球春たけなわ。
斎藤佑ちゃんの話題を聞かない日がない今シーズンのキャンプですが、みなさん、来たるべきシーズンに備えて、お気に入りのチームのファンクラブには入りましたか？
今年の頭ぐらいには、
すでに各球団ともに入会プレゼントの全容が出そろったファンクラブ。
『う~ん、どこのチームのにはいろっかなあ？』
なんて悩む人はあまりいないと思いますが、
『わがチームのファンクラブ、他チームのに比べてどうだろうか？』
と比較してみたくなっちゃう気持ちにはなりますよねえ。
安い金額で入会できて、
やっぱりお得に球場に行けるし、
しかもレアなアイテムももらえるとあっちゃあ、
ファンなら入会しないわけにはいかないでしょう。
近年ではどのチームも立派なHPを立ち上げていますので、
ファンクラブの内容の比較も容易になりました。
そこで、
今日は各球団のファンクラブを軽く比較してみようと思います。
なお、ここで比較するのは、レギュラー会員（一般に大人が入会する一番スタンダードなもの）とジュニア会員（子供会員）のみです。
また、各ファンクラブともポイント還元、ファン会報、ピンバッチサービスなどは共通しているため、比較からは除きます。
まずはパ・リーグ編。
わが埼玉西武ライオンズ、
今年は例年と比べて、まあまあかな～という印象です。
ジュニア会員の価格がアップしたものの、昨年から内野指定席も無料入場となったので、連れて行く親にはうれしい限り。
ただし、前まではジュニア会員は会員証の提示で入場できたのですが、昨年からはいちいち当日券売り場に行ってチケットに代えないと入場できなくなりました。ひと手間増えたということです。
【レギュラー会員A】 ￥３，５００
・内野A指定席引換券 2枚
・オリジナルスウェットジャケット or トートバッグ どちらか1点
・試合チケットの割引
【ジュニア会員】 ￥２，０００ ＊中学生まで
・全試合内野自由席＆平日内野指定席 無料
・オリジナル帽子
数年前、松坂のポスティングの資金が入った時は大盤振る舞いでした。昨年からは落ち着いたものになりましたが、日本ハムと並んで他球団に先駆けて『ジュニア会員は内野自由席まで全試合入場無料』というサービスを始めた老舗です。その約35年前から、一時期を除いてワタシはずっとこのファンクラブの会員であり続けています。たぶん、球場の近隣に住んで毎日でも応援に行きたい小中学生には、本当にありがたいサービスだと思います。まあ、それもこれも『平日球場が満員になるなんてありえない』球団であるからこそなんですがね。
次は北海道日本ハムファイターズ。
東京にいた時からファンクラブの組織では他球団の一歩先を行っていました。遠い昔には、ファンクラブの大量投票で、オールスターのファン選出選手のほとんどが日ハム勢で埋め尽くされるなんてこともありましたっけ。当時（昭和50年代）野球好きの都内の小中学生にとっては、娯楽の少なかったこともあって、このファンクラブの入会はお約束。結構な人間がこのファンクラブに入会していましたっけ。”タダで後楽園に行ける”なんて、夢のような時代でしたからね。（ちなみに当時ロッテの本拠地だった川崎の自由席は、タダがお約束。川崎の市役所とか商店街、球場前に行けばタダ券は何ぼでも手に入りました。い～時代でしたね）
ハムは北海道ファンの開拓に見事に成功しました。いまや日ハム戦のチケットは”プラチナチケット”でしょう。見事なものです。今年は斎藤佑ちゃん人気で、ますますチケットは手に入らないことでしょうね。
【ルーターズクラブ】 ￥３，０００
・オリジナルブランケット
・試合チケットの割引
【キッズクラブ】 ￥３，０００ ＊小学生まで
・全試合の内野自由席 無料
・オリジナルブランケット ＆ キャップ・リュックセット
続いて福岡ソフトバンクホークス。
人気チームゆえ、チケットの無料配布はあまりないものの、10万人獲得キャンペーンゆえの大盤振る舞いも見られます。
ファンクラブの名称は、クラブホークス。
