アルファロメオと小倉唯

国民皆保険まで奪うというのか?

日本に住んでいることの「社会的」メリットがあるとすれば…

 

世界でも比較的(一番、ではない)銃器などを使った暴力犯罪が少ないということと…

 

あとは、今のところうまく機能している、国民皆保険制度。

 

いまやその二つぐらいしか思いつかなくなっている状況なのですが。

 

ボロボロな建て付けの「マイナ保険証」だけになって、従来の健康保険証が、政府が勝手に決めた通り…

 

来年秋に全廃されたら「誰でもいつでも支障なく」恩恵を受けられる現行健康保険制度がどうなるか…

 

極めて怪しいのですが。

 

それだけでなく、政府与党に相当の発言権のある財界人の中から、こんな言葉まで飛び出してきました。

 

サントリーの社長、新浪剛史氏が、9月29日に外国人記者クラブで行ったスピーチの一部です。

 

新浪剛史「国民皆保険ではなく、民間がこの分野を担っていったらどうかと思います。」

新浪剛史「国民皆保険ではなく、民間がこの分野を担っていったらどうかと思います。」

新浪剛史「国民皆保険ではなく、民間がこの分野を担っていったらどうかと思います。」 [社会・政治・時事] ツイッタより転載。つまりアメリカの様に国民皆保険制度を廃止し...

ニコニコ動画

 

 

健康保険制度まで民間が担うべき、つまり民営化したほうがいいと。

 

民間のビジネス、即ち「利潤を上げること」とは、なじまない事業があるというのは…

 

常々私もこのブログで書いていることです。

 

高齢者介護、障害者援助、保育、医療保険などは、だからこそ「民」だけでなく、まず公助ありきの分野。

 

その前提をないがしろにするこの男は、スーパーハイパー新自由主義者ですね。

 

民営化すればよくなるという論が間違っているのは…

 

郵政民営化になって、JPになってから、郵便サービスの質が明らかにガタ落ちしたことでもわかるでしょう?

 

ペテンにかけられたんですよ。

 

郵政民営化の方は、郵貯、簡保の資金を「市場」に出すための謀略が主でしたけれど。

 

(それと、かんぽの宿などの郵政関連資産を、民間の起業家が分捕って山分けすること)

 

 

ちなみに新浪氏の発言で「病気になってからではなく、元気でいられるための医療分野への投資を」…

 

みたいなことを言っているのは…

 

自分の会社が、サプリメントや健康食品の事業を大々的に展開していて…

 

酒類の需要が、全体的に減った分を、そちらで補完しようとしていることに対して…

 

公的資金を投資させたり、果ては医療保険適用にして、援助させようという腹なのでしょう。

 

『セサミ〇』だの『ノ〇ギリヤシ』だのを使ったサプリメントまで、保険適用にできれば…

 

サントリーの利益は爆上がり。

 

そういったことまで見越しての、この発言なのではないかと。

 

政策をコントロールして、自分や自分の会社の利益へと誘導するのは…

 

政治の力で派遣業法を改正させてから、自分が人材派遣会社の経営者になった…

 

あの竹中平蔵氏と通ずるものです。

 

新自由主義と言いながら、本当の自由競争ではなく、政治を通した狡猾な手口を使って商売に勝とうとする。

 

どこが「自由主義」なのか。

 

断じて許せるものではありません。

 

ちなみに、この会社には私自身に近い人間もいて、相当に出世していますけれど…

 

その人物も「何でも民営化することの、どこがいけないんですか?」と発言していたことがあります。

 

ハイパー新自由主義者だと出世できる会社なのかな。

 

新自由主義で、悪い意味での弱肉強食、一部の豊かなものはさらに豊かになり…

 

大半の人は「下流」に落ちるという施策が進んでいくと…

 

自然と、社会の治安は悪化して行きますよ。間違いなく。

 

その上で、国民皆保険制度までいじくろうとしている、政財官のトップたち。

 

こういう人たちの思い通りの世の中になったら、もう本当に、日本に住んでいるメリットはなくなりますよ。

 

ねえ、本当にこういう状況、目をそむけたり、「しょうがない」で済ませていいんですか?

 

あなたの、私の、生きる権利を奪うようなことをされて、分かっていながら、何もせずに黙っていると?

 

もう本当に、最後のフェーズに入っているんですよ。

 

今の自公与党や、党代表自らが「第二自民党」などと名乗っている、ニセ与党の維新に任せていたら…

 

本当に、マジで、生きることさえできなくなりますよ!

 

※追記

 

ここからは個人的想像になります。

 

いささか陰謀論ぽくなるかもしれませんが、お許しいただける範囲と信じて。

 

政権与党や維新などの「自称保守」が、なぜわざと日本国民をいじめて、追い詰めるような政策をとるのか。

 

もちろん一部の人間だけが儲けて生き残るため、ではありますが、一方で、もしかすると…

 

日本の大衆を怒らせること、その怒りが集団的狂気にまで発展することを、どこかの宗主国さまが…

 

むしろ望んでいるのではないかと、ちらっと思ったり。

 

「自称保守」政党の政策の背後には「宗主国さま」の意向が色濃く反映されていることが多いですから。

 

80年近くも平和が続いた国の国民を、本気で戦争に駆り立てるためには…

 

怒りのマグマを溜めに溜めて、狂気にまで高めて、その力を利用するしかないと思っているのでは、と。

 

下の写真のような、気持ち悪い、目を覆うような狂気の情景が、さらに日本の「日常」になるべく…

 

われらが「宗主国様」が画策しているとしたら……どうでしょうか。

 

 

ただ狂気はコントロールが効きませんから。

 

国民の怒りは、宗主国様の意思を外れて、とんでもない方向に行くかもしれません。

 

そうしたら親分からさえも見捨てられて、本当に、日本vs全世界の対立になるかもしれませんよ。

 

たどり着くところは、完全なる滅亡。

 

それでいいんですか?


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コメント一覧

angeloprotettoretoru
@みどりさま。
不買運動もよろしいのですが、何に対して抗議しているのかを企業に明確に分からせなければなりません。
サントリーのお客様相談センターのようなところに抗議のメールなり電話なりをぶつけることの方が、不買よりも大切だと思います。ぜひやってください。
みどり
私は一人でサントリーの不買運動しています。
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