心配か信頼か

あるTV番組で、たまたま出会った、外国から日本にいる息子のもとへ来たという父親へインタビューしているのを見ました。

インタビュアーが父親に息子さんのこと心配ではないですか？と聞いたのです。

すると父親は全然心配していないと答えました。その理由は息子を信頼しているからというものでした。

私はそれを聞いて軽いショックを受けたのです。

日本では一般的に親は子供を心配する感じですが、それって子供のことを信頼していないってことじゃないの！？と思ったから。

もっと言えば、何もできないロクデナシみたいに思っているってことじゃないの！？と。

いつまでも親の手のかかる子供でいさせたいのかしらね？　親という自分の立場をなくしたくないから。自分の親のことが頭をよぎってそう感じました。

心配するなんてヒドイことです。お前は一個の人間としてやっていけないダメな人間なのだという烙印を押すも同じことだと思いました。

親がそんな思いを持つことで、意に反して子供の人生をじゃましているのかもしれないのです。

子供は親のおままごとの道具ではないという認識をハッキリ持っていないと、ともすると子供を信頼できなくなってしまうのかもしれませんね。

Thank you for reading this to the end.


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