++ A bother free-day ++

☆なんでもない日常を輝きのある日常に☆

『ツナグ』『ささらさや』を読んで。

2014-11-30 22:44:40 | Weblog
ついついてが伸びてしまう内容のもの。
本当に会ったらいいな…という思いを乗せててにとってしまいました。
映画をきっかけに本を知りました。映画より本を読んだ方が面白いから好きです。
ただ映画の配役を想像しながら読み進めて行くのが楽しいので、映画も悪くはないですね。

『ツナグ』ネタバレ注意。

映画公開の時に読んだので1年以上前の感想です。
立場は逆だけれど、やはり婚約者を亡くした人に感情移入してしまいます。
愛した人がどこかで生きていてくれたら…
自分とは会ったり話したり出来なくても、その人が幸せに生きているならそれでいいと考えてしまう気持ち。
共感してしまいました。死はあまりにも遠過ぎて、期待出来なくて、前向きになれなくて。

なにより涙したのは婚約者(映画だと桐谷美玲)に対してです。
今、手元に本が無いので間違ってるかもしれませんが、
彼の前に姿を現すことで、自分の死を知ってしまうのが嫌だ。
でも、彼の為に、姿を現して大好きだと伝え、前に進むように背中を押す姿に。
「本当はあなたのお嫁さんになりたかった」
という言葉に自分を重ねてしまいました。
私の気持ちを同じように表現してくれたことで、心の整理にも繋がった作品でした。
最後までまとまっていて、読み終わると涙と満足感でいっぱいでした。

『ささらさや』

大泉洋と新垣結衣、良いですね。ZIPのショートストーリーも見ていたので、とても想像しやすかったです。
新垣結衣を想像しながら、懸命に生活をするさやの姿を自然と応援してしまいました。
3人の力強い年の離れた友達の世界にも引き込まれてしまいます。
もしもさやの旦那さんの様に、彼が現れてくれていたら…
もっともっと話がしたいし、謝りたいし、大好きだって伝えたい。

現実には見えないけど、たぶん近くに居たと思う。
たぶん眉毛を下げて困った顔して、大きな手で頭を撫でてくれていただろうと思います。

今は、居るのかわかりません。
もし居たとしても、呆れて失望して離れてしまったと思います。

あんなに彼が好きなのに、また別の人と出会い、
その人とずっと一緒にいたいと考えてしまうような女ですから。

亡くなった彼は、毎回笑顔が溢れて楽しい時間が流れます。
今の彼は、不思議な安心感があり、とても落ち着きます。
でも、亡くなった彼に対する思いは理解してくれないようです。
一度この事がわかった時に、理解してくれないならとお別れをしました。
でも、今の彼の安心感に惹かれて、またお付き合いをさせてもらっています。

『ささらさや』を読み、亡くなった彼に対する思いが溢れて涙が止まりませんでした。

でも、その中には、
悲劇のヒロインに酔ってる自分(本当に腹黒いというか、悪い女だと思います)
亡くなった彼への謝罪
(もしあの時…もし毎日こうしていれば…と自分の非がたくさん)
亡くなった彼への後ろめたさ(新しく好きな人が出来てしまったことに対して)
今の彼に対する後ろめたさ(亡くなった彼への思いが消えることは無いから)

気持ちの持って行く場所がわかりません。
誠実に生きたいけれど、どちらかを裏切ってしまうのはどうしようもないことで、

二人同時に現れたら…と想像しても何かと理由だらけになってしまい、
自分の意思がわかりません。

このジレンマはいつか解決するのでしょうか?

本を読み、感情的になって書いてしまいました。
いつも連絡くれるgoo友さん。感謝してます。元気です。ではまた。