プチステップ総研 

犯罪からの安全安心を真摯に見つめる
清永先生と川嶋君のOfficial Blog
安全基礎体力づくりを始めよう!

近刊発刊ニュース 「防犯環境設計の基礎(仮題)」

2009年12月26日 | 子どもの安全

 

 来年2010年3月に、以下の環境設計による犯罪防止の本が出ます。内容は、これまでにない防犯の取り組みの原理と個別具体的取り組みを行動生態学、都市工学、建築学の学際的分野から著述したものです。

 1.タイトル:「防犯環境設計の基礎」
 2.
監修;清永 賢二
 3.推薦の言葉:伊藤 滋
 4.出版社:彰国社(3月刊行予定)

 5.内容:1章.  防犯環境の基礎原理 2章.  戸建て住宅 3章.  学校 4章.  集合住宅 5章.  地域  6章.  公園 

 6.本書発刊に寄せて:伊藤滋(東京大学名誉教授) 

1970年代の半ば、都市工学の若き学研であった私の脳裏の一隅に「都市問題の解明に都市工学の視点から積極的参加が可能ではないか」との思いが焼き付いて離れなかった。そうした時に、偶然に警察庁科学警察研究所のこれまた若き研究者であった清永賢二と出会った。

 そこで語られたことは、人間が環境を作るならば、環境を作りかえることで人間を作り変えることも可能ではないか、と言うことであった。

 その結果、私を中心に清永賢二氏、平井邦彦氏(当時、人間都市研究所代表)そして松原洋氏と上原美津男氏「(いずれも当時、警察庁保安部防犯課理事官)等が集まり、このプランを警察庁で実際に予算化し、夢の防犯都市つくりが1978年にスタートしたのである。この年が我が国における「環境設計による都市づくり元年」となった。
               
~途中略~

 
多くの人に読んでもらいたい。この本には、若き日に抱いた私たちの「安全な街づくり」という夢が現実のものとして確かにある。ここからまた、安全な街作りを目指す次の若い世代に夢を産み出す何かが込められていると強く思う。実用書としても、夢を語りあうものとしても、本書が多くの人の手に渡ることが望まれる。

 


2009-12-24 19:04:02

2009年12月24日 | 防犯 
皆様へ

今日は、清永先生、日本福祉大の田中先生、楊先生と一緒に委員会に行って参りました。
この委員会は、都市防災研究所会長であられる、伊藤 滋先生を座長とし、各分野のエキスパートが「家庭の安全・安心」をテーマに編集委員会が開かれたものです。
今までとはひと味違う安全・安心の本が出版されます。

乞うご期待ください。

告知

2009年12月22日 | 子どもの安全

 

「体感治安測定委員会」開始のお知らせ 

  今まで、犯罪からの安全に関して、犯罪統計の数値では表せない市民の間の「体感治安」の在り方が、さまざまに取りざたされています。 

  この度、この犯罪からの安全に関する「体感」を測定しようではないか、という委員会が(株)ステップの中に設置されました。 

  どの様な結果が出るか。日本では、未だこのような「体感」を目に見える形で表してみようという試みがなされて例はありません。

 既に、委員会では、市民の間の体感を求める算数式(アルゴリズム)が確立されつつあります。それに基ずくパイロット調査もなされつつあります。

検討の結果を、順次、皆様に伝えようと思います。

 

 


島根県女子大生殺害事件

2009年12月02日 | 子どもの安全

  

 被害者と被疑者の間に何らかの出会いがあった第1次接触の「現場」
 事件の発生を確認・認知した「現場」として、したが切断され遺棄されていた広島県の北広島町側でなく、島根県側の浜田市あるいはその広域生活圏内にあるのではないかと推理した。
それでは、次に被害者と被疑者が始めに接触した「第1譜接触現場」を推理して見よう。浜田市内のアルバイト先と大学寮を結ぶ何処かの地点で、被害者と被疑者は何らかの接触がなされたはずである。その地点を「第1次接触場所」と呼ぼう。その接触場所はどこか。被害者の行動経路(ルート)に沿って大きく2つの地点が推測される。

                                 

写真は大学へ続く道、明るさが暗さをも浮かび上がらせる。(川嶋写す)