地球破壊爆弾No.V-7

とあるパロロワ書き手の一人が徒然と思うままに何かしらを書き綴っていきます。

地球破壊爆弾No.V-7のよくわかる 『ドラッグオンドラグーン』(DOD)

2013-03-26 | 日記
 【地球破壊爆弾No.V-7のよくわかる 『ドラッグオンドラグーン』(DOD)】


 昔々、あるところに小さいですが、平和な王国がありました。
 しかしある日、そこにブラックドラゴンがやってきて、王様とお后様を食べてしまいます。
 そのせいで国は滅び、息子の『カイム』とその妹である『フリアエ』は路頭に迷うことになりました。

 それから数年後、彼らの物語は大きく動くことになります。



 【カイム】……物語の主人公
 国を追われてからずっと妹の面倒をみてきた、すごくいいお兄さん。
 剣の腕には覚えがあり、傭兵稼業でお金を稼いでいました。
 ですが、ある日。妹に 【封印の女神】 の印が現れ、連合国に保護されて(連れ去られて)しまいます。

  >封印の女神_現世に対する神の干渉を防ぐために選ばれる巫女。抽選はランダム。生贄。

 妹を失ったカイムは大いに荒れました。傭兵稼業に没頭し、危険な戦場に駆けつけては殺戮を繰り返します。
 いつしか、人を殺すことで快楽を得る主人公とはとても思えない人格をそなえます。
 物語中のコミニュケーション方法は主に、殴る、蹴る、殺すの3つです。

 そんなこんなで歪んだカイムさん。
 ある日、妹のフリアエが保護(監禁)されている城が 【帝国軍】 に攻撃されているという知らせを聞きます。
 もちろん彼は駆けつけるのですが、調子にのって雑兵を殺しまくってるところを後ろからバッサリ。

  >帝国軍_女神を殺害して、神を現世に呼び起こそうとする傍迷惑な連中。

 瀕死になりながらも城内へ進むと……あら、ここにも瀕死のレッドドラゴンがいます。
 ドラゴン違いですが、親をブラックドラゴンに殺されたカイムは、わざわざトドメを刺そうとします。
 ですが、ここでドラゴンは 【契約】 を提案しました。

  >契約_人間と他の種族が契約を結び、命を交換し合うことで超パワーアップするご都合のよい設定。

 しぶしぶながらに契約した一人と一頭。この時、カイムは 【契約の代償】 として声を失います。

  >契約の代償_さすがにそんな都合はよくねーよってことで、契約するとその人の一番大事なものが失われます。

 カイムの一番大事なものは、妹に優しく話しかけれる声でした。実は超超シスコンだったのです。
 また、声を失ったことでコミュニケーションの方法が、殴る、蹴る、殺すの3つに確定しました。特に仲間の制止を振り切って殺すのが得意です。
 さておき、ドラゴンと契約の力がいれば帝国軍なんてちょろいもので、カイムは難なく 【フリアエ】 の救出に成功します。
 後、ついでに幼馴染で密かにフリアエを狙っていた 【イゥヴァルト】 とも出会えました。

 【フリアエ】……主人公の妹。さらわれるお姫様役。
 お兄ちゃんラブな娘。国を追われていた時も、二人っきりになれてむしろ都合がいいと思っていた危ない女。
 常に兄と一線を越えるべく虎視眈々とその機会を狙っていたが、突如として女神の印が身体に浮かび上がってします。
 印が浮かんだ場所は膣の内壁。しかも印は火傷のようなものであり、常に痛み、また癒えることもない。
 お兄ちゃんを想ってオナニーできない。無論、セックスなんてもってのほかという万年生理痛状態に陥り、かなりダウナーな精神状態となる。

 【イゥヴァルト】……発音しずらい名前の男。へたれなライバル役。
 カイムとフリアエの幼馴染。フリアエに恋しているが、フリアエが兄萌えなのでカイムに嫉妬している。
 しかも。剣の腕も何もかも敵わないので、いいやつっぽい顔してるけど心の中はドロドロ。
 唯一の自慢が歌だったのだが、カイムに対抗してブラックドラゴンと契約した際に、それも失ってしまうというなんとも愚かな男。

 フリアエを助けたかと思いきや、イゥヴァルトがあっさり帝国側に転んでフリアエを攫っていってしまいました。
 ここから、カイムの長い旅は始まるのです。めでたくなし、めでたくなし……。



 カイムと道中を同じくする愉快な仲間たち。

 【レオナール】……愉快な仲間その1_ショタ好きの変態聖職者。
 日課は家の裏の林の中で隠れてオナニーすること。で、ある晩、日課から帰ってきたら家が燃えてた\(^o^)/
 3人の弟達と暮らしてたんだけど、全滅。ちなみに、これは帝国軍の仕業でした。
 オナニーしてる間に家族を殺されたというあまりなアレに自殺を試みるも、根っからのヘタレなのでただナイフを持って躊躇うばかり。
 そこに現れたのが 【妖精】。この世界の妖精は最悪な性格で、ヘタレを罵倒しまくるのが大好き。なのでこいつと契約。
 代償は視力。少年を見てハァハァするのが生きがいだったので落ち込みますが、後に匂い萌えに開眼します。
 恐るべき変態です。ちなみに森の中で隠居してたのは、街中だと自重できないからであり、実際に問題を起こして追放されている。

