センバツ組み合わせ決定！ 注目の好カード続々

2021年、2年ぶりのセンバツ高校野球大会。
組み合わせ抽選会が昨日行われました。

コロナ感染対策として、
リモートで開催された抽選会。
今年はその抽選会そのものが、
数週間前倒しされて行われました。

開幕は3月19日ですから、
各チームともに4週間近くの相手チームを分析する時間が与えられます。
そのあたり、
微妙に従来の大会とは違い影響を及ぼしそうで、
今までとは若干毛色の違った大会になる予感もします。

そして今年は「フリー抽選」だったことで、
思いもよらぬ対決が初戦から実現し、
全国のお茶の間の前では、
どよめきが起こったのではないかと思いますね。

さて抽選結果です。（サンスポより）




最大の注目カードは、
なんといっても優勝候補同士の対決にして昨秋の近畿大会決勝の再現、
智弁学園vs大阪桐蔭　でしょう。

優勝の行方に大きな影響を及ぼしそうなカードです。
智弁の強力打線が、
大阪桐蔭の投手陣をどれだけ打ち込めるかが焦点ですね。

同じブロックでは、
大会屈指の右腕である市和歌山の小園が、
あの鍛治舎監督の県岐阜商と激突します。
鍛治舎監督、この大会屈指の右腕に対してどんな秘策を練ってぶつかってくるか、
大きな注目が集まります。

大会初日は好カードが連発。
開幕試合の北海vs神戸国際大付は両チームともに投手を含めた守備に自信を持つ好チーム。
第2試合も優勝候補同士の仙台育英と明徳義塾がぶつかります。
東北勢初の優勝を狙う仙台育英が、
試合巧者の明徳義塾をどういなすことができるのか。
あるいは力で圧倒するか。

2日目は「タテジマ対決」も実現。
ワタシの記憶では、
83年夏の東海大一vs東海大二が印象に残っていますが、
果たして今回はどうなるのか。

この両校、秋の関東大会で激突。
東海大甲府が優勝候補といわれた東海大相模に対して、
粘りに粘ってうっちゃり勝ち。
大きく甲子園を引き寄せた一戦となりました。

東海大甲府の村中監督は、
いわずと知れた東海大相模の前監督。
さてさて、聖地での戦いはどうなることでしょうか。

３日目には、
九州大会決勝の再現である、
大崎vs福岡大大濠の対戦が組まれました。

今大会最大の注目校でもある大崎。
小さな島の小さな学校がたたき上げてここまで来ての初出場。
一方の福岡大大濠は戦力的には九州Ｎｏ1を誇る強豪校。
秋は大崎の勢いが大濠を飲み込みましたが、
春も同じように行くかは？　わかりません。

同じ3日目には、
具志川商と八戸西という、
南北の21世紀枠対決もあります。

常総学院vs敦賀気比という、
90年代からの高校野球の名門対決もあり、
最後まで好カードが目白押しですね。

組み合わせが決まると、
ぐっと選抜も近づいてきたという感じがしますね。
選抜は来年からも、
このぐらいの時期に抽選を行ったほうがいいかもしれません。

高校サッカー、高校ラグビーやバスケのウィンターカップなどを見るまでもなく、
早いうちでの抽選のほうがなんだか、
大会に向けての気持ちが盛り上がってくるような気がしますね。

夏の大会は直前の抽選となりますが、
予選は各地区ともにかなり前の抽選となり、
「あーでもない、こーでもない」
って楽しめますもんね。

一方フリー抽選も、
やっぱりこれでいいように思います。

遠くの学校と対戦したほうが甲子園らしいという意見にも一理ありますが、
むか～し夏のフリー抽選の時、
前年全国制覇の桜美林と、
その年優勝候補の一角だった早実という東西の東京対決が初戦からあって、
その対決えらく東京で盛り上がっていたというのを思い出しました。

近くにあるほどそのライバル心も強いといわれるのは、
古今東西、どんなことでもありがちですから、
そんな対決を「聖地・甲子園」で見るのもまた楽しいものです。

実際今大会でも、
智弁と大阪桐蔭、大崎と福大大濠の対決は、
最も興味をそそられたりしますからね。

ということで、
組み合わせのドキドキ、
十分に楽しみました。

まあでも、
夏の大会はいつものように、
主将が壇上に上がってくじを引いていくという風にやってもらいたい希望はありますがね。

2年ぶりの甲子園のトーナメント戦、
目いっぱい盛り上がるといいなあ。。。。。。
そんな風に思っています。