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アルファロメオと小倉唯

子役は声優への近道か?

来年の1月から放送予定の『幼女社長R』は、声優の日高里菜さんが主人公の声を当てるギャグアニメです。

 

そのプロモーションのために配信されているネットラジオ『幼女社長R THE RADIO~本日も定時退社でR』。

 

番組はYouTubeと、ニコニコで配信されていますが…

 

 

この前の金曜日と今週の金曜日、こちらのラジオに小倉唯さんがゲストで出演します。

 

このふたりでやっているコンビラジオ『ちゃんラジ』の打ち切りが決まっているので、これは貴重な機会。

 

唯さんは、主人公の六科なじむ(5歳)が社長を務める会社の、CMオーディションを受けに来る…

 

子役タレントの岡野RAU役で出演するそうです。

 

なので、今後もこのラジオに出演することは、一応期待できますが…

 

ただ、唯さんは音楽レーベルを移籍して、最初のシングルを冬に出す作業に入っている上に…

 

声優としての仕事が一時にドッと集中してやって来てしまった様子で…

 

ソロラジオ『ゆいしょ!』でさえも「社長が多忙のため収録の時間が取れず」お休みになってしまう状態。

 

当分の間は、無理でしょうね。

 

とにかく体はひとつしかないのに、多才であるがゆえにひとより多くの仕事を背負ってしまいがちな小倉唯さん。

 

ご本人自身もいささか、というより完全にワーカホリックなので、体を壊さないか、それだけが心配です。

 

(写真は小倉唯さんのツイッターからお借りしました)

 

見た目よりずっと丈夫だとはいえ、小さくて、恐ろしく細い体で超ハードワークをこなすわけですからね。

 

深刻な健康問題が出ないよう、ファンとしてはひらすら祈るしかありません。

 

ところでこのラジオ、無料版は15分に短縮編集されているのですが…

 

ニコニコに上がっている、会員制の有料版アーカイブは30分余りの尺があって、本当に面白いところは…

 

無料版ではカットされている後半部分に集中しているのですよ。うまい商売だなあ……笑

 

ところで『幼女社長R』は、5歳の幼児が大人の会社の社長になってしまったら、という設定の…

 

スラップスティックなギャグが満載の、爆笑アニメらしいです。

 

お話の舞台の「六科カンパニー」は、毎日が戦場のようなハチャメチャな会社だとのことですが…

 

声の収録現場もかなり強烈な、特殊な現場であるらしく。

 

普通は、SE=効果音は、声の演技とは別に音が入れられるのが当たり前なのですが…

 

この現場では、声優さんの口で効果音を言わせる、という無茶振り?があるそうです。

 

効果音というのは、たとえば…

 

人がドアが開いて人が部屋に入ってくるときの「ガチャ。スタスタスタ…」という音とか…

 

車のドアがしまって、発車するときの「バタン!ブロロ~」というような音ですね。

 

それを声優さんが口で言うという。

 

そして、どの効果音を言わされるのか現場に行ってみないと分からないので、準備も出来ないのだとか。

 

収録のペースやセリフのスピードも嵐のように速いのだそうで、皆がもう必死。

 

それでも、そのしっちゃかめっちゃかな感じが、独特の笑いを生んでいるようで、楽しい現場だそうです。

 

なんだか面白そう。

 

しかも我らが唯さんの演じるRAUちゃんの声が、ものすごく汚い「ゴミボイス」なようで…

 

 

唯さん自身「いままでにない挑戦的な役」で「のどが壊れそうなほど汚い声を出した」そうです。

 

彼女の地声は、少女時代、とくに子役時代は、かなりかすれたハスキーボイスでしたけれど…

 

たぶんボイストレーニングの結果でしょう、大人になってからは、トーンの高い綺麗な声に変わっていますからね。

 

このラジオのホストである日高里菜さんも、ゲストの唯さんも、ともに元子役から声優になったケース。

 

ということから、彼女たちが経験した子役の現場や、役のオーディションなどでの思い出話も出ていました。

 

お話の中に出て来るRAUちゃんは、表裏が激しくあざとい、強烈な子どもみたいですけれど…

 

実際の、彼女たちの世代の子役は、そういうタイプの子は珍しくて…

 

いい意味で「おとな」で、いろんなことをわきまえた子どもが多かったという話をしていました。

 

礼儀正しくて、周りが見えて、協調性があって、我がままを言わず…

 

しかも、長い待ち時間に耐える辛抱強さや、厳しい現場で弱音を吐かない根性がある子でないと務まらない。

 

そういうところから、大人になっても役者さんを続けて成功している人も多いのですが…

 

意外なことに、声優さんの世界にも、実は「子役上がり」で成功している人はすごく多いのです。

 

このふたりの他に、女性の若手では花澤香菜さん、悠木碧さん、上坂すみれさん、大橋彩香さんなど。

 

ベテラン、レジェンド級でも…

 

野沢雅子さんに始まり、潘めぐみさん、鶴ひろみさん、三瓶由布子さん、諸星すみれさん、戸田恵子さん…

 

牧野由依さん、石川由依さん、富永みーなさん、名塚佳織さん、坂本真綾さん、平野綾さん、小清水亜美さん…

 

男性でも…

 

古谷徹さん、中尾隆聖さん、三ツ矢雄二さん、小野大輔さん、小野賢章さん、内山昂輝さん、宮野真守さん…

 

もう、枚挙にいとまがない。

 

「元子役」は、この世界での一大勢力といって良いでしょう

 

もしかすると声優さんになるためには…

 

養成所や声優の専門学校に通うよりも、子役から転身する方が…

 

成功する確率という観点から見ると、近道なんじゃないか、とさえ思えるほど。

 

まあ、顔出しの演技も、声の役者の仕事も、基本は同じお芝居だし…

 

先に上げた、礼儀、協調性、辛抱強さといった「子役」の美点は、声優の世界でも役に立つものなのでしょう。

 

唯さんが、里菜さんと仲良しである以外にも、花澤香菜さんにとても可愛がられていたり…

 

上坂すみれさんとも気が合う様子なのは、同じ「元子役」というところで、通じ合うものがあるからなのかも。

 

ともあれ、子役の一般的なイメージをカリカチュアライズしたキャラの、岡野RAUという役を…

 

唯さんがどんな風に演じているのか、実際に見て聴くのが楽しみです。

 

 

では、今回の映像特典(?)です。

 

17歳の頃の小倉唯さんの、アフレコ風景。

 

今放送中のアニメ『ヤマノススメ』の第1期で、演じている「青羽ここな」が登場した場面のセリフですね。

 

1分もない短い動画ですが。どうぞ。

 

 

別ウィンドウで開く方は下のリンクから。

伝説のjk声優17歳の小倉唯アフレコ現場


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