 【アリオーシュ】……愉快な仲間その2_(食料的な意味で)子供好きなエルフの未亡人。
 普通の子供を愛する母親だったんですが、その子供を帝国軍に殺されてから一変。
 いなくなった子供を捜して徘徊する怖い人。他人の子供を自分の子供と言い張る気の毒な人と、どんどんランクアップ。
 終いには、子供を保護する>胎の中に保護する>口から食べて保護すると超理論を振りかざした食人鬼に。
 しかも、そこで留まらず。子供うまい。大人もまぁいける。……と、本当にただの食人鬼に成り下がりました。
 ゲーム中でも画面に映らないところでもりもり子供を食べて仲間に悲鳴をあげさせています。
 契約者は精霊。代償は子宮と、この人自分で自分を追い詰めちゃってます。
 林原ボイスで「 わ た し の 赤 ち ゃ ん は ど こ ―― っ ! 」と、聞けます。

 【セエレ】……愉快な仲間その3_可哀相ぶりが鼻につくショタ。
 可愛く行儀のよい少年だが、その振る舞いに「僕って不幸だよね?」「いい子にしてる僕って健気」という気持ちが透けて見えてウザイ。
 だが、パーティの中ではカイムの暴力。レオナールの性欲。アリオーシュの食欲に常時狙われており、そういう意味では本当にかわいそうでもある。
 契約者はゴーレム。代償は時間。ゆえに歳を取らない(多分、他人からはズルイと思われてる)

 【ヴェルドレ】……愉快な仲間その4_俗物。ハゲ。
 封印の女神をサポートする神殿の長。フリアエ奪還の旅に付き合ってくれる。
 聖人ぶってるくせに中身は俗物といういかにもな下衆だが、他の連中が揃ってアレなので相対的にいい人に見える。
 こいつ以外の人間に常識はないので、パーティの雑用係をやらされてる(多分)。偉い人だけどパシリ扱い。
 契約者は古代龍。代償は全身の毛。しかし、古代龍は契約後すぐに死んだので特別な力はない。
 ちなみに、それは古代龍。人生最後のいたずらだった。



 ――で、カイムと愉快な仲間達は、とうとう帝国の中枢に侵入成功。フリアエの目前まで達します。
 ところがここで、帝国の長である少女・ 【マナ】 がフリアエの心を読んで、その中身(兄萌え)を暴露!
 実はカイムはそれを知ってて知らん振りしてたんで、思わずアチャーって顔をします。
 そんな反応あるか! と絶望したフリアエはその場で自殺。封印の女神がいなくなったせいで神の干渉が始まり世界はオワタ状態に。
 ちなみにこれはマナの策略。ありがちな設定ですが、女神は自殺でないと殺せないのです。

 【マナ】……諸悪の元凶。たまに声が郷里大介になる。
 セエレの双子の妹。母親がショタ萌えだったために蔑ろに育て……というか捨てられた。
 山中で餓死しかけていたところ。何故か神様とチャンネルが繋がってしまい。以後、神様の言うとおりに。
 母親の愛情を求めており、世界を滅ぼしたらお母さんが褒めてくれると勘違いしている可哀相な子供。

 ここらへんからルートは分岐します。



 ■A-エンド
 フリアエが死んで発狂したイゥヴァルトをぶっ飛ばし、逃げたマナを追って帝都中央へ……。
 そこで数百メートルのサイズに巨大化したマナを倒し、なんとか事態は終わりを迎える。
 今まで付き合ってきたレッドドラゴン♀が、自分が次の女神になるから……と申し出てくれたので世界は救われました。
 人でなしのカイムも、この自己犠牲には涙。ドラゴンは「べ、べつにアンタのため(ry」とツンデレ。
 事後の処理はとりあえず俗物のハゲに任せて、カイムはどっかに入っちゃうのでした……おしまい。


 ■B-エンド
 死んだフリアエを救うおうと、イゥヴァルトは死体を再生の卵(天使の苗床)に放り込んだから、さぁ大変!
 妹の死体を元にした天使(凶暴)が出てきて暴れだし、ラスボス化しちゃいます。ちなみにイゥヴァルトは出てきた天使に殺されました。
 なんとか怪物妹(通称:ギョロアエ)を倒したカイムですが、卵の数だけ天使はいるわけで……。
 空を埋め尽くす怪物妹を見て、オワタなー……ってところでおしまいです。
 ちなみに、怪物妹に生えている触手。子宮内から伸びているという無駄にいやな設定があります。(臍の緒)


 ■C-エンド
 世界オワタ状態を前に、レッドドラゴンが衝撃の告白。「ごめん。ドラゴンは神側やねん。ほんますまんw」
 今まで一緒に闘ってきたドラゴンと決闘することになってしまいます。で、辛くも勝利。
 もちろん、ドラゴンはたくさんいるわけで……ドラゴン×1000が現れた>無理w ってところで物語は終わっちゃいます。


 ■D-エンド
 フリアエもマナも死んだら、なんか大変なことになってしまい、
 神様(灰色の超巨大妊婦)と天使(灰色の巨大ベイビー)が世界に溢れ始めました。
 不条理な状態に、いくらなんでもこれはカオスすぎる……と、プレイヤーも呆れますが、
 そんな中、仲間がどんどん死んでしまいます。「アリオーシュが食べられちゃよ!」は名セリフ(?)。
 結局セエレが特攻し、体内に持つ無限の時間を神本体にぶつけて神を凍結。
 めでたいかな? と思ったら、結局全員死んでるわ。世界はグチャグチャのままだわで……おしまい。


 ■E-エンド
 トンネルを抜けるとそこは新宿でした。あ、ありのまま(ry
 唐突に始まる神との戦いはなぜかここに来て音ゲー。しかも、理不尽に難しい。
 やっと神を倒したと思ったら、自衛隊の戦闘機がミサイル撃ち込んで来て、ドラゴンごとカイムを撃墜!
 そのままスタッフロールに突入。一番最後に、「本当に、本当にありがとうございました」で、伝説の鬱ゲーとなる。


 ――本当に、本当にありがとうございました。

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