メモ

よく仕事で「メモをとれ」と言われる。
この事は私がここに述べるまでも無く、
非常に重要なことであって、
それが出来る出来ないの違いは、
仕事が出来る出来ないにほぼ等しいと
当社の社員を見回すと思えさえする。

ところで、音楽のそれも重要。
譜面通り吹けばメモ等要らないと言う
天才もおられるかもしれないが、
少なくとも私は天才ではないので
メモというか、譜面に注意事項、
指摘事項などを書き込むようしている。

先日、縁あってこの時一緒に吹いた
渡辺勉氏の練習指導風景に立ち会った。
そこで彼が言った一言が印象的。
「せめて譜面を貼り合わせてこい」

あったりまえのようだが、
今時は、プリントアウトした譜面を
出力Ａ４そのままで吹く人を見かけるが、
まさに彼の言うとおり、せめてそれ位は
準備をして音楽に臨む事が大切。

まるで、メモをとる準備もせず、
客先で、メモ用紙とペンを借りている
営業マンに思えるてしまうのである。

基本的な事を習慣化する大切さ。
ここでも又、仕事でも音楽でも、
共通なところを見つけた思いであった。