プロ野球の元投手、
小林繁氏が昨日、
逝去されました。
なんとまだ５７歳の若さ。
信じられません。
小林氏といえば、
江川との世紀のトレードが思い浮かびます。
爽やかに阪神行きを受諾し、
そして巨人相手に快投また快投。
その年２２勝をあげ、
最多勝＋沢村賞に輝きました。
因縁の巨人相手には、
この年８勝０敗。
青年監督・長嶋が、
小林の闘志にやられて甲子園の３塁ベンチで腕を組み、
苦悩の表情を浮かべている映像が、
今もハッキリと脳裡に浮かんできます。
当時、
アンチ巨人だったワタシ（その頃は我が家のほかの家族は”熱狂的な”巨人ファン。ワタシは長嶋は好きだったのですが、どうも巨人は・・・・。で、阪神を応援していました）は、その小林の姿に拍手喝采を送ったものです。
また、
小林といえば、
いつだかの横浜スタジアムでの開幕戦で、
大洋相手に”サヨナラ暴投”をやらかしたことも、
想い出に残っています。
細腕と卓越したスタミナ。
そして、
一言多い性格。
何よりも、
そのダンディズム。
当時の阪神では、
異彩を放つ存在でした。
そして、
一世を風靡した、
華やかな野球人生だったと思います。
解説者、指導者としては、
あまり目立つ存在ではありませんでしたが、
卓越した投球理論で、
数々の監督を陰で支える存在でした。
あまりにも早い旅立ち。
寂しさを感じずにはいられません。
合掌。
