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青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

人生相談?!

2006年03月17日 | 思うこといろいろ
今日、とあるお客様からお呼び出しを頂いた。
かれこれ15年ほどのお付き合い。私より若い彼だが、
子供は私より大きい。(とはいっても2歳ほど)

何のことかと思えば、人生相談。
これでも営業職の頃から、相談というまでもなくとも、
例えば些細なことでの「ご意見伺い」を受けたりすることもある。
やはり同年代から年下の人が多く、
それはそれで私にとっては嬉しいこと。
なんと言ってもお客様ですから。

この方実に複雑な人生変遷。
自ら3人の女の子に恵まれながら、
子供を全て奥さん方に渡し離婚。
その後、3人の男のお子さんを持つ女性と再婚。
要するに、3人娘の父親だったのが、
3人息子の父親になったという、
なんとも私には現実的でない人生。ただ、人は人である。

相談内容は、そのうちの長男のアルバイト先の件。
以前から良くあるのだが、お客様のお子様などの、
就職先、アルバイト先の斡旋。
今回の場合、ダイレクトに当社で雇ってくれないか!?

長年この仕事をやってきて、
又、私の立場で実はこの相談案外多い。
しかし、これをダイレクトで受けていたら、
給与いくら払わないといけないのか!と言うことになってしまう。

このあたり、役員間では暗黙のルールで、
原則特例は認めず、正規のルート
(応募→会社説明会→会社訪問→第一次・第二次面接等々)を
踏襲頂くようにお願いすることとなっている。

ところが今回は、特例どころの騒ぎではなく、
まだまだ若い、高校中退生。
当社が町の工場レベルに写ったからであろうご相談なのか、
教育をするのに適しているから私を選ばれたのか、
はたまた、とりあえず当社なのか、
理由は全く分からないが、良くも悪くも前代未聞。

思わず、お客様自身との教育論のぶつけ合いとなってしまった。
親御さんとして、心配な気持ちは分かるけど、
よくよく聞くと、コンビニでバイトをし、
定時制に通うと言う自らの意志は弱いながらちゃんとあるらしい。

親の敷いたレールにいつまで乗るのか。
また、そのレールからはずれた時、親はどうするのか。
他人のことながら、自分の子供達の顔がよぎった。

当社採用は、当然ながらというか、
残念ながらというか、見送りとさせて頂き、
彼自ら曰く「連れ子」の3人の今後に、
他人事ながら、つくずく「お父さん頑張れ!」
と言いたくなってしまった。

ただ、苦境を乗り越えれば乗り越えるほど、
その苦境が大きければ大きいほど、
多分、絆は深まるものだと私は信じていますよ。
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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (デビルすねお)
2006-03-18 14:02:24
うちの会社は最近、中卒を3名立て続けに入れてます。

訳ありの3名ですがこれがまたなかなかいいんですよ。

そこいらのパートのおばちゃんや高卒の正社員よりずっと良い仕事しています。

若いってことは良いことですね。

身体から放出するエネルギーを感じますよ。

一人は男性で高校1年中退。でも中学の時に

サッカー部の主将、女の子にもてて目立つもん

だからなぜか同期の男には嫌われ、けんかを

繰り返し、あえなく自らの意志で親の反対を押

し切り高校中退。その後、当社に入り、親の援

助をもらわず稼いだ金で夜学に通うとのことで

頑張ってみえます。たくましいでしょ。

あと2人は女性。うちこの3月に卒業し、最近、

入ってきた子は中学の同級生とうまく適応でき

ず教育委員会の心の相談室で1年間、自由に勉

強してきたらしい…

珠算1級、目がキラキラ輝いていて誰よりもし

っかり挨拶をしハキハキしている。何よりも

職場がパッと明るくなった。

履歴書には最初はパートで頑張って早く認めて

もらって正社員になれるように頑張りたいと思

います…って書いてありました。

3人とも仕事を通じて色々と社会経験を通じて

うまく育ってほしいと感じています。

親にレールを引かれ、高校や大学に目的もなく

友達が行くから行くといった判断意志のない

子どもよりもはるかにたくましく生きていると

感じますよ。
返信する
デビルさま (あおやき)
2006-03-18 22:55:45
いつもありがとうございます。



私、中途学歴がいけないと言っているのでは

有りませんのでそこの理解はお願いします。



ただ、デビルさんの言われるとおり、

まさしく親の思いとは違い、

自立した子供の気持ちは必ずあることを

親は見抜かないといけないと思っています。



特に十代中盤など、

一般的な子供は、親におんぶにだっこ。

そんな者達が自らの生きる道を探し当てることは、

とても難しいことであり、

見つけられたのであれば、

それは又とてつもない価値があると思います。



我が社では、業務上の知識の問題にて、

採用に踏み切れない現状です。



あーー、真面目な返信。

返信する
Unknown (poco2)
2006-03-19 09:30:55
とても久しぶりに書き込みます。(でもいつも見てますよ)



デビルさんの話、いい話ですねー少々感動しています。頑張れ新人3人衆!



