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ところが実際には、信者の重い病気を代わりに背負ったりして、そうではないのを知りびっくりしました。
つまり、悟った存在というのは、もう体に執着がないので、そのようなことができるのです。
悟っているので、本当のところ、もうこの世にとどまる必要はないのです。
とどまるとしたら、それは、その存在を必要としている人々のためにです。
TVで、サイババの体の状態が思わしくないという報道がされました。
それに付随した人々の見解は、昔の私の考えのように誤解に満ちたものがあると感じましたので、ここに、それについて書くことにしました。
サイババは以前からおっしゃっています。「自分のために力は使わない」と。
肉体は水の泡のようなものであり、執着してはいけないと……。
自分に欲望はない。ただ一つあるとしたら、人々の幸せだと……。
だから、サイババのお体の状態は、人々の祈りにかかっているのです。
今回の大震災に呼応するかのようにお体が悪くなり、それはまるで人々の苦しみを支えているかのように感じました。
私たちは、そのご健康が回復されることを祈るばかりです。
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