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石仏・石碑巡り(その2) 石幢六角地蔵尊

2010-08-30 00:05:33 | 旅行
六角地蔵尊 と書いてある信号を見て、私は今まで車でスッーと通過していました。
でも、石仏に興味を持ってしまった今となってはそのまま通過なんてできない!
と思い、近くのコンビニに車を停めてお参りしてきました。

“石仏巡り”の初心者にしては、早々に興味深く・印象的なお地蔵さんに
逢うことができました。
正式には 石幢(せきどう)六角地蔵尊 といい、
江戸時代の安永8年(1779)に田無村地蔵信仰講中 43人によって建立されたものだそうです。
なぜこの場所に“六角地蔵尊”なのか?
それは当時、この場所は南沢道・前沢道・所沢道・小川道・保谷道・江戸道の
六又に分かれていて それぞれの道路の各方面に地蔵尊を一体ずつ彫刻して
旅人の安全を祈ったようです。
(地図を見ると今では五差路です)

彼岸などでお墓参りでお寺を訪れると、山門を入ってすぐの場所にお地蔵さまが6体祀られています。
それは“全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返す”という仏教の六道輪廻の思想に基づいていて
この六道のそれぞれを6種のお地蔵さんが救済してくださる ことから6体お祀りしているのだそうです。
また、その六道と言うのは
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道です。
それぞれを担当するお地蔵さんは順に
檀陀(だんだ)地蔵、宝珠地蔵、宝印地蔵、持地地蔵、除蓋障(じょがいしょう)地蔵、日光地蔵
といいます。(文献によっては呼び名が違うことがあるようです)

いろいろと石仏をお参りしてみると おもしろいことがたくさんあります。
もっともっと巡ってみたくて、なんだかちょっと“石仏中毒”になったみたいな気がしています(笑)

場所 東京都西東京市西原 2-5-43 付近



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