あれは確か北海道旅行に行っているころ、
出版社に勤める音楽仲間の後輩君から、
この日のblogの記事の事でとメールをもらった。
それは、是非当社の雑誌の記事で、
この考え方を掘り下げて寄稿して貰えないかと言う、
なんとも有難いというか恥ずかしいというか、
こんな私で良いのかという依頼であった。
ただ折角のお話でもあり、
何よりblogを読んで下さった彼からの依頼。
断る理由も見当たらずお引き受けをした次第。
そしてあれから一カ月半が経過した先日、
出版されましたとその雑誌が送られてきたのでした。
これ。
そして目次には私の名前が。
上の目次では私を特定することは難しいが、
本文では本名がズケズケと載っているので、
ここでその記事を写真で上げるのは避けるが、
私が書いた文章にプロの方が手を加えて下さり
出来上がったのが以下の通りの文章。
今年、63歳の私は
人生の大きな転換期を迎えました。
一つは、入社40年そのうち16年を勤め上げた
社長という立場から退いたこと。
もう一つは、これも入団40年、
そのうち16年間務めてきたアマチュア社会人
ジャズビッグバンドの代表を退き、
同時にバンドからも身を引いたことです。
いろいろな方から
「まだ早いのではないか」という
ご意見もいただいたのですが、
どちらも私が信念としている
「若い者に任せる」という
言葉に基づいての行動でした。
私は、極論を言えば
「若い者に任せると言うのであれば、
その組織を去るべきだ」
と考えています。
「任せたと言いながら
組織に残るのは卑怯である」
とさえ思うのです。
決して残るなということではありませんが
「残るのであれば役に立て。もっと手伝え」
と申し上げたい。
もちろん、
組織の歴史的背景や
構成する方々の年齢層など、
さまざまな理由で一概には言えないことは
十分承知しているつもりですが、
少なくとも、ある程度年齢を重ねた時に
「自分の限界まで続ける」などと
自己満足だけで組織の成長を
遮るようなことはしてはならないし、
ましてや影響力だけを残して組織に居座るのは
「組織のことを考えていない」と言っても
過言ではないと思うのです。
私が40年間活動してきたこのジャズバンドは、
ちょうど50周年の節目を迎えていました。
趣味の集いとはいえこれだけの歴史を
積み重ねてきた組織だからこそ、
私は自分の信念に基づいて
若者に任せることにしたのです。
結果、若者たちからは
「必ず百年を目指す組織にしてみせます!」と
力強い決意表明まで届けられ、
新しいバンドに生まれ変わろうとしていることが
とても嬉しく、何より「身を引いてよかった」と
安堵したのでありました。
ちなみに、
社長退任後における我が身の振り方について、
現在は引継ぎ期間として経営のお手伝いをさせて
いただいているところではありますが、
それが終われば当然立場を
辞するつもりであることは言うまでもありません。
最後に、
こうした信念を貫くにはそれなりの大きな勇気が
必要であったことを申し添えたいと思います。
それは
「その勇気と決断力を生かして
次の人生ステップに進むこと」
こそが、組織にしがみつく以上に大切だと思うからです。
これららの人生を、もっと有意義にするためにも―。
先の日曜も友人とこの事で議論となった。
が、私の考えは全く揺らぐことなく、
返ってある意味信念とさえなっていることに気が付く。
又、早速これを読んだと
知人から嬉しい褒め言葉と共に連絡を頂いたのには
雑誌の力には驚いた次第。
いずれにせよ駄文ながら「書く」事が好きな私に、
こういった機会を下さったNくん、有難うございました。
出版社に勤める音楽仲間の後輩君から、
この日のblogの記事の事でとメールをもらった。
それは、是非当社の雑誌の記事で、
この考え方を掘り下げて寄稿して貰えないかと言う、
なんとも有難いというか恥ずかしいというか、
こんな私で良いのかという依頼であった。
ただ折角のお話でもあり、
何よりblogを読んで下さった彼からの依頼。
断る理由も見当たらずお引き受けをした次第。
そしてあれから一カ月半が経過した先日、
出版されましたとその雑誌が送られてきたのでした。
これ。
そして目次には私の名前が。
上の目次では私を特定することは難しいが、
本文では本名がズケズケと載っているので、
ここでその記事を写真で上げるのは避けるが、
私が書いた文章にプロの方が手を加えて下さり
出来上がったのが以下の通りの文章。
今年、63歳の私は
人生の大きな転換期を迎えました。
一つは、入社40年そのうち16年を勤め上げた
社長という立場から退いたこと。
もう一つは、これも入団40年、
そのうち16年間務めてきたアマチュア社会人
ジャズビッグバンドの代表を退き、
同時にバンドからも身を引いたことです。
いろいろな方から
「まだ早いのではないか」という
ご意見もいただいたのですが、
どちらも私が信念としている
「若い者に任せる」という
言葉に基づいての行動でした。
私は、極論を言えば
「若い者に任せると言うのであれば、
その組織を去るべきだ」
と考えています。
「任せたと言いながら
組織に残るのは卑怯である」
とさえ思うのです。
決して残るなということではありませんが
「残るのであれば役に立て。もっと手伝え」
と申し上げたい。
もちろん、
組織の歴史的背景や
構成する方々の年齢層など、
さまざまな理由で一概には言えないことは
十分承知しているつもりですが、
少なくとも、ある程度年齢を重ねた時に
「自分の限界まで続ける」などと
自己満足だけで組織の成長を
遮るようなことはしてはならないし、
ましてや影響力だけを残して組織に居座るのは
「組織のことを考えていない」と言っても
過言ではないと思うのです。
私が40年間活動してきたこのジャズバンドは、
ちょうど50周年の節目を迎えていました。
趣味の集いとはいえこれだけの歴史を
積み重ねてきた組織だからこそ、
私は自分の信念に基づいて
若者に任せることにしたのです。
結果、若者たちからは
「必ず百年を目指す組織にしてみせます!」と
力強い決意表明まで届けられ、
新しいバンドに生まれ変わろうとしていることが
とても嬉しく、何より「身を引いてよかった」と
安堵したのでありました。
ちなみに、
社長退任後における我が身の振り方について、
現在は引継ぎ期間として経営のお手伝いをさせて
いただいているところではありますが、
それが終われば当然立場を
辞するつもりであることは言うまでもありません。
最後に、
こうした信念を貫くにはそれなりの大きな勇気が
必要であったことを申し添えたいと思います。
それは
「その勇気と決断力を生かして
次の人生ステップに進むこと」
こそが、組織にしがみつく以上に大切だと思うからです。
これららの人生を、もっと有意義にするためにも―。
先の日曜も友人とこの事で議論となった。
が、私の考えは全く揺らぐことなく、
返ってある意味信念とさえなっていることに気が付く。
又、早速これを読んだと
知人から嬉しい褒め言葉と共に連絡を頂いたのには
雑誌の力には驚いた次第。
いずれにせよ駄文ながら「書く」事が好きな私に、
こういった機会を下さったNくん、有難うございました。