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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

パ天王山第2ラウンド 秋山がまたやった! 何という男だ!!

2018年09月28日 | プロ野球

パ・リーグの優勝を決める天王山の第2ラウンド。

第1ラウンドでは西武が3連勝で優位に立ちましたが、
その後は両チームとも連勝に次ぐ連勝。
結局両チームともに一つも負けることなく、
この日の決戦を迎えました。
その間、西武が10連勝、SBが7連勝。

この優勝争い、
本当に近年まれにみるものすごい戦いとなっています。

この3連戦、
西武は郭・菊池・今井が先発、
SBはバンデンハーク・千賀・ミランダの先発が予想されています。

やはり前回同様、
先発陣を見比べるとSBが有利だというのは否めません。
西武は菊池がSBに入団以来一度も勝てていないというトラウマを抱えており、
一抹の不安を残しています。

それだけに西武としては、
何としてもこの初戦を取りたいところ。

一方のSBはもう一つも負けられないがけっぷちでの戦いであることは変わりません。

この日も満員となったスタンドはもう試合前から大盛り上がり。
そんな喧騒の中で、
先発のマウンドに郭が上がりました。

郭は前々回のSB戦が久しぶりの今季初登板。
そして前回のSB戦を経て、
この日が今季3度目の登板。
そのすべてがSB戦というところに、
西武首脳陣の並々ならぬ期待が込められています。

何しろここ何年も、
SBに通用する投手はほとんど見当たらずやられ放題だった西武。
そんな中にあって郭は「最後の隠し玉」だったような気がしますね。

初戦の初回には打たれたものの、
それ以降はなんとなく「通用する」ピッチングをしていましたから、
この日も期待を込めてマウンドに送り込みました。

その郭は初回からいきなりピンチを背負いますが、
ここで柳田・中村をうまく抑えて0点で切り抜けました。
これがこの試合の一つ目のポイントでしたね。

SBの先発、バンデンハークは、
球威はあるものの球が高め・高めに浮いて、
そこを森がとらえて先制の3ラン。
前の3連戦同様、
序盤に西武がリードをうばう展開になりました。

しかしこの試合に並々ならぬ気合で臨む王者・SB。
じわじわと追いかけると5回、
満塁のチャンスから9番・甲斐が満塁一掃の2ベース。
一気に3点を取って逆転。

そして終盤、
必勝リレーへと入りました。

連勝中の最近だけではなく、
夏場を迎えたぐらいからこの盤石のリリーフ陣、
ほとんど打たれたのを見たことがありません。

要するに、
「1点でも勝って終盤を迎えれば、もう勝ったも同然」
ということ。

昨年の終盤の岩嵜-サファテの盤石リレーに勝るとも劣らないほどの精度を見せて、
SB快進撃の「強さの源泉」になっています。

そして石川-加治屋とつないで8回も2死。
「やはり・・・・・・」
という空気がメットライフドーム全体を包み始めていましたが、
ここで「まあ、まず出塁はないだろう」とみられていたメヒアが四球で塁に出たところから空気が一変します。

代走に起用されたのは、
この日引退を表明して今季で25年の選手生活に終止符を打つ松井稼頭央。

このホームでの最後の3連戦を前に、
この日1軍登録されてベンチに戻ってきていました。

この松井の起用で、
一気にドーム全体の空気がイケイケに。

そのムードに乗って金子がボテボテの内野安打で出塁。
2死ながら1・2塁という好機を作って、
迎えるバッターは秋山。

前の試合では9回に大逆転の満塁ホームランを放っている秋山。
9月に入ってからというもの、
秋山の「目」が全く違ってきました。
気合満点と言おうか、
一分のスキも見せないと言おうか、
そんな鋭い射るような眼をしてプレーを続ける秋山。
「気持ちが入っているなあ・・・・・」
というプレーを打撃でも、守備位置でも、そして塁上でも見せてくれています。

そんな秋山に対して、
SBは天敵ともいえる左腕の絶対的リリーバーである嘉弥真を投入、
万全の体制での逃げ切りを図ってきました。

この嘉弥真、
今季は5月から失点なしとのことで、
まさに「絶対的」の冠が付く投手。

正直ワタシも、
「これはダメかも・・・・・」と弱気の虫が顔を出しましたが、
そんなワタシをあざ笑うように秋山のバットが一戦。

まさか、まさか、まさか~~~~~~~

という叫びに乗せて、
芯でとらえた打球はまっしぐらにバックスクリーンへ。

この日も出た、
奇跡的な大逆転ホームラン!!!!


これはもう、
にわかには信じられないような瞬間でした。

4試合連続の終盤の「劇弾」。
もうまさに「神がかっている」としか言いようのない、
ものすごい瞬間でした。

最終回はSBの粘りにあうも、
何とか守護神・ヒースが抑えて逃げ切り。

この大事な大事な天王山第2ラウンド、
しびれる初戦を西武が勝ち、
マジックを3に減らしました。

これでまた、
一歩優勝に近づくことができました。

しかしながら、
まだまだワタシの中に潜在的に宿るSBへの恐れ、
消えたわけではありません。

今日菊池が初めてエースらしい投球をしてSBを倒してこそ、
確信が持てるというもの。

大事な試合の第2戦、
どんな試合になるのでしょうか。


それにしてもこのところ、
本当に西武の試合を見てしびれっ放しで、
プロ野球がこんなに面白いと思ったのは久しぶりです。

その勢いに乗って、
何とかホーム胴上げ、
達成してもらいたいですね。

頑張れ 埼玉西武ライオンズ


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