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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

デ杯ワールドG  日本惜敗も、錦織の凄さは際立った!

2015年03月11日 | テニス

≪2015年 デビスカップ ワールドグループ≫  ~カナダ~
【1回戦】

カナダ 〇 3-2 ● 日本

第1日  S ラオニッチ        〇  3-0  ●   伊藤竜馬
      S ポシュピシル      ●   2-3  〇  錦織圭
第2日  D ポシュピシル・ネスター〇  3-2  ●   添田・内山 
第3日  S ラオニッチ        ●   2-3  〇  錦織圭
      S ポシュピシル      〇   3-0  ●   添田豪 


デ杯ワールドグループの1回戦がカナダで行われ、
日本は残念ながら2-3でカナダに敗れました。

『日本には錦織がいる』
ということで期待されていたようですが、
冷静に考えてみれば格上のカナダとの対戦で会場もカナダ。
勝てる見込みはほとんどない対戦だったと思います。

デ杯を敵地で戦い勝つというのは、
本当に難しいこと。

去年カナダに勝っているから・・・・・・
という希望的な観測記事がいくつか見られましたが、
冷静に考えれば至極真っ当な結果で終わったということです。

団体戦というものの、
5戦対抗で3戦先勝で勝利が決まるというデ杯の方式。
要するに『シングルスで2枚』のコマを持っていれば、
ほぼ勝利を持ってこられる戦いというわけです。

逆に言えば、
コマを2枚持っていなければ、
戦いは厳しくなってしまうということでもあります。

まあ、
往時のマッケンローのように、
シングルスでもダブルスでも世界ランク1位という『スーパースター』がいれば、
1枚のコマでも戦っていけますがね。


団体戦では時としてランキングには関係のない『大波乱』が起きるものですが、
それはあくまで『ホームチームが』ということ。
アウェーで戦いながら格上の相手に勝つということは、
ほとんど考えられません。

勝つために会場の選定から何から『ホームチーム』が行えるデ杯。
今回もビッグサーバーを揃えるカナダが、
ビッグサーバーに有利なものすごい速いサーフェースのコートを会場として選定しました。

案の定シングルスの2番手で出場した伊藤、添田は、
その速さに対応できず、
ほぼ何もできずに完敗。

彼らにしたってATPランキングでは2ケタのランクを持つ選手ですから、
実際にはあれほどの力の差はないはずですが、
コートが合わないということと会場の大声援に押され、
力が出し切れなかったと考えられますね。


そういった点も考えあわせても、
この厳しい戦いの中で2勝をもぎ取った錦織の凄さが、
またしても際立つ形となりました。

『何でもあり』
のデ杯アウェー戦。

集中力をかき乱されることも1度や2度ではなかったと思いますが(まあ、会場が紳士の国のカナダですから、あまり露骨なことはやらなかったと見えますが)、
そんな中で勝ちを拾っていける彼の技術とメンタルの強さは、
さすがに『世界のビッグ4に上り詰めた』凄味がありました。

日本が戦いに敗れたのは残念ですが、
錦織の凄さがまたもかいまみれたということで、
満足できる大会だったと思っています。


まあ、
テニスでは【デ杯こそがすべて】というわけではなく、
団体戦というのはランキングに反映されるわけでもないので、
単純に『国別対抗ということを楽しもう』というスタンスでいいんじゃないですかね、
我々ファンとしては。

『これに勝つために、こういった強化をして。。。。。』
なんて言ってみても、
本来が団体競技ではないわけですから。

黙っていても2,3年後には、
錦織を追いかけてくる新しい世代のテニス選手たちが、
続々日本から登場しますって。

そうなった時こそが、
本当の意味での『デ杯で世界を制するチャンス』になってくるのではないでしょうかね。


それにしても。。。。。

錦織圭の凄さ、
超絶です。


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