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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第100回全国高校野球選手権大会 大会展望

2018年08月01日 | 高校野球

≪第100回全国高校野球選手権大会≫

【大会総展望】


100回目の夏、いったいどんなドラマが起こるのか?!

大阪桐蔭が”1強”の優勝候補に挙がる。しかし行く手にはどんな敵が待ち構えているのか。


もう数年前から、
この2018年の夏の選手権は、ものすごいことになると予想されていました。
「何がものすごいのか?」
それは盛り上がりです。

数年前の「高校野球100年」でフライング的に盛り上げを図り、
見事にそれが成功して大盛り上がりとなった高校野球夏の選手権大会。

それ以降の異常なまでの大会の盛り上がりっぷりは、
球場に足を運ぶと体感することができます。

「野球の夏フェス」とでも言いましょうか、
とにかく「夏の高校野球」は、高校野球ファンだけではなく、
夏のフェス、あるいは花火大会のように、
老若男女、それぞれの五感をいたく刺激するようですね。

かつての「高校野球の熱狂」とはまた別の感じの、
ものすごいブームがやってきていると感じる昨今の夏の甲子園です。

そんな中始まる今回の100回大会。
「100回」という3桁の数字を目に、耳にすると、
正直なんだか、別次元の大会のような不思議な感覚にとらわれます。
「これは高校野球なんだろうか?」
という、一種の浮遊感のようなものを感じつつ、
今年も大会が始まります。

さて、世の中の高校野球は、現在大阪桐蔭を中心に動いています。
高校野球と言えど、かつてよりもよりプロフェッショナルなチーム作りを推し進めるという時代にあって、
大阪桐蔭は「1強」という立ち位置を獲得するほど、ほかのチームとは「すべてにおいて違う」といったチーム作りを推し進めています。
確実に選手を鍛え上げ、骨太で技術の高い選手を作るメソッドを有し、なおかつそれを全国から集まってきたスーパースタークラスの選手たちに授けていく。それが大阪桐蔭というチーム。
かつてはPL学園が「1強」の時代を築きましたが、そうはいっても有力選手は全国の各チームに分散していっていたような気がします。
しかし情報の共有化が進んだ今日にあって、より高みを目指すアスリートたちが全国から、その環境が整った学校に進学していくのはある種の必然。
すべての物事が寡占化していくという時代にあって、この高校野球も、「そのように動いている」のは否めないところですね。
それは大阪桐蔭というチーム、学校が、長い年月をかけて熟成していったものだけに、関係者の努力というものにも、ある種感心します。

しかしながら、だからと言って確実に毎回勝てるほど野球という世界は「予定調和」の世界ではありません。
野球というこの偶然性が勝敗を大きく左右するという特徴を持つ競技にあって、
それでも毎年トーナメント戦を勝っていくというのは、並大抵のことではありません。

大阪大会から甲子園の決勝まで、
少なくとも12~15試合を『連勝』しなければ栄冠はおぼつかないわけで、
それは本当に、
ものすごいことだなあ・・・・・そんな風にいつも思っています。

今年大阪桐蔭は、「世代最強」と言われる大型でスキのない好チームを作り上げて春の選抜大会を連覇しました。
そして「世代最強」が「史上最強」に変わるかもしれないという予感をはらみながら、
今年の地方大会の開幕を迎えました。

この地方大会で、大阪桐蔭は「野球という競技の持つ怖さ」と「勝ち抜いていく難しさ」を骨の髄までわからせられる試合を経験しました。
ライバル履正社との”決戦”で、
圧倒的な優勢を伝えられながら最終回2死ランナーなしまで追い詰められた彼らは、
しかしながら、
その窮地をも涼しい顔で脱し、
この聖地・甲子園に帰ってきました。

あの試合に、
大阪桐蔭の『ホンモノの強さ』を見た気がします。
追い詰められたときのあのナインの落ち着きぶり、
かつて「強豪」ともてはやされたチームはいくつもありましたが、
強豪と呼ばれれば呼ばれるほど、
追い詰められた時の焦り、そして慟哭は大きく、
この大阪桐蔭のようなたたずまいを見せたチームは、
これまでに見たことがありません。

