7月も半ばを過ぎると、
高校野球の地方予選が、
いよいよ佳境に入ってきます。
雨にたたられることも多かった先週ではありますが、
今週に入って3連休もあり、
続々と地方大会のニュースが飛び込んできますね。
そんな中で沖縄大会では、
頂上決戦となった決勝で、
興南が昨夏代表の沖縄尚学の連覇を阻止して4年ぶりの代表の座をつかみました。
あの宮城がいた3年前、
決勝で本当に悔しい負けを体験した興南は、
雪辱に燃えていましたね。
7-1と完膚なきまでの快勝で、
今年の甲子園をつかみました。
今年の興南も、
投打のバランス感覚が抜群で、
優勝争いに絡んでくる可能性を秘めたチームだと思います。
名将・我喜屋監督が手塩にかけて育ててきたチーム。
さらにスタッフには、
あの春夏連覇時の”大エース”島袋も加わっています。
甲子園での大爆発を期待しています。
さて、
ワタシは昨日、
神奈川大会を観戦に相模原球場に行ってきました。
4回戦ながら第1シードの桐光学園と強豪・日大藤沢の対決。
好カードとあって、
試合前にはチケット売り場の前に長蛇の列ができました。
試合は一進一退の好ゲーム。
両エースが渾身の投球を見せて桐光1点リードの2-1で試合は最終回へ。
ここで日大藤沢は、
初回に先制ホームランを放った柴を迎えます。
柴はここまで4試合目で3ホーマーを叩き込んだスラッガー。
桐光のエース針谷の渾身の140キロを超える速球を振りぬくと、
なんとなんとこの日に本目になるホームランをライトの場外へ。
打った瞬間にわかるこの特大のホームランで日大藤沢は同点に追いつき、
試合は延長に入りました。
延長10回裏の桐光。
8番米山の放った打球はレフトポールのはるかに上を超えて「サヨナラホームラン!!」と思ったら、
判定はファール。
実はワタシが座っていた位置、
ほぼホームからレフトへのラインに沿っていたのところだったので、
この打球まさに「手に取るように軌道がわかる」打球だったのですが、
「あれが何でファールなんだろうか・・・・・」
という印象の打球でしたね。。。
まあでも、
審判がファールというんならファール。
遠く大谷が投げて敗れた岩手県大会の決勝、
盛岡大付属戦の同じような打球を思い出していました。
この米山は大ファールの後四球を選んで1塁へ。
打席にはピッチャーの針谷。
「ここで送れば、今日当たっている1・2番にまわるからサヨナラのチャンスがあるな」
と思っていましたが、
2度バントを失敗した後に打って最悪の6-4-3のゲッツー。
ここでチャンスがついえたと思いましたが、
ここから1番がヒットで出て盗塁、
2番のキャプテンがすかさず2塁強襲安打でボールが転がる間にランナーが還り、
1・2番でこの日の3点すべてをたたき出した桐光が、
辛くも勝って5回戦進出を決めました。
それにしても厳しい試合でした。
桐光の試合は結構見に来ているワタシですが、
サヨナラ勝ちは思い返すと9年前、
松井クン3年時の春の関東大会、
花咲徳栄戦以来かな?
これで乗っていければいいのですが、
やはり何だか打線の爆発力が今一つという感じで、
次からの胸突き八丁の戦いを勝ち抜いていけるかは、
神のみぞ知るところですね。
全国の激戦では、
たくさんの有力チームがすでに涙を呑んでいます。
驚いたのは中京大中京がコールド負けを喫したこと、
そして名門復活が期待された松山商も、
監督の前の指導チームである今治西との名門対決で敗れ、
復活の第一歩を記すことができませんでした。
有力チームの苦戦もたくさん見受けられますね。
広島の雄・広陵は初戦でいきなり昨夏の優勝校である広島新庄と激突。
延長10回の熱戦を制して、
なんとか次に歩を進めました。
選抜4強、そして春季関東大会優勝で今年埼玉では「絶対王者」と言われる浦和学院も、
昨日は前半押されに押され0-5のビハインド。
しかしここからまくって6-5と1点差の辛勝で首の皮をつなぎました。
まあ要するに、
楽な戦いなんて、
ひとつもないという事ですよ。
これからますます厳しい戦いが待っています。
そこを勝ち抜いた49校の精鋭たちが、
甲子園に集い聖地で「夏の甲子園」が行われるというわけですね。
本当に厳しい戦いです。
何とかいいコンディションで、
試合が行えるよう祈っています。
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