ここに注目! エルメスのバーキンの偽物の見分け方
エルメスの第5代社長、ジャン=ルイ・デュマ=エルメスが、飛行機で偶然隣に乗り合わせた、イギリス出身の女性歌手ジェーン・バーキンのために作ったとされるバッグ「バーキン」。誕生から30年以上たった現在でも、世界中の女性たちを魅力し続けていますが、その人気が故に偽物が数多く出回っているのも事実です。そこで今回は、バーキンの偽物を見分けるためのポイントについて、詳しく解説します。
エルメスのバーキンの偽物を見分けるコツ
エルメスの「バーキン」の偽物を見分ける際のポイントは、次の通りです。
①年式の刻印
バーキンをはじめとするエルメスの革製品には、製造年、アトリエ名、制作者が分かるように刻印が押されています。製造年はアルファベットのa~zが毎年割り振られるため、刻印を見ただけでそのバッグがいつ作られたものなのかが分かるというものになっています。バーキンの場合、クロアの金具部分の裏側、新しいものはバッグ横の革の奥側に刻印がされています。近ごろは偽物でも刻印がしっかり押されたものも多く出回っていますので、「刻印がある=本物」と判断するのは少々危険です。刻印の位置がおかしかったり、刻印の荒さが目立つ場合には、プロに鑑定を依頼する方が安心でしょう。
②ジップのプルタブの刻印
ジップのプルタブにもエルメスの刻印がされていますが、その書式にも注目しましょう。本物は刻印が細くくっきりと入っているのが特徴です。偽物は刻印が太くつぶれたように押されていることが多いので、きれいに刻印されているかどうかが簡単に見分けるひとつの目安になります。
③ジップのプルタブの向き
エルメスではジップの種類がほとんどオートマチック式のスライダーを採用しています。そのため、本物のプルタブは進行方向に向かって横に向いたままで垂れることがありません。これに対して、偽物のジップはすぐに垂れてしまうのが特徴です。
④クロア部分
次に、バーキンの「クロア(ベルト)」部分にも注目しましょう。本物のエルメスの場合、留め具の部分が必ずステッチ(縫い目)の内側ギリギリのところに入っているのが特徴です。これに対し偽物の場合は留め具の位置が大きくずれたりバランスが悪かったりします。また、留め金がプラスマイナスのネジだった場合には偽物の疑いがありますので、プロに査定を依頼する方が安心でしょう。
⑤カデナ
当然のことですが、本物の場合は鍵とカデナの番号が必ず一致しており、鍵穴の形状が複雑に作られています。万が一鍵穴の形状が簡素に作られていた場合には、偽物を疑う必要があるでしょう。
エルメスのバーキンの見分け方がわからない場合には
世界トップクラスの最高級ブランド「エルメス」。なかでも世界中のセレブから愛されているバーキンは、その人気が故に模倣品が後をたちません。最近ではスーパーコピーと呼ばれる実に精巧に作られた偽物も多くつくられているため、素人ではなかなか真贋を見極めることができないのも事実です。購入したバーキンに怪しい部分があった場合や、本物かどうかが不安な場合には、正規店で修理依頼をするか、買取店へ持って行ってプロに査定をしてもらう方が安心でしょう。
いかがでしたか? 上記の内容をしっかりと理解した上で、偽物と本物をしっかり区別できるようにしましょう。とはいえ、素人には限界がありますので、手にしたバッグの真贋が不安な場合には、ブランド買取店に鑑定してもらうことをおすすめします。
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