かつてのPLにしても、
あそこまでの落ち着きは、
なかったといえるのではないでしょうか。

そして今大会。
『あの試合を経験したから、もう怖いものはない』というのが、
彼らの現在の、偽らざる心境ではないでしょうか。

そんな「絶対王者」の大阪桐蔭を向こうに回し、
いったいどのチームが、彼らに肉薄していくことができるでしょうか。
『大阪桐蔭と言えども、やっている選手は同じ高校生』というような追い詰められた場面が、
果たして出てくるのでしょうか?

それが今大会の、『最大にして唯一の』見どころだと思います。

もちろん「見どころ」というのは、
「優勝争いということに関しては」ということです。

甲子園のファンに共通した「甲子園の本当の見どころ」は、
実はそんなところにはないと思っています。

『見どころは、すべての試合の中に転がっている』
それがワタシが思う、甲子園大会です。
だからこそ、熱心なファンは、テレビの前で朝早くから夕方遅くまで、
自分の郷土に関係ない試合にも声援を送り、高校野球を見続けているのだと思います。

そんなことを思いながら、優勝争いの見どころを探っていきたいと思っています。




「優勝候補筆頭」という生易しい言葉では語りつくせない強さ。

さて、優勝争いの予想です。大阪桐蔭が優勝候補筆頭なのは当たり前だが、そのチーム力は昨年よりもかなりパワーアップしている。春の選抜での盤石な戦いぶりは凄かったが、打線は明らかに夏の方がよくなっている感じで、その打線に引っ張られて投手陣が楽に投げられるところも、彼らの強さの源。北大阪大会を見ていると、ロースコアゲームが予想される試合には、「間違っても試合を壊すことがない」根尾を先発に上げることが多い戦い方が見られる。本来であれば背番号1の柿木を先発させ根尾をショートに持ってくる方がチームとしてのバランスは良いと思うが、西谷監督の根尾に対する信頼が非常に高く、「大事な時は根尾をマウンドへ」というのが今年のチームの戦い方の基本線だ。案の定予選の準々決勝、準決勝と苦しいロースコアでの戦いでは、根尾がしっかりと相手を抑え込んで、反撃の暇を与えないという戦い方を志向した。大阪桐蔭の強力打線と言えども、やはり打線は”水もの”の部分があり、打てない時にディフェンス力でしのぎ切るという戦い方が徹底している。そして決勝では柿木が先発し、「投げたい思い」をマウンドで発露して好投。相手を寄せ付けなかった。
今年の大阪桐蔭のチームがもし敗れるとするならば、やはり昨年敗れたときのように、ロースコアで終盤まで試合がもつれ込んだ時以外にはないのではないだろうか。そして必然的に、そういう戦い方ができるチームこそが、この1強に迫る優勝候補として、名前が上がるチームだと思われる。打撃のチームが大阪桐蔭とノーガードで打ち合ったとしても、勝てる見込みは本当に薄いと思われるため、まずはディフェンス力のしっかりしたチームが「打倒大阪桐蔭」に名前の挙がるチームだろう。

そういった観点から見る「大阪桐蔭を倒せそうなチーム」という観点からの「有力校」と、万が一大阪桐蔭が大会の半ばで敗れ去った場合の「有力校」は、まったく一致しないのではないかというのが、今年のワタシの見立てで、また今大会の面白いところだと思っている。

