底上げ

2005-11-03 | 日本代表
最近雑誌で現在のJFLは昔のJSLよりレベルが高いかも知れないとの記事を読んだ。
かも知れない…日本全体のサッカーレベルが上がってる?って感じたエピソードを思い出したので書きます。

2・3年前ビデオ屋でレジ横のカゴセールを会計を待ってる合間になんとなく見ていると。J開幕時の古い試合のビデオを売っていた。
「はぁ?歴史的名勝負の数々を収めたこんな素晴らしいビデオが借りられず、あぁ…こんなに色褪せちゃて…しかもたった500円で…どういう事ぉ?けしからん!俺が買っちゃる!後で後悔すんなよ~」プンスカ鼻息荒く購入。
ヤリー!ラッキー!借りたビデオより楽しみじゃん♪スキップステップ家路を帰る。
早速観戦じゃ!熱気に満ちた開幕時代の興奮をもう一度味わえるなら500円なんて安いもんじゃ。
プレイボタンGO!………ビデオ終了………「あれぇ?」「最初の頃のJって…こんなに…だったっけ?」10数年前のJは今見ると、不用意な局面勝負のオンパレード…足元へのスピードの無いホスピタルパス出してみたり…サイドチェンジとボールホルダーの追い越しは当時ファールだったのか?って感じです。
だけれども熱いプレーなのは解るんよ、兎に角全力プレー!気持ちのこもったプレーをしている。
近年テクニックとして走るペースを変えたり立ち止まったり、相手と駆け引きしつつ体力温存したりするけど。
それが全然見当たらない。とにかくボールが来たら全力疾走!オフザボール時は休憩…また全力の繰り返し。

そういえば以前はW杯予選でタイや香港と鍔ぜり合いしてたもんなぁ…。
どうやらドーハの悲劇・フランスでの3連敗・自国開催16強と、この国のサッカーは凄いスピードで成長をしているようです。
ひょっとして…僕らの生きてるこの時代は、サッカーファンとして生きるには凄く幸福な時代なのかも?
みるみる成長していく日本サッカー界まさに桜木花道の成長を幸せそうに見る安西先生の心境です。