一般社団法人アンチスリップ・ラボ の公式ブログ

タイルや石の滑り止め工法。ASL工法、ASL Grip工法を施工する施工店の集まりです。

大阪研修会開催しました

2024-05-20 08:12:31 | 日記

5/17・18と開催された大阪研修会が無事終了しました。

 

今回の研修場所が大阪だったのには理由がありまして、ある場所を視察し研修することが目的でした。

遠方から来られる方も多いので、17日の夕方から懇親会を開催し、翌朝早くから貸し切りバスで研修会場まで移動。

しっかり研修を行って、せっかくなので少しは大阪を観光しようということで、街中でのBBQとあべのハルカス展望台を楽しんできました。

 

2日間とも非常に良い天気で目いっぱい楽しめました。もちろん夜の大阪も。

 

この研修会をそれぞれに地域持ち回りで開催すると、そのエリアの会員が意見を出し合って事前準備を行い、当日はみんなをもてなして・・・

ということでご足労はかけますが、その過程でより仲良くなる効果もあると思います。

 

これは、日本全国に会員がいるからこそできることであって、相変わらずの仲の良さは本当に驚くものがあります。

 

都合が合わなくて、参加できなかった会員には、研修会の資料はまたメールで展開します。

参加した会員は、相当刺激を受けてそれぞれの地元に帰られたことと思います。

 

ひとつだけ、申し訳なかったのは各自が大阪まで来る旅費が自腹だったことです。

遠方から来る方と電車で数十分の方と混在するのでその辺は致し方ないということでご容赦ください。

それを上回るセッティングとおもてなしを関西メンバーがしてくれましたので。

 

さあ、梅雨に向けて皆さん頑張りますよ~。


雨の日にタイルや石が滑る?それってASL工法で滑らなくできますよ の一般社団法人アンチスリップ・ラボが会員向けの研修会を行います

2024-05-01 08:28:43 | 日記

 タイトルを長く書くと、どんなふうに表示されるんだろうか?

という遊び心です。

 さて、タイトルの通り、毎年1回の総会とは別に研修の機会が企画されています。

今回は、いつもの東京ではない場所での開催です。もちろん、そこで開催する理由もあり、そこでしか行えない研修になっています。

 日本全国から集まるので旅費は実費になってしまいますが、それでもかなりの参加者がおり、入会したての方がみんなにあいさつしたいということでの参加もあります。

 ところで、このASL工法と言うのは元はSGSという工法でした。そのため、17年ほどの歴史がありますので、「別の滑り止めの営業を受けたけれど、そういえば御社の滑り止めを思い出したので、違いとかどっちが向いているか教えてくれるかな?」みたいなありがたいお話も出てきます。というか、増えています。

 公共施設の設計スペックに入っているので、滑って転んだという案件があると、自動的にASL工法指定で発注されるというものもあります。

 タイトルも本文も長々としてしまいましたが、言いたいことは、「施工を依頼する側も、どの工法を自社に取り入れようと扱う側も、いい商品とそれなりの商品。だとか、いい組織とそれなりの組織があるので、よく検討しましょうね。」ということです。

 滑り止め工事の業界は小さく、今までに様々な商材や加盟店システムがありましたが、出ては消え、出ては消えを繰り返しています。それはなぜかと言うと一番大きな理由は加盟店システムで本部が加盟金で収益を上げることが主眼だったということだと思います。

 加盟店を募る際には、「この商売は利益率が高いですよ!社会貢献できる事業ですよ!」など謳い文句がありますが、加盟させるスキルが全てです(笑)

 ちょっと考えたらわかるのですが・・・そんなに儲かるなら直営で支店をだせば本部はもっと儲かるんじゃないですか?なぜ加盟店を募るんですか? ってことです。

 私たち一般社団法人アンチスリップ・ラボは「儲かるのでぜひやりませんか?」とは言っていません。この工法良いなあ。自分も施工を取り扱いたいなあ。という人に、「加盟店システムではないので、仕事は自分で取ってくださいよ。」と説明をしています。