そんな中でまず名前が上がるのは、どこか。昨年以上に名前を上げるのが困難な今大会になりそうだが、3年連続夏の覇者を出す関東からは、昨夏の覇者である花咲徳栄浦和学院の埼玉勢の名前を上げることができる。花咲徳栄のエースで4番・野村にかかる期待は大きく、昨年同様にスケールの大きなチームがどこまでやれるのか、非常に注目される。2連覇という変なプレッシャーがなければ、かなりやれるチームとみている。その花咲徳栄のライバルである浦和学院は久々の出場。10年に一度の”地区分割”の恩恵を受けて勝ち上がり、甲子園を手中にした。層の厚い投手陣を抱えたチームで、投手力では花咲徳栄以上の安定感を誇る。あとは「負けるときは淡泊な攻撃に終始する」という悪癖を一掃できるのかがポイントか。今年の浦和学院は、昨年花咲徳栄に真紅の優勝旗を持ち帰られて、かなりプライドが刺激された様子で、久々に気合が入ったいる姿を甲子園で見られるかもしれない。近畿では智辯和歌山が盤石の戦いぶりで甲子園に出場。ベテランの高嶋監督が「何としても打倒大阪桐蔭」を掲げてチームを鼓舞してるものの、打撃のチームだけに、大阪桐蔭との直接対決では何としても分が悪い戦いぶりになってしまう感じがする。残念ながら大阪桐蔭とは、すでに決着はついているのでは・・・・と感じているのは、ワタシだけだろうか。エース平田がよほど調子を上げ凄いピッチングを見せないと「直接対決」を制することはできないとみているが、その反面、他のチームに対しては「負けないオーラ」を発し続けるチームで、他校が智辯和歌山を攻略するのは大変に難しいとも感じている。打力は今大会最強クラスの迫力があり、守備の破綻がないようにチームを仕上げていくことが肝要か。近畿では名門の龍谷大平安も、夏を迎えてチーム力のアップが著しい。いつもはある程度苦戦する府大会を圧勝で駆け抜けて、上位進出を狙っている。今年の平安は、原田監督の気迫が全員に乗り移ったようで、本当に気迫あふれる戦いぶりをする感じだ。甲子園での戦いぶりがとても楽しみなチームになってきた。春の選抜で実績を残した創成館と星稜もいい感じでチームを仕上げている。創成館は秋に大阪桐蔭を破った経験があるだけに、どうしても期待をしてしまうが、分厚い投手陣を軸に負けない野球が徹底されていて、今大会でも勝ち上がっていく要素は十分と見る。一方の星稜。選抜では8強入りして、その準々決勝でも激闘を繰り広げたが、とにかく選手の層が厚いのが自慢。すっかり自信をつけてエースナンバーを背負う2年の奥川は大会屈指レベルの好投手。そこに従来のエースの竹谷や1年生の2枚などが加わるので、投手層の厚さは折り紙付きの質の高さ。打線も決勝で22得点するなど破壊力抜群。星稜が”本格化”するのはこの秋の新チーム以降だと思われるが、この夏もひょっとしたら頂点まで駆け上がる可能性があるかもしれない。昨夏準優勝の広陵も、今年は中村のようなスーパースターはいないものの、しっかりとした野球を展開していて、チーム力の低下は見られない。むしろ戦いの安定感という点では去年以上との声もあり、面白い戦いの夏になりそうだ。”北の常連たち”の動きにも目が離せない。聖光学院は12年連続の出場。斎藤監督をして、「今年は頂点を狙う」と力が入るほど戦力は充実している。東北地区では今年負けなし。特に打線の破壊力は「チーム史上NO1」との評価もあり、快進撃も予感できる。八戸学院光星は相変わらずの破壊力ある攻撃が売り物。投手力も安定して、チームにバランスが取れてきた。選抜8強の花巻東は、今年もしぶとさが身上。絶対的な戦力は持たないが、全員が束になって相手を倒しに来る迫力ある攻撃は必見。



