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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

U26プロ選抜 vs 大学日本代表  歴史的な試合は・・・

2009年11月24日 | プロ野球

土曜日に、
U26プロ野球選抜vs大学日本代表という、
歴史的な試合が行われました。

ほかの国を見渡しても全く類を見ない、
プロとアマの大きな垣根。

「なんでもあり」
の時代の間違ったやり方が両者の溝を深め、
40年経ってもまだ、
両者の融合が見られないという、
『とんでもない状況』
にあるのが日本の野球界です。

サッカーのように、
プロの下部組織(ユースなど)が選手を育成するというシステムを持たない日本の野球界。
プロ野球選手の全員が、
高校野球⇒(大学・社会人野球)⇒プロ野球
という道を通ってきます。

にもかかわらず、
『元プロ野球の選手はアマの指導者になれない』
だとか、
『アマ選手はプロと接触できない』
など、
実に実にくだらない状況を続けてきました。

近年になってようやく、
若干雪解けしてきた感はありますが、
それでも【異常な状態】を続けたままここまできています。

そんな中、
ようやくといっていいかもしれませんが、
プロvs大学生
という戦いが企画されて、
実現の運びとなったのがこの試合でした。

嬉しかったのは、
シーズンオフにもかかわらず、
大学生はもとよりプロ選手も、
真剣に試合に取り組んでいたということでしょう。

見所の多い試合になりました。

大学選抜の打撃陣は予想通り、
プロの投手とは力の差があり、
ほとんど真っ芯で捕らえた打球はありませんでした。

もとより大学3年生までのチームです。
本当に”タメ”の戦いをするには、
プロもU26ではなくて、
U21ぐらいじゃないとね。

しかし、
プロの打者vs大学投手陣
の戦いは、
見所がいっぱいでした。

大学の投手陣は、
登板した全員がプロ入りするのではと思うほどの、
高い能力を見せ付けました。

特に沢村、大石、東浜の3投手は、
プロでも即通用する素晴らしい投球を見せましたね。

しかしそこはプロ。
得点こそなりませんでしたが、
そこここに【プロの怖さ】を見せ付けていたと思います。

斎藤祐樹は、
評価が難しいピッチングでした。
TVの解説陣も言っていましたが、
『何かストレートに力が乗り切れていない』
ようなピッチングに見えましたね。
スピードガンではそこそこの数字は出ますが、
見た目よりは『打ちやすそう』な球に見えました。

明らかにプロの一線級の球とは違いがありました。

それでもプロ入りすれば、
クレバーな彼のこと、
ローテーションをしっかり守る投手には、なれると思います。

大学生では、
残念ながら投手と打者の能力の違いがハッキリしていました。
そのあたり、
大学野球の実力アップにつなげる意識改革をして欲しいと思います。

さて、
NPBは日本代表チームを常設する意向を示したそうです。
素晴らしいことだと思います。

チームがあり、
そしてその上に代表もある。

一つ上の目標が出来て、
選手もやりがいが出てくるのではないかと思います。


最後に、
この試合、
ワタシも見に行きたかったのですが、
チケットが早い段階で完売。
残念ながら見にいけませんでした。

TVからの映像でも、
満員の観衆が、
野球を楽しんでいましたね。

期待の大きかった試合です。

このような試合は、
どんどん続けていって欲しいと思います。

WBCで連覇を成し遂げたあのユニフォーム。
かっこいいなあ。
あのユニフォームを身につけて戦うプロの一流選手たち。
間違いなく少年達の憧れの的ですよ。

野球界にも、
ようやくいい風が吹いてきました。
この風に乗って、
より楽しく興味深い、
そんな野球界になっていって欲しいですね。

 


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