今週のマンデーナイトゲーム。
カードは最高。
9勝1敗同士でNFCとAFCのトップを快走するLAラムズとKCチーフスの一戦となりました。
両チームの若きQBは、
獲得ヤードで今シーズンNFLのNo1とNo2.
No1はチーフスのマホームズ。
お父さんがその昔横浜ベイスターズで投手をやっていたということもあり、
なんだか今年日本のファンの間でも注目されているルーキー。
今季のMVP最有力候補と言われ、
最もパスTDを取ったQBとして、
彗星のように現れた存在です。
今季もすでに3628ヤードを投げてなんと37TDを獲得。
パスレーティングは驚異の117.9で、
まさに非の打ちどころのない成績です。
一方の3年目を迎えるラムズのQBゴフも、
今季成長を遂げたQB。
スターRBガーリーを擁するチームですが、
今季はゴフの成長もあってパスを中心としたオフェンスを展開。
彼も今季すでに3547ヤードを投げてNFLでマホームズについて2位。
26TDを奪ってレーティングは113.5.
このレーティング100を大きく超える超絶QBの戦いは、
事前の予想をはるかに超えるものすごい戦いとなりました。
両QBがまさに、
投げて、投げて、投げまくるという展開。
ラムズが先制して試合は幕を開けましたが、
相変わらずキッカーに恵まれないラムズは、
PATをキッカーがミスして6点にとどまり、
波乱を感じさせる幕開けになりました。
それからはもう、
まさに一進一退。
両QBにレシーバー、そしてRBなど「攻撃の見本市」みたいな試合展開になって、
試合の流れはあっちに行ったりこっちに来たり。
その中ではQBサックからのファンブルリカバーTDが両チームにあったりと、
まさにワイルドな試合展開となりました。
第4Qを迎えても、
試合が最後にどうなるのか全く予測がつかない展開。
見ている方もハラハラドキドキのものすごいNFL史に残るような試合となりました。
残り2分でビハインドだったKCが逆転。
しかしそこからTOのないラムズが逆襲を開始して、
ゴフのパスが通って54-51とまた逆転。
そこからのKCの攻撃を2度のINTで防いで逃げ切りに成功。
54-51でこのスーパーワイルドなゲームを制しました。
両チームの総得点、
NFL史上3位の多さだったそうです。
54-51っていうと、
野球でいうと17-16とか18-17とか、
サッカーでいえば6-5とか7-6とか、
それほどの「ありえない取り合い」ってことですよ。
ワタシがイチ押しのLAラムズ。
攻撃は超一流だけど、
守備に回るとからっきし。。。。
なんだか、
今年ずっと見ていた西武ライオンズの戦い方にとても良く似ていて、
両者を重ね合わせながら見ているところです。
そういえばラムズも、
ずっと不遇をかこってきたチーム。
セントルイスにお引越しして、
それがまた3年前に出戻ってきて、
ようやく結果を出してくるようになりました。
現在は新たなスタジアムを建設中で、
竣工までの間はあのLAコロシアムを本拠地としています。
LAオリンピックの開会式でおなじみのこのコロシアム、
昔はLAレイダース(現OAKレイダース)の本拠地で、
その頃はアナハイムのスタジアムに本拠地を置いていたラムズが、
このコロシアムでホームゲームをやっていること自体が、
なんだか新鮮な驚きではあるんですが。。。。。(ある種の違和感といってもいいかもしれませんが)
チームが好調とあって、
10万人収容のこのスタジアムも、
まあ大盛況でしたね。
信じられないことですが。
ラムズもレイダースも、
95年の同時期にLAから移転して去って行ってしまったのですが、
その頃はいいところ3万人ぐらいの観客しか集めなかったのにね。
変われば変わるものだなあ。。。。。。
そんなラムズ、
LAラムズとしては初めてのスーパーボウル制覇に向けて、
一歩一歩歩みを進めています。
スーパーボウルにたどり着くためには、
何としても「ホームフィールド・アドバンテージ」のあるプレーオフ第1シードを取らなければなりません。
その相手は先々週に初めての1敗を喫したNOセインツ。
現在はラムズが10勝1敗、セインツが9勝1敗です。
長年のライバルで、
ワタシは勝手に「不倶戴天の敵」と思っているチームのセインツ。
今季の対戦はルイジアナのスーパードームで行われましたが、
やっぱりあそこでやると勝てる気がしない。
どうしてもチャンピオンシップゲームを、
LAの地元に持ってきたいところです。
そう考えると、
この日のチーフスとの試合は、
どうしても落とせない試合でした。
しかしこれを切り抜けたというところで、
何とか先の道筋が見えてきたとも言えます。
最低でも14勝2敗。
出来ればこのまま無敗の15勝1敗でいければ最高なんですが。
これからの残り5試合は、
そこまで強いチームとの対戦がないので、
勝ちを続けて行ってほしいと思います。
そして何とか、
スーパーボウルまでたどり着いてほしい。
そう願っています。
もう一つのお気に入りであるLAチャージャースは、
『サヨナラ負け』でありえない星を落として優勝戦線から一歩後退。
まあ彼らは、
第5シードぐらいでプレーオフに進んでもらいましょう。
これから1か月は一気に進むNFLのシーズン。
いつでもどこでも配信をチェックできるという状態になって、
NFLの試合もぐっとまた身近になってきました。
やっぱり「世界一面白いスポーツ」を標榜するだけあって、
見ているとハマってしまいますね。
今年の結末はいかに。
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