ジュニア会員の特典をスタンダード会員と同じにして、中学生までは安いとしているところが憎いですね。プレゼントの9アイテムは、どれもファン垂涎のものって感じで、おざなりなものは一つもなし。そのへんにお客さんの扱いに慣れたソフトバンクらしい一面を感じることができます。いずれにしても、いまや観客動員数では阪神、巨人に迫る勢いのソフトバンク。NO1チームを狙う意気が感じられますが、ファンクラブとしてのお得感はいま一つかな？
【スタンダード会員】 ￥３，７００
・ユニフォーム、帽子、ブランケット、バッグなど9アイテムから一つ選択。
・内野指定席入場券 1枚 （平日のみ）
・半額クーポン
【ジュニア会員】 ￥２，５００ ＊中学生以下
・ユニフォーム、帽子、ブランケット、バッグなど9アイテムから一つ選択。
・内野指定席入場券 1枚 （平日のみ）
・半額クーポン
昨年日本一の千葉ロッテマリーンズ。
ファンを26番目のベンチ入りプレーヤーと位置付けているため、ファンクラブの名称もTEAM26と名付けられています。いろいろな特典はあるのですが、平日に球場に足を運びづらい立地でもあるので、もう少し【平日限定】でもいいから招待チケットを充実させてもいい気がしますね。ロッテの場合、選手の知名度よりも、実際に球場に足を運んでみると『野球は面白い』と感じられるチームだと思うので、そのあたりは一考の余地ありかな？
ロッテリアの試食券は、いいね。
【レギュラー会員】 ￥３，５００
・マフラータオルセット オリジナルミニバッグ 帽子 より1アイテム
・内野自由席招待券 1枚
・試合チケットの割引販売
・ロッテリアの試食券
【ジュニア会員】 ￥３，０００
・マフラータオルセット オリジナルミニバッグ 帽子 より1アイテム
・平日内野自由席の全試合招待
・試合チケットの割引販売
・ロッテリアの試食券
では、何かと話題の東北楽天ゴールデンイーグルスはどうでしょうか。
レギュラーのほかに、ブースタークラブとか１００１（せんいち）クラブなどの高額のカテゴリーをたくさん作っているのは、いかにもこの企業らしいね。お金を払ってくれる人には手厚く！ですか。アメリカの4大スポーツの乗りですね。十分にそのあたりを研究されているんでしょう。
そして、さすがネット企業だけあって、ポイントのつけ方などにひと工夫あります。しかし、肝心の球場のキャパが小さいので、無料招待などは他球団に比べて少なく、お得感は？？と感じたのはワタシだけでしょうか。（球場のキャパを大きくするのには、金をかけないのかな？）
ただし今後ファンになってくれるはずのキッズには大奮発！このあたりも、新興球団としておさえるところはきっちりと押さえています。
【レギュラークラブ】 ￥３，５００
・ユニフォーム
・会員優先チケット販売
【キッズクラブ】 ￥１，０００ ＊小学生まで
・ユニフォーム 田中投手グローブ 鉄平選手グローブ マー君リュック ファンクラブリュック のどれか1点（？）
最後は、オリックスバッファローズ。
ジュニア会員が中学生までで￥1,000というのは破格ですが、指定席入場券などの特典がないのが痛い。特に中学生以下は、無料招待であることの意味は大きいと思いますが・・・。
あまり球団経営に情熱が感じられないといわれる親会社さん、今年は結構補強したりして、鼻息は荒いのですが、どうなりましょうか。
【レギュラー会員】 ￥３，０００
・2種類のバッグから1点
・全試合の割引入場
【ジュニア会員】 ￥１，０００ ＊中学生まで
・2種類のバッグから1点
・全試合の割引入場
それぞれにそれなりの特徴があって面白いファンクラブ。
『ファンクラブ組織については、一歩先を行く』パ・リーグをまず紹介しました。
次回はセ・リーグを紹介します。
あの老舗球団も、
ようやくファンクラブ組織を充実させることが大事だと感じ始めたようで・・・・・・。
いつまでも殿様商売はやっていられないということですよね。
それでは、お楽しみに。
