さて、どちらがススキで、どちらがオギでしょう。 答えは最後に。
10月3日は第四回目の「夕活」。メンバー7名で、除去デーで取り切れなかったアレチウリの処理をしました。
そこで話題になったのが「オギ」と「ススキ」のちがい。
「ススキに似たいわゆる偽ススキ」があちこちで見かけられたからです。
「あっ、ススキが生えている!」と喜んでカメラをむけたのは、水辺でアシが生えているすぐそば。
私たちの活動の目的は、アレチウリを除去して河原に「アシ・オギ・ススキ」を再生することです。
ススキが生えてくればこんな嬉しいことはありません。
ところが植物に詳しいYさんに尋ねれると、それはススキではなく「偽ススキ」だそうで、う~ん、がっかり。
でも「本物のススキなら、遊歩道そばに一本だけ生えていますよ」と教えられ、次の朝に探してみました。
そして、見つけたのがこの一本です。
たくさんのオギ(偽ススキ)の中に、ひときわ目立って「カッコよく」生えていました。
周りはこんな感じでしたから、この一本だけが違うように思えたのですが、自信は全くなし。
植物素人には「オギ・ススキ」の区別はなかなか難しいのです。
平塚市博物館のHPに、「オギとススキのちがい」が「表」で説明されていました。
ほかにも発生場所がちがい、オギは湿地帯に発生し、ススキは水辺より乾燥した地帯を好むとか。
穂が白っぽいのがオギで、群生していれば一目で分かるそうです。
冒頭の写真も平塚市博物館のもので、答えは、右がススキで、左がオギ。
さて、アレチウリを除去して4年目、「アシ」も少しづつですが水辺に定着してきました。
アレチウリを除去したあとの小さな「アシ原」。 寄り添っているようで何だかいとおしい。
散策路付近では、待ちに待った「徐草工事」が終わり、セイバンモロコシがなくなっています。
あの猛暑でぐんぐん伸びたセイバンの群生は、夢だったのでしょうか。
我が家のユキは行く手に草がなくなって呆然としています。
ユキのそばに落ちているのはアレチウリです。
除去メンバー以外にも抜いて下さっている方がいるようで、有難いことですね。
カタツムリ