☆悲しいお知らせ～伊豆シャボテン公園～

先ほど伊豆シャボテン公園から帰って参りました。

が・・・

今日はまず悲しいお知らせをしなければいけません。

　

カピバラの池で暮らすカピバラ３兄弟のタコスが先日亡くなりました。

今日、カピバラの池に行ってみると３頭いるはずの兄弟が２頭しかおらず

飼育員さんに聞いてみると・・・

タコスが亡くなった事を教えてくれました。

死因はカピバラ同士の喧嘩のようですが、原因は分かっていないそうです。

ただ・・・

カピバラの池は以前のblogにも書きましたが

カピバラが生活して行くには適さず、欠陥が多くとても危険な飼育エリアでした。

以前のblog http://blog.goo.ne.jp/animaltown/e/a81c08ecdbbc6313baccf74779d9be83

カピバラの池には３頭の兄弟が生活していましたが

タコスは体が大きい割には気が小さくて他の兄弟から追い回される事が多く見られました。

その度にフェンスの近くから高い崖を飛び降りる姿を何回も見て

『本気の喧嘩が起きたら危険だ』と思っておりました。
（１歳を過ぎたカピバラの男の子たちは喧嘩をする）

そういう事は伊豆シャボテン公園も把握していたはずなのですが・・・

タコスが死を迎える前に何とか出来なかったのか？

そして・・・

未だ危険な崖の上で生活しているもなかとマロン。

確か、去年の冬にも女の子の群れの中で馴染む事が出来ず

寒い中亡くなったカピバラもいました。

動物が死なないと飼育環境は改善されないのか？





カピバラの池の３兄弟はお父さんとお母さんが急死したり

体調不良が続いたり、群れが分かれたり、飼育エリアを何回も変わったり

と、とても苦労をして来たカピバラさんたちでした。

なので

これからの３兄弟が成長して行く姿をとても楽しみにしていました。

先日、やっとカピバラの池の改装も終わり

やっと落ち着いて生活出来ているものだと思っていた矢先でしたので

タコスの死を聞いた時は涙が止まらずで・・・

　

今日のもなかとマロン。

　

　

　

カピバラ同士の喧嘩は伊豆シャボテン公園だけに限った事ではないのですが

カピバラが本気で喧嘩をした時に安全に逃げる場所を作ってあげる事

隠れる場所を作ったあげる事

が出来ないとどうなるかは何処の動物園でも分かっているはずです。

元祖とか（飼育の）歴史が永いという事を前面に出すのであれば

飼育環境を含めたカピバラの事は全国で常にトップに居て欲しいのです。

　

色々と辛い想いをして来たタコス。

天国に行ったら雷父さんとイクラ母さんと仲良く暮らしてね。

タコスとの時間はとっても貴重で楽しい時間でした。

どうぞ安らかに・・・

KUMA&ねずみ女