レベルの高いチーム力を持つ学校が多数。どこが波に乗って駆けあがっても、不思議ではない。


地区予選を5試合から6試合勝ち抜いているうちに、自然とチーム力が備わってきたというチームも多く、彼らの自信に満ち溢れたプレーが、新たなドラマを予感させる。注目は8連覇を狙った明徳義塾を大差で破った名門・高知商。12年ぶりの夏だが、春の時点とは全く違うチームになった実感がある。特に攻撃力は、1枚も2枚も殻を破って、全国レベルになってきている感じだ。エース北方が丁寧なピッチングで相手を抑えられれば、かなりやれる予感がする。二年連続の夏になる興南は、エース昨年の経験を持つエース宮城が成長。そこに切れ味鋭い打線が絡む好チーム。波に乗ることができれば、かなりやれる。同じく九州の鹿児島実も戦力が充実。上位が狙える。

連続出場といえば、このところ甲子園を沸かせ続けている作新学院前橋育英の関東の優勝経験校も面白い。いずれも今年は『あの夏』より戦力は劣るものの、もちろん目標は頂点においての戦いとなる。近畿のレベルの高い戦いを経て戦力を充実させてきたのは明石商近江。いずれも失点を最少に抑えるレベルの高い投手陣を持ち、打線も活発だ。注目の好打者・小園を擁する報徳学園も夏を迎えてこれまで不安だったポイントを見事に修正して甲子園に乗り込む。

中四国では、創志学園の評判が高い。選手のポテンシャルの高さはもともと持っており、そこにこの夏の覚悟が滲み、初の一勝はすぐそこまできている。打線が看板の四国の強豪、済美鳴門は甲子園での戦い方を熟知。打ち勝つ野球で8強以上を狙っている。北信越では選抜優勝の年以来となる敦賀気比に注目。一旦火がつくと止まらない猛打線が今年も火を噴くか。同じく満振りを貫く常葉大菊川の打線にも注目が集まっている。昨年大阪桐蔭を破った後、今年ずっと対外試合禁止処分を受けていた仙台育英は、まだチームの底を見せていない感じ。実戦不足を夏の大会という公式戦の本番で埋め、チーム状態はかなり良さそうだ。強打が特徴の日大三二松学舎の東京勢は、今年は投手に弱点を抱えているが、相変わらず振りは鋭く、いかに打撃戦に持ち込んでいけるかが上位へのカギ。激戦の北神奈川で東海大相模に完勝した慶応は選抜時とはチームの状況が一変。打ち勝てるチームになっており、スタミナに不安を持つエース生井を強力に援護する。同じ神奈川では、三年連続出場の横浜が例年のごとく新聞紙上では『東の横綱』という高評価。もちろん選手の持っているものを見ると大阪桐蔭に伍していける素晴らしいポテンシャルを感じることが出来るが、過去数年の甲子園での戦い振りを見ると、強力な優勝候補にあげるのは若干ためらわれる。神奈川大会での自信満々の戦い振りを甲子園で強豪に対した時に出来るのかが大きな課題。さらにビハインドになった時の戦い方にも若干の不安が隠せない。松坂以来10年間ぐらい持ち続けた『甲子園で負けない横浜』の復活がなるか。



大阪桐蔭以外はほとんど各校に差はない。勢いに乗って群雄割拠の争いを勝ち上がるのは、果たしてどこか。

ダークホースとはいっても、今年な限っては大阪桐蔭以外のチームは殆ど横一線。50をこえるチームがまさに凌ぎを削る『仁義なき戦い』が繰り広げられそうな気配だ。北から見ていくと、まずは金足農の大会屈指の右腕、吉田に目を奪われる。糸を引くようなアウトローの速球に切れ味抜群のスライダー。疲れの出ない序盤戦で戦う相手は、有力校と言えどもかなり苦戦しそうだ。3年連続の夏になる木更津総合は、過去2年と比較して全く違うチーム構成。今年は打力で勝負。同じ千葉から出場の中央学院は秋の関東大会を制した実績を持つ。エース大谷が復活できれば、初出場ながらかなり面白い戦いとなりそう。愛工大名電は、力が落ちるといわれた今年のチームで復活。倉野監督がどうしても成し遂げられない”夏1勝”に挑む。大垣日大は、ベテラン阪口監督が命運を託すエース修行が2年連続で聖地のマウンドに立つ。昨年初戦敗退のリベンジを目論んでいる。福岡は今年初めての2校を送り込むが、両方の代表が甲子園初見参。折尾愛真は強打で相手を粉砕、沖学園は攻守のバランスの良さがチームの特徴で、まずは初勝利を狙う。

