターの方々は連続4回目の除去デー参加です。
フルマラソンの常連さんはどちらでしょう?


今回は熱中症を怖れ、開催中止を考えました。
結果はやり方を工夫し、体力のある人だけが参加してオーライでしたが、猛暑の中で薄氷を踏む思い。
「アレチウリのために無理はしない」の鉄則はこれからも守って行きます。

除去デーに間に合うよう、前日に河川事務所が野球場裏の除草工事をしてくれました。



斜面ギリギリまで刈ってと要望したのだけれど…。予算の都合かな。


カタツムリ


7月17日 第6回 夕活

2018年07月18日 | 日記
連休が明けても猛暑はとどまる事を知りません。
しかし多摩川の風情は変わらず、

散策路は静かで、

花壇の花が暑さに負けず頑張っています。



頑張っているのは「グループモモ」も同じ。
今回はメンバーが8名勢揃いし、2ヶ所の場所で、たっぷりと汗をかき、上々の成果をあげました。

前半は下水道局が管理する場所で。



藪が深く、アレルギーのあるメンバーのクシャミが聞こえても姿は見えず。
藪を作るのは、オオブタクサ、セイタカアワダチソウ、ヤブガラシ、カナムグラなど。
薬草の良い匂いはローズマリーか。


6名で長いツルのアレチウリとオオブタクサを刈り尽くした後は「ちょい休憩」。


さて次は都市大グランドに移動し、予定通りの作業の開始です。

Tさん、何を見てるの?


すると、やおらFさんとMさんがカマとノコギリを使い始め、


Kさんもカマで攻めます。作業はドクターストップのはず、心配です…


刃を入れる場所を考慮中のTさん、

と思ったら、もう切り倒して運んでいます。


「こっちの木も切っちゃいましょうね」と張り切るFさん。


アレチウリも絡んでいて、名人Mさんが根っ子から取ったけど、メインはヤブガラシの刈り取り、そしてモチノキの伐採です。

運び出し係だったSさん

この後、ノコギリの使い方を教えて貰って太い幹を切っていた!
Sさん、ずるい。これで道具を使えないのは私だけじゃん(泣)

結局、6本の木を切り倒し救出劇はジ エンド。
視界が開け、空が見え、現れたのは「パンパスグラス」です。

アイちゃんだって手伝ったもん。

パンパスグラスは元は一本でした。
2011年頃の見事なパンパスグラス。


それが3つに株分けされ、生き残った1株をメンバーが大切にしています。
ヤブガラシに枯らされなくて本当に良かった。

来週24日は5時に花壇に集合、散策路を下流に向けて歩き、周辺のアレチウリを取ります。

今年は土手側までアレチウリが上がってきています。

桜の下に。


野球場フェンスにも。


では皆さん、お疲れの出ませんように、ご自愛のほどを!

(おまけの報告)
おやつは「ブルーベリー羊羮」と「冷茶&洋菓子」。
お土産は「茗荷」。お庭になったものです。
お三人に感謝。とても美味しかったですよ。


カタツムリ