 もう一個言わせていただくと、「新規入会者を募集しています」って一言も言っていません。公式サイトの会員一覧の下に「会員募集」というお問い合わせフォームがあるだけです。展示会などで募集を一切行っていません。

 さあ、なんで会員が増えていくのでしょうか?仲間が増えるのはありがたいですが。


copilotに訊いてみた

2024-03-27 18:31:22 | 日記

copilotに訊いてみました。


研修会を予定しています

2024-03-11 11:14:07 | 日記

 私たち一般社団法人アンチスリップ・ラボは、毎年の定期総会の他に会員が集まるイベントを企画しています。

 

 次は5月に研修会と懇親会を企画しています。定期的に顔を合わせることによって、「現場でこういうことがあった。」という話や、

「こういう時はどうしたらいいんだろう?」という相談がしやすくなります。

 

 ASL工法を扱う会員として、会社の大小は関係ありませんし、入会が早い遅いも関係ありません。

やる気があって、なかなか結果に結びつかなくても、試行錯誤しながら前へ進む会員は色々と助けてもらえます。

 

 新規会員も何かの媒体で募集をしたり、展示会で募集したりは行っていませんが、定期的に新規入会者がいます。

 

 5月の研修がより会員の役に立つように企画を進めていきます。


C.S.R.値(Coefficient of Sliding Resistance)について

2023-11-30 19:40:07 | 日記

近年では、タイルや石材のカタログにも、C.S.R値が記載されています。C.S.R値の値によって、滑りにくいですよ。
これは滑りやすいので屋外では使用してはいけません。という基準になっています。

が、このC.S.R値は現場で非常に迷惑な代物です。説明します。

理由① そもそも人が滑る動作を再現していない。

    人が滑る時は、上げた足が床に着く時に滑ります。そして転びます。
   にもかかわらず、C.S.R値の試験はゴム片が床に着いた瞬間に斜め上に引き上げる試験方法です。
   「蹴り上げる時に滑って転びますか?」って話です。

理由② 最小値を記録すべきなのに最大値を記録する。

    人が滑る時は、セラミックタイルや御影石の磨き仕上げのような平滑な表面の水玉に足が乗った時や、
   ぬるぬる汚れの大浴場や調理場などで滑ります。
    この時に、探るべきは「滑り抵抗の最小値」です。にもかかわらず、滑り抵抗値の最大値を収集します。

結果  体感と全く異なる評価値が算出される。

    これが、滑り止め・防滑業界と言われる(ニッチではありますが・・・)界隈での共通認識です。
   ライバル同業他社もこの点については仲良しです。

    では、滑り止め・防滑業界は何に困っているのか?
    それはセラミックタイルのような極端に平滑な床材に滑りにくい加工をすると数値が下がることが多いからです。

     しかし、当然体感は滑りにくくなるので、滑って転んだ怪我も減るはずです。
   「それでなんの問題もないでしょう?良かったですね。」 が正解ですが、数値が上がらないと困るという話が付き纏うことです。

     数値が下がる理由は簡単です。セラミックタイルで滑った時を思い出してください。

記憶を辿ってください

    1.キュッ  滑りません
    2.キュッ  滑りません
    3.チュルッ 滑ったっ! このケースの場合3歩目で滑りました。突然滑りましたよね?

    はい。答え出ました。セラミックタイルが水を弾いて水玉以外の部位は滑りません。
   しかし、水玉の箇所に足が触れたとたん滑る。そういうことです。
    だ・か・ら 最小値を記録しなければいけないのです。最大値を記録する測定方法の場合、水玉以外の場所で測定数値が記録されているのです。

目的を忘れないでください

    C.S.R値を上げることが目的ではなくて、「滑って転んだ人がいるから再発防止をしたい。」が目的じゃないですか?

 

    追伸:昔、測定器の開発者から直々に電話がかかってきた者が執筆しました。ご意見は、こちらからどうぞ。

 

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