北海道勢では、北照は投打に安定しており、強豪とも十分に渡り合える力を持つ。旭川大は接戦得意。80年に甲子園で旋風を巻き起こした再現を狙う。土浦日大山梨学院は連続出場。昨年の悔しさを晴らす夏になるか。強打で天理を葬り去った奈良大付の打線は注目の的。近大付は大阪大会分割の利を生かして、スイスイと予選を泳ぎ切り10年ぶりの夏。かつて甲子園を制した強豪の復活なるか。力を持つ日南学園の狙いは当然8強以上だろう。 

  

初出場校の狙いは1勝。しかし波に乗れば、思わぬ快進撃も。

その他のチームでも、楽しみなチームがそろう。波に乗って勝ち上がった地方大会の戦いぶりを見せれば、どのチームもが上位に勝ち上がる力は十分に持っている。羽黒は久しぶりの夏。いろいろな意味で話題をさらった前回から、ガラッと変わったチームカラー。佐久長聖は北信越地区の中では戦力の充実度で1・2を争う好チーム。中越はノーヒットノーランが一転サヨナラ負けの悔しかった一昨年以来の甲子園。あの時の忘れ物を取りに行く。高岡商はかなりの力を持ったチーム。プロ注目のエース山田の剛球は楽しみだ。愛産大三河は久々の出場。親子鷹で挑む夏。三重の白山は、話題のシンデレラチーム。どのような風を甲子園に吹かせるか。鳥取城北益田東の山陰勢は、いずれも初戦突破が目標。特に鳥取は半世紀以上にわたり甲子園2勝を成し遂げていないが、今年はチャンス到来か。丸亀城西は、長きにわたるライバルの高松商が復活して選抜快進撃、三本松も昨年8強入りといういい流れに乗って勝ち進みたい。下関国際は全くの無印だった昨夏初出場を遂げてから3季連続。さあいよいよ初勝利を挙げる時が到来している。その戦力は十分にそろう。佐賀商は森田監督の采配が楽しみ。あの香田監督の同期だけに、現在隣県にいる香田監督から「甲子園の勝ち方」を伝授されているかも。藤蔭も2回目の夏。硬軟自在の勝ち上がり方に、期待が高まる。東海大熊本星翔も同じく2度目の夏。今回は東海大付属が1校だけの出場で、まさかの兄弟対決はない。その分、タテジマの最後の砦として、全国の期待を集めている。


さあ、100回目の夏が始まります。

いつもの夏とは違う、
それでいていつもの夏と同じ熱い戦いの始まりです。

昨年まで、3年連続で関東の代表が優勝旗を持ち帰りました。
過去7年をさかのぼると、
関東の代表が5回、そして大阪桐蔭が2回の全国制覇を成し遂げています。

要するに、
大阪桐蔭なのか?それとも関東のどこかが勝ち上がるのか?
そういう図式になっていますが、
過去のことはもう終わったこと。

今年は全く違う図式の大会になる可能性も、
大いにあります。

今年は『大阪桐蔭1強』は間違いないでしょうが、
他の55校が「打倒大阪桐蔭」に向かてどれだけ戦力を充実させているのか、
そしてその包囲網をかいくぐり大阪桐蔭が涼しい顔をして2度目の春夏連覇を成し遂げるのか。

過去2度の春夏連覇を成し遂げたチームはありません。
名実ともに『大阪桐蔭』という名前が高校野球史に空前絶後のチームとして輝くのか?それとも。。。。。。

このような大きな焦点がある大会は、
必然的に盛り上がる大会となります。


『江川をどこが倒すのか?』 で盛り上がった昭和48年。
『池田の3連覇がなるのか?』で盛り上がった昭和58年。
『最強軍団・PL学園が、KK最後の夏を制するのか?』で盛り上がった昭和60年。
『スーパースター・松坂の春夏連覇は?』で盛り上がった平成10年、
『駒大苫小牧が戦後初の3連覇を達成するか?』で盛り上がった平成18年。

