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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

山中慎介 余裕の8度目防衛! ”神の左”またも炸裂

2015年04月17日 | ボクシング

≪WBC世界バンタム級タイトルマッチ≫

チャンピオン                     挑戦者 7位
 山中 慎介(帝拳)   7R 36秒 KO    ディエゴ・サンティリャン(アルゼンチン)



チャンピオンの鮮烈なKO勝ちでした。

山中チャンプの世界戦、
東京でやるときは必ず足を運んでいるのですが、
この日は大阪での防衛戦。
”テレビ桟敷”での観戦となり、
その分リアルタイムで飯田さん・セレスさんのダブル解説を聞きながら、
『ふ~ん、そういうことかあ』
とうなずきながら楽しんだタイトル戦でした。

初回から山中チャンプは、
『練習を重ねてきた』
という右のジャブを多用。

挑戦者との『距離の戦い』を制し、
ほぼ相手に何もさせずにじわじわと『仕留めた』という感じですね。

もう4Rの時点で、
スコアが3者ともに40-36のフルマークだったこともあり、
試合の興味は『山中がいつ倒すか』ということに絞られていったと思います。

そして6Rの”閃光の左”でこの日初めてのダウンを奪うと、
7R早々に”神の左”で2度目のダウンを奪いました。
すると挑戦者は戦意を喪失。
7R36秒での決着となりました。

この日の山中は、
登場の時から体つきはいいし、
顔も締まってなんだかオーラが見えるような姿でしたね。

そして試合っぷりは、
右のリードブローを多用して相手との”間合い戦”を制し、
理詰めでKOに持っていくという、
『負けようがない』
ぐらいの安定した戦いぶりでした。

試合をやるごとに一歩一歩階段を上って行っているという様な、
山中チャンプのこの日の戦いぶりでした。

『バンタム級最強を目指す』
という本人の目標、そして戦いの路線。
いずれもいいと思います。

あとは、
『ビッグな相手』に恵まれるだけ。
ワタシはそう思います。

今の山中チャンプの充実ぶりなら、
どんな相手にも互角以上の戦いができるはず。

今年1年から来年にかけてが、
年齢的にも気力の面でも、
ピークを迎えると思われる山中チャンプ。

ぜひ『凄い相手』とのタイトルマッチ、いや、統一戦の実現に向け、
周囲が動いてほしいと思います。
周囲の”本気”が、
山中チャンプをさらなる高みへと導くと思います。

『強さ』に『凄さ』をまとった山中チャンプ。

これからの戦いが、
とても楽しみです。


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