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青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

逸材

2012年10月29日 | 本番記録
昨日レアサウンズ本番。
ドラム氏の地元春日井市の小学校にて、
芸能大会という町内のお祭りに参加。
我々にとって、メンバーが故郷に錦を飾る・・
そんなイベントであったのだ。

今回は我々の他にビッグバンド2つ。
以前私も練習にお邪魔したことがある
高校生バンド、フリーヒルズさんと、
中部大学さんのビッグバンドの2つ。



ご覧の写真はフリーヒルズさんの演奏。
我々おじさんの演奏とは違い、
指揮者以外若々しくてとても良い!


実は昨日我がバンドのピアノT氏、
ご家族のご不幸で急遽欠席の事態。
何とかギターでその部分をまかなうとして
一応計画立てをしていたところだったが、
このフリーヒルズさんの演奏を聴き
私思わず気が変わったのである。

以前練習に伺ったときも思ったが、
ここのピアノの女の子、すごいのだ!

何がすごいというと、リズム感がすごい。
そして正に音を楽しむそのノリは、
明らかに高校生のその域を超えている。

フリーヒルズさんの演奏終了後、
一応?!音楽指導者となっている、
我がレアサウンズのドラム氏に、
彼女をレアのトラに貸してもらえぬかと聞くと、
無理でしょー、と連れない返事。

確かに昨日持ってきた曲の数々は、
ドラム氏故郷に錦を飾る渾身の選曲?!
従い、そう易々とは出来るわけがない・・
と言うのがきっとドラム氏の光る頭の中・・・
失礼、脳裏を過ぎったのであろう。

ただ、私はその以前の練習の時から
言い方悪いが目を付けていたのは事実。
ドラム氏遮るも彼女に声を掛けると、
なななんと、全く物怖じするどころか、
「えーーーいいんですか!!!!」

後々メンバーとその話で持ちきりになったが
みなぎる自信がこの言葉として
発せられたのであろう。

この言葉を聞いた瞬間私は間違いないと確信し、
譜面を渡したのであった。


実はこの時点で本番まで僅かあと30分。
一種の賭のようであったけれど
実にこの高校二年生の彼女、
私が勝手に描いていたそのイメージ飛び越え、
とんでもないセンスの持ち主であったのだ。



コンマス氏などが譜面の進行を指示。
この短期間でそれを覚えるのもすごいが、
始めはソロの部分を外そうとしていたら、
やりたいです!の勢いで音源無いですか!?と
なんとまぁ積極的なこと!!

そして僅かな時間でご覧の通り、
正しくエアビアノ状態でトレーニング!
この時あと本番まで僅か10分!!!



さて本番!

一曲目のラテンのノリノリナンバー。
弾けるように弾く彼女に
メンバーが乗せられている異様な雰囲気!
そして、ブレイクからソロに転じる
いわゆる難関に差し掛かるや
見事なブレイクをクリアして
体全体揺らしてソロを弾くではないか!!!

あっぱれ!

ご覧の何でもない体育館は、
彼女のノリノリの音で
親父バンドはいつもと全く違う雰囲気!



今回はトロンボーンにも
大学を出てまだ間もない女性を擁し、
いつもとは全く違う雰囲気のレアサウンズは
ブログの文字まで躍る興奮状態なのであった!


そして驚きはまだまだ続き、
バラードのソロもとても15・6歳とは思えぬ
その落ち着き払ったプレーに
客席のみならず舞台上から大きな拍手がわき起こる。
更には初見にもかかわらず決め音を外さない
その技術力の高さは圧巻!!

お陰で無事終演をし、
ご覧の通り海外ゲストを招いた時同様に、
彼女を囲んでの記念撮影となったのであります。



聞くに有名音大を目指しているとか。
星の数ほど居るピアニストの中から、
ひょっとすると10年後、いや5年後、
上原ひろみさんのように
デビューする日が近いのかも知れない。

この写真、結構貴重な写真になったりして!


そしてふと、

息子よ、こういう嫁を連れてきてくれ!
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16 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こういう嫁って・・・ (SGKO)
2012-10-29 00:38:42
義父はトランペット。嫁はピアノ。
凄いサラブレッド(孫)が出てきますね・・・きっと^^。
返信する
Unknown (デキスギ)
2012-10-29 01:06:44
なんか、素晴らしかったですよね。

客席にどういう風に聞こえていたのかはわかりませんが、一緒に演奏をしていると、ほしいタイミングでほしい音が過不足なく入ってくる感じっていうんでしょうか、すごく自然に演奏できたような気がします。じゃあ、普段はどうかということについては、ノーコメントで。
返信する
Unknown ()
2012-10-29 09:13:13
彼女を、以前、拝見したことあります。
アップテンポの曲のアドリブを、すごいリズム感よく弾いていて、すごいなぁ~と思ったものです。
私と変わってほしい・・・。
絶対無理ですね(泣)
返信する
お疲れさまでした。 (でびる)
2012-10-29 09:27:14
自分はたまたまこの会場にS谷くんと一番乗りでしたが、既にヒルズの中で彼女は一番乗りで控室にみえていて笑顔でおっさんに挨拶して出迎えてくれました。性格も素晴らしいですね。

ところでヒルズさんの写真で前で踊っている爺さんの首から上からポキンと90度に折れているのは心霊写真のようにも見えますが、いつもこんなもんですかね。
返信する
今のうちに・・・ (ドアかわ)
2012-10-29 09:27:39
サインを・・・・笑
素敵な雰囲気が満載・・・と思って
読んでいたら
ホンネは最後の一文やったんですね??
返信する
あおやきさんの (Ken坊)
2012-10-29 09:41:29
文章力もスゴイですよ!
返信する
Kenちゃんに (さくら)
2012-10-29 11:39:15
一票!
スコーンと
心、持って行かれた。
あ、
若くて才能ある彼女にね。
返信する
SGKOさま (あおやき)
2012-10-29 12:36:41
昨日雑談していたときの話ですが、
親とは違うことをやりたがるのが常。

音楽でもジャンルが違うとかね。

だから、まずあり得ない話ですわ!
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できすぎくん (あおやき)
2012-10-29 12:38:10
素晴らしかったね!

あの楽屋のみんなの笑顔が
全てを物語っていたような気がします。

始めは正直迷いましたが、
思い切ってやってみて大正解でした!
返信する
蛙さま (あおやき)
2012-10-29 12:40:42
聴いたことありましたか!

確かに年40ステージこなしているというのですから、
何処かで聴いてもおかしくないでしょうね。

体で弾くピアノって格好いいですよね!

ビッグバンドでピアノが注目するバンドって言うのは
余程の実力だと思います。

蛙さん、無理なことはありません!
体で弾いてください!!
返信する

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