いずれの大会も、
大会が終わってみたら『サイコーの大会だった』と人々が口にする、
素晴らしい大会となりました。

今年はそれらの年に匹敵するような、
素晴らしい夏の大会になる予感がします。

どのチームも、
全力で甲子園の夏を楽しんでいってください。

ギャラリーはキミたちの戦いを、
熱くスタンドから、そしてテレビで、ラジオで、
しっかり目に焼き付けておきます。


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2 コメント

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桐蔭無双を打ち破れ。 (hanahana)
2018-08-01 15:44:54
最近、ますます大阪桐蔭1強に拍車がかかってきた様子ですね。


KKのPLの1強度も際立っていましたが、その後に続く対抗馬もハッキリとココとココ!(ナニナニ高校とナントカ商業!)
という風に明確だったと思います。
(大阪桐蔭よりPLのほうが勿論上だとオジサンは断言します)

また、そのとおりベスト8,4あたりで対決しワクワクさせられました。


残念ながらとも言いましょうか、今大会に限らず最近は対抗馬にあたる学校がぼんやりとして
ココらへんと、まァこのあたりがくるんじゃないか?と・・・。(ナンタラ大ホニャララナニナニとか)
関東の強豪校をいくつか、いつもの近畿の強豪校、北陸の有力校、東北の○○育英あたりが予想に挙がるという状況が続いています。

特に最近の北関東勢の攻勢は目を見張るものがありますね。
(この「最近は・・・」というフレーズを多用しだすことにオヤジ感を感じます笑)

3番手グループに明徳あたり・・・(毎回必ず挙がります)
(個人的にはファンなので応援していますが、客観的に判断したら、たいしたことないですよ。明徳わ。笑
格上には判で押したように絶対負けるイメージに加え、勝てるだろうと思われる学校にもアッサリ負けたり。)
松井の敬遠の時は、大勢の方がそうであったように大嫌いになりました。(その前からも嫌いでした)
が、衝撃のサヨナラ負けを喫した横浜戦を境に今は大好きですよ。明徳義塾。 校歌も大好き。笑笑


(ズレましたね。笑)
なんとかこの状況を打破する学校が出てきてほしいものです。



がんばれ高嶋監督。
大阪桐蔭に勝っても負けても、なんか勇退しそうに思うのは私だけでしょうか・・・。



またもや暑苦しい文面なったこと、お詫び申し上げます。


あっ!暑苦しいといえば、暑さで問題になっている「夏」の甲子園大会。(すいません・・・苦笑)

ドーム球場で代替?秋に移行?
かんべんしてください。

個人的には現状のまま継続してほしい。
もちろん十分暑さ対策しながらです。


選手には過酷な環境ですが、絶対「夏」にやりたいだろうし、選抜より「夏」を最大の目標としているハズ。
「アツくてたまんねーから秋にしようぜ」なんて微塵もおもってないでしょう。

応援団、生徒、観客の方のほうがむしろ心配です。

水分補給はしっかりとるようにして、体調にはくれぐれも気をつけてほしいですね。




PS
履正社は野球のときだけ特例で「南大阪」にしてくれんかな。
(あと今後も今大会南北で分けられている地域はそのまま継続でいいんではないでしょうかね)
返信する
どうなるのか? (まめちち)
2018-08-02 05:30:17
hanahana様、コメントありがとうございます。
さて、今年の大会、どうなるでしょうか。
朝日、ニッカン、報知、スポニチなどをチェックしましたが、大阪桐蔭のダントツの力に疑いはなかったですね。一方追って行く学校については、報知の評価がワタシと似ていたかな。明石商と埼玉勢の評価が高かったです。
今日いよいよ組み合わせ抽選会です。
組み合わせを見ての展望はまた後日に。
返信する

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