親の気持ちも判りますが子供は子供で悩みながら進んで行くもの、子供を信じてやらせるのも親の愛情だと思います。



我が家は息子が今年高3です、来年は就職、どんな職業に

就くか、何がやりたいか、何が向いているかまだまだ

見つかっていないようですが、これから何度か失敗も

あるでしょうが、見守りながら支えてやりたいと思っ

ています。



息子は中学校の時から高校を出たら働くと言っており、

親としては大学でも専門学校でもと思っていたのですが

彼にはそれなりの考え(将来への具体的考えは無い)が

あってのこと、その後の高校生活は受験勉強が無いため

とても気楽ですごく楽しく過ごしているようです。

中学校へ入学後に私が病気になり、高校まではなにが

あっても行かせてやると言ってしまったのが、大学は

行けない、行かないと思ってしまったのかなと感じてます。

デビルさんの所の3人のようにたくましく進んで欲しいものです。

返信する
Unknown (デビルすねお)
2006-03-19 17:44:30
あおやきしゃま 私の会社と貴社とは仕事の

内容も条件も違いますのでお薦めするつもりで

書いた訳ではありませんよ。お気になさらぬように…

うちはなかなかパートさんや正社員を募集して

も零細企業ですのでなかなか廻ってきましぇん。

特にこの地域の製造部門は○ヨタさんの影響で

レートも高いし、条件が良いので困ったもんです。

50過ぎの動きの悪い、身体よりも口が良く動

くおばはんよりはどうかなってぐらいで賭けて

みたらたまたま大当たりでした。

もちろん、面接して良い印象でしたのでね。

どうしてもうちの子どもと同年代ですので比較

してしまっていけないんですが、たくましい、

元気、明るい、ハキハキしとるんですな。

仕事とプラベートと使い分けてる器用人かもし

れないけどそれでもうれしいですね。
返信する
子育て (あおやき)
2006-03-19 21:01:55
子育てとは、何時の時代でも難しくもあり、

重要なことなのだと痛感しています。



もともとのこの日誌の子供も、

コンビニに勤め、夜学に通う。という

信念までは行かずとも、自分で選んだ道がありました。

それを親が、体裁と、心配という名の

子供の成長害で、彼の考えを拒もうとしている。

だからこそ、それくらいの子供の自主性というのは、

重んじる必要があり、

重んじればこそ、デビルさん社の3人さんになるのですよ。

・・と言うことが言いたかったのです。



pocoさんの息子さんの生き方も、

すばらしいのではないでしょうか。

親の背中というのは、

どんなときも、いつもいつも見ていると言うことですね。



家の子供も、そんな子供に育って貰いたいです。



・・・あああーー、今日も吹いたぜ。

ねぇ、やっぱり吹っ切れてきたよ。

ハイBがかすかながら出ている。

後一歩でダブルハイCだぁ~。
返信する
Unknown (しほ)
2006-03-20 14:02:25
父親たちのまじめレスに負け犬が入りますが・・



私なんか高校時代、自分が何したいかとか、

何になりたいかなんて全然決まってませんでしたよ。

自由な校風で、受験勉強もしないで、

のほほーんと高校3年間過ごしてきました。

短大に入ったのは親のすすめです。



私は働いてもいいかなぐらいの気もあったんですが、

父も母も環境や経済的理由で

「大学に行きたくても行けなかった」とういう、

思いもあって、

私には行かしてやりたかったみたいです。



短大の学生生活は特に目標もなく、

そんなにためになったとは思ってませんけど、



アルバイトを2つかけもちしたり、

そのお金で通学の電車の定期券買ったり、

ECCで英会話勉強したり、

バンドに入ったり、

たくさんある時間で、色んなことやってみようと思って、動いてました。



そんな一見無駄な時間に思えるものでも、

あの時の若い私には案外必要なものだったなぁと、

今は思います。









返信する
しほさま (デビルすねお)
2006-03-20 20:01:43
しほさまは、極めて一般的普通に成長をされたんではないかね。(私もそうですよ。)

恵まれた家庭環境ですくすくと成長したことに感謝しましょうね。(お互い)

そしてその強い感謝の気持ちがあれば心の中も徐々に

自分へのTAKE→人へのGIVEに変わっていくでしょう。(お互い)

人はどのように生きるべきか…って真剣に考えたこと

ありますか。これ普通はありませんよね。

んが子どもの親となり、その子どもが成長し、また同

年代の子どもの色々な難しいことに直面すると嫌が上

でも考えなければならないのよね。

だって子どもに何も教えられないよ。何も考えていない親は。

子どもをまともに教える、注意することができない親

が増えているから、今、同年代の親の問題、先生の問

題が多い訳ですし、なぜかって言われるとそういう教

育を受けさせてもらえなかったのが最たる要因…って

言うとまた物議をかもすかな。

あ~おれってやっぱりまじめな小悪魔ちゃん
返信する
おおっ・・ (あおやき)
2006-03-21 11:44:38
こんな長いコメントをたくさんいただけて、ありがとうございます。



ここでこんな自慢話しても始まりませんが、

私は大学で2年も無駄をしました。留年。

そのの時、父親は私に退学を勧め、

公務員試験の用紙を突きつけました。

しかし何とか懇願をして、大学というか、

音楽を続けさせて貰い、無事卒業しました。



しかし、この無駄は、

いまめちゃめちゃ人生に生きています。

万が一、親の敷いレールであるところの、

公務員に間違ってでもなっていたら、

レアにも入らなければ、私の人脈はことごとく

無くなっていたと思います。



だからしほの言うところの意味はよく分かります。

だから、親に感謝なんですよね。



でびるしゃんのP長経験者らしい、

現代の親のあり方論というのも、納得できます。



この話の発端である、私のお客さんは、

はっきり言って、そこらの部分で、ひょっとすると

欠落しているのかも知れません。

要するに子供のためではなく、

自分の納得安心のため。



先生の問題で、以前からこのブログに書きたくて

仕方がないことが実はあります。

ネタが切れた日にでもお披露目します。

わたしゃ、実はどえらい思いをしたんです。

今年度! では又。
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