手放す

自分の身に不条理なことが起こったらそれは前世のカルマ？なんて考えたりしますけど、もうそこであなたのカルマは消滅したのだから自分に対して理解のない酷いことをした人物を「許したら？」なんて人に言われたとしても、そう簡単に許せませんよね！？（特に自分の人生に関わる酷いことだったらなおさらです）

だって“許す”ということは、その人物のやった間違ったことを肯定することになるのでは！？と思うから。

でもそうしないと先に進めないよ！と言われたら、そ～ね～！とも思います。



自分のやったことは自分に返る。自分の蒔いた種は自分で刈り取る。

そういった宇宙の法則を信じるなら、酷いことをした人物も自分の報いを受けることになるのでしょう。

すべてはその人、ひとりひとりの問題。

そう考えると、その人のことを「許す」のではなく「手放す」ことができました。



そして「手放す」ことができたとき、自分が楽になっていることに気がつきました。

すると思いもよらないことが起きたのです。

今まで憎しみにも似た感情に隠れていた相手の良い面、それが現れてきて感謝の思いを持つようになったのです。

何？？？この180度の気持ちの展開は！！！って感じです。

感謝するのって気分の良いことです。それはそれが自然な人間のあり方だからかもしれません。


ときに、そういったことを忘れてまた憎んでしまうことがあるかもしれませんが、そんな時はそんな自分も受け止めて、その人物のことをただ手放せばいいのだと思いました。