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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第104回全国高校野球選手権大会 第10日  いよっ 千両役者!

2022年08月16日 | 高校野球

3回戦に突入した甲子園。

 
実力が拮抗したチーム同士の戦いが増えて、
ますます盛り上がってきました。
 
昨日は終戦記念日。
正午には黙祷が捧げられ、
厳かな雰囲気も漂いましたが、
やはり昨日も暑かったですねー。
 
そんな中での試合、
まずは仙台育英が終盤の逆転で初出場の明秀日立を破りベスト8一番乗り。
 
投手陣を4人繋いで、
なんとか相手の攻撃を抑え込んで後半のワンチャンスにつなげました。
見事な戦いぶりでした。
 
敗れた明秀日立は、
二本柱の左右のエース、
石川と猪俣を交互に繋ぎ、
5回の継投を行いましたが及ばす。
相手打者に粘られて連続の押し出しは痛恨でした。
 
第2試合は高松商のスラッガー浅野と九国の技巧派左腕・香西の楽しみな対決となりました。
 
結果は内野安打、死球、四球で浅野の判定勝ちってところでしたね。
 
九国としては浅野に「仕事をされる」とまずいという感じだったでしょうが、
そこはうまく交わしていきました。
 
しかし、
誤算は相手投手をこんなにも打てないと想定していなかったことでしょう。
 
丹念に投げる高松商のエース渡辺に、
ほぼ完璧に強力打線が抑え切られて、
反撃のきっかけを掴むことができませんでした。
黒田、野田、佐倉のクリーンアップは火を吹かず。
やはり「打線は水もの」という言葉も、
いまだ生きているんだなぁと思った試合となってしまいました。
 
第3試合は、
愛工大名電が完勝。
 
小刻みに点を奪い、
守ってはエース有馬が明豊の強力打線を分断。
最後まで主導権を渡さず、
名電はあの工藤投手で4強入りして以来、
41年ぶりに8強入り。
頂点が見えるところまで登ってきました。
 
この名電、
チームが好調を維持しており、
かなり面白いことになってきていますね。
 
さて、そして第4試合。
 
夕方になっても観客のほとんどは家路に着くことはなく、
この「真夏のヒーロー」のパフォーマンスを見届けようと満員のまま見守っていました。
 
そこに登場は、
昨年、今年と話題を振り撒き続ける近江のエース・山田。
 
この日は穴のない攻守で素晴らしい戦いを続けている海星。
 
序盤からヒリヒリした雰囲気の、
いい試合でした。
 
山田は果敢に攻めてくる海星に先生を許したものの、
すぐに味方が反撃、追いついて逆転、
2ー1で終盤の7回裏を迎えました。
 
流石に疲れの見える海星の宮原はエラーに四球も絡み満塁のピンチ。
ここで登場したのが山田。
 
「ここで打ったら持ってるなぁ」
 
なんて話していたら、
高目を叩いた打球は大きな弧を描いてレフトスタンドへ。
試合を決めるグランドスラム!
さすがは持っている男、
または甲子園のスーパースター、
はたまた古い言い方ですがワタシには一番しっくりくる、
「千両役者」
です。
 
球場の空気を一変させてしまうのはスターの証拠。
 
さあ、
近江悲願の、
いや、滋賀県民悲願の優勝に向け、
ギア入れ直しました?!
 
あと3勝。
 
しかしまず現れる「越えなければいけない敵」の最初は、
こちらもスーパースターの高松商・浅野です。
 
注目のこの対決、
準々決勝の第二試合に組まれました。
 
山田vs浅野
 
ワクワクしますね。
 
大会はいよいよ佳境に。
もう一瞬たりとも、
見逃せません。
 
 
 
 

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