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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第93回全国高校野球選手権  第7日 静かなる投手戦

2011年08月13日 | 高校野球

夏の甲子園も、もう7日目。

ずっと、書けませんでした。
なぜだかしらねど、
ワタシの携帯をスマートフォンに代えてからというもの、
ブログの更新ままならず・・・・
ここまで引っ張ってしまいました。

やっと昨日帰宅して、
PCから更新できます。

さて、
この5日間、
熱戦続く甲子園に出没していました。

いろいろ書きたい試合満載でしたね。

特に花巻東のあの執念。
そして岐阜・関商工のぎりぎりの守備とピンチで集まったナインがアルプスに向けて放つ一本指。
しびれたぜ!
そして今年の観戦最終試合となった九州国際大付属vs関西の、
しびれまくるような試合。

やっぱり甲子園はすばらしい。

ということで、
その熱戦の様子はまた別の稿で。


昨日は、
第4試合にしびれるような投手戦がありました。

優勝候補の聖光学院・歳内と152キロ右腕、金沢の釜田の対決に、
大観衆は酔いしれました。

前半戦は歳内の奪三振ショーに沸き、
後半戦は動いた試合の中での虚虚実実の駆け引きに沸きました。

試合は、
最後に小さなほころびを出した聖光のスキを金沢が見逃さず、
『リードして釜田で逃げ切る』自分の野球をやりきり、
勝利をもぎ取りました。

終盤の釜田投手の冷静な投球は、
秋・春とやや一人相撲的な敗れ方をした釜田の、
夏に向けての成長の跡が見て取れました。

歳内投手は、
指に怪我をしていた影響なのか、
後半得意のスプリットが高めに浮いたのが残念でしたが、
見事な投球だったと思います。

ワタシは今年の聖光学院。
去年見たときから、
『今年は全国制覇を狙える』
と思っていました。

東北勢としては夢の全国制覇です。

斎藤監督の見事なチーム作りに応えられる選手とエースをそろえ、
今年ほどのチャンスはないのではと思っていました。

秋の東北大会では、
夏の疲れからか敗れ選抜のキップを獲ることはできませんでしたが、
夏は必ず頂点を狙うチームに仕上げてくると見ていました。

しかし、
あの3月11日の東日本大震災。

もちろん聖光学院も影響がないわけはありません。

練習が中断したのは仕方なかったとはいえ、
春の公式戦が全部中止になったのは、
聖光としてはなんとしても痛かったでしょう。

その間に全国各地で強豪校と遠征試合を行ったとはいえ、
やはり公式戦とは【似て非なるもの】。

その【実戦不足】が、
最後の、この甲子園で出てしまったと感じずにはいられません。

公式戦は今年の夏の福島県大会のみ。

しかし聖光にとって、
しびれる試合をできるような相手は県内にはおらず、
その経験不足は、
じわじわと彼らを追い詰めていったように思いました。

そういった意味では、
残念でならないでしょう。

地元の被災者をはじめとした人たちに、
【東北勢初制覇】
のニュースを届けたかったに違いありません。

しかし、
こういう状況の中、
実によく戦ったと思います。

内外のプレシャーの中、
見事な試合振りでした。

斎藤監督。

また強いチーム、
作って出てきてください。
応援しています。

東北新幹線に乗り北に向かうと、
右手に見える聖光学院の野球グラウンド。

そこに、
【祝 全国制覇】
の垂れ幕が下がるのを、
待っています。

ということで、
甲子園の熱気、
これからが本番です。


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