【動画紹介】♬2月3日生まれの作曲家♬

☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
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　1809年2月3日に生まれたのはフェリクス・メンデルスゾーン（1809-47）です。
　裕福なユダヤ人家系の中で育ち、9歳でピアニストとしてデビューし、その翌年には本格的に作曲を始めます。

　その後、師ツェルターと一緒にヨーロッパ各地を旅行し、多くの芸術家、知識人と出会い、見識を広めました。
　メンデルスゾーンは師のツェルターや所属していたベルリン・ジングアカデミーの伝統から、当時は忘れ去られていたJ.S.バッハの作品への興味を深め、1829年、《マタイ受難曲》BWV244を復活上演させました。

　独奏ヴァイオリンの華麗な技巧が要求される《ヴァイオリン協奏曲　ホ短調》作品64は、35歳の時に作曲され、それ以後、メンデルスゾーンの健康状態は悪化していき、その3年後に38年という短い生涯を閉じました。

　メンデルスゾーンはユダヤ人という点において、生前から当時のユダヤ人を排斥する風潮により苦労することが多かったのですが、死後、ヴァーグナーがメンデルスゾーンを批判する論文を発表し、さらにそれを採用したナチス政権により、ドイツ音楽史から抹消されるという憂き目に遭いました。
　1936年にライプツィヒのゲヴァントハウス前にあったメンデルスゾーンの銅像がナチスの将校により撤去されると、当時のライプツィヒ市長は街の誇りだった像の再建に尽力しましたが、反ヒトラー活動をしたことで捕らえられ、あえなく断頭台に散ることとなったのです。


♬2月3日生まれの